ANK-Doc ID: ANK-2026-11-06-002 バージョン: v1.0.0 発行日: 2026-11-06 著者: 竹之內凜(竹之内 凜/Takenouchi Rin・グローバル編集長、auto AI 構造化) 分類: 台湾・日本の退職金制度と資本市場の接点(日台対照;中央社・鉅亨網の報道とPR TIMES発表) 続編の元記事: 本記事は本サイト既発表の ANK-2026-07-03-004「台湾と日本の退職金と『市場との接点』の対照」(2026-07-02 発表)の続編である。前回の記事は二点を確認した。日本の「3分投資診断」利用者6,000人調査で、退職金を運用に回す40代・50代は約15%だったこと。台湾の労働基金は制度側がまとめて運用し、2026年1〜5月累計の収益率が27.7%だったこと。今回は2026年9月から11月の新しい報道をもとに、前回なかった三点を加える。台湾制度側の収益の推移(2026年7月の単月損失を含む)、台湾の個人側・雇用主側の接点の変化(自主拠出、TISA、雇用主拠出率をめぐる論争)、そして日本の制度側(GPIF)も政策に引っ張られていることである。 対象記事: 23本。いずれも2026-09-01から2026-11-05の報道または発表で、各記事に報道日を付す(一覧は§出典)。 選定方法: 毎日の続編選定ツール(ANKRUN-20261106213705)が続編のテーマを指定した。執筆時には「労働基金・労退自主拠出・TISA・NISA・iDeCo・GPIF・退職金」などの語で、本サイトのデータベース全体から中央社・鉅亨網・PR TIMESの直近90日分と既存のANK記事を検索した。透明性の注記:今回の検索の一部(PR TIMESの複数語検索、ソース種別を指定しない検索)は実行に失敗しており、未検索として扱う。このため日本側の個人調査の素材は少ない(§口径を参照)。Wikidata Q は付さない(今回レジストリ照合を行っていないため)。
TL;DR
台湾労働部労働基金運用局は2026-11-02に、労働基金全体の規模が2026年9月末時点で9兆2109億台湾元、収益額が2兆4405億台湾元、収益率が30.73%、9月単月の収益が1178億台湾元だったと公表した(cna#3701983)。[F-001] 推移は一直線ではない。2026年7月単月には全体で2463.6億台湾元、新制労退基金で1797.9億台湾元の損失を出し、いずれも過去3番目の規模の反落だった(cna#2393166)。[F-003] 同じ時期、個人の入口は広がっている。純旧制労働者の自主拠出は2026年8月末時点で3万7000人を超え(cna#3226956)[F-007]、労退全体の自主拠出者は2026年7月時点で158.3万人超、自主拠出率は20.13%である(cna#2774580)。[F-008] 第3の柱では、行政院が2026-10-22にTISA第2段階の税優遇の検討を指示した(cnyes#3512093)。[F-013] それに先立つ2026-09-24、投信投顧公会は東京で日本資産運用業協会(IMAJ、中央社の表記)と覚書を結び、TISAの提言は日本のNISAの経験を参考にしたものだと述べている(cna#3102170)。[F-012] 日本側でも制度資金は引っ張られている。GPIFの資産配分の見直しは、2026年9月から10月にかけて政策と市場の焦点となった(cnyes#3211882、cnyes#2608933)。[F-015][F-016] 本記事が新たに引く数字はいずれも報道または発表元の記載で、既存ANK記事から引いた数字はその記事を出典とする。本記事の数字はすべて、本サイトは照合していない(§口径を参照)。
誤読防止の注記(1点)
労働基金の「収益率30.73%」は基金全体の2026年9月末時点までの累計収益率であり、個々の労働者の口座の利回りではない。鉅亨網が同日に報じた「労働者1人あたり平均13.01万台湾元の分配」は、有効口座1310万口で平均した換算値である。労働基金運用局自身がすべての労働者が平均額を受け取れるわけではないと注意を促している(cnyes#3702073)。[F-002] その他の口径は§口径を参照。
本文
構造図(竹之内 凜):退職金が市場に入る三つの経路
前回の「日台対照」をもう一段分解すると、退職金が市場に接する経路は三つある。制度側(公的基金がまとめて運用)、雇用主側(雇用主拠出・企業年金)、個人側(自主拠出・非課税口座・ETF)である。前回の対照は、日本の個人側の調査を台湾の制度側の成績の横に置いたものだった。今回の新しい素材からは、台湾が2026年後半に雇用主側と個人側の入口を同時に広げ、日本の制度側(GPIF)が政策と為替・債券市場に引っ張られている様子が見える。以下、七つの層ごとに実施した作業の種類を示す。
第1層|ADD_EVIDENCE:台湾の制度側、2026年7〜9月の収益の推移
- 2026年9月末時点:労働基金全体の規模は9兆2109億台湾元、収益額は2兆4405億台湾元、収益率は30.73%。9月単月の収益は1178億台湾元で、うち新制労退基金が807億台湾元(cna#3701983、2026-11-02)。[F-001]
- 基金ごとの差:同じ報道によると、新制労退基金は規模6兆622億台湾元・収益率30.43%、旧制労退基金は1兆2117億台湾元・44.16%、労工保険基金は1兆6812億台湾元・27.14%、就業保険基金は1902億台湾元・2.73%、労工職災保険基金は387億台湾元・1.51%(cna#3701983)。[F-001]
- 2026年7月:労働基金全体で単月2463.6億台湾元、新制労退基金で単月1797.9億台湾元の損失。いずれも過去3番目の規模の反落で、7月末時点の累計収益率は25.03%(cna#2393166、2026-09-01)。[F-003]
- 2026年8月:単月の収益は3667億台湾元で、過去の単月で5番目の高水準。8月末時点の累計収益率は29.45%(cna#3131775、2026-10-01)。[F-004] 劉麗茹副局長は、2025年通年の収益額が1兆1177億台湾元で、2026年の8月末までの収益額はすでにこれを上回ったと述べた。過去の単月上位5位はすべて2026年の月である(cna#3138950、2026-10-01)。[F-005]
- 外部委託の拡大:労働基金運用局は2026-10-21、新制労退基金の2026年度国内投資を対象とする絶対リターン型の運用委託を公告した。5社を選定し、1社100億台湾元、総額500億台湾元、委託期間は5年(cna#3491088)。[F-006]
第2層|REVISE:前回の「1〜5月27.7%」は時点の値であり、到達点ではない
前回(ANK-2026-07-03-004)が引用した収益率27.7%は、2026年5月末時点の累計値である。上の4本の報道によると、この累計値は2026年7月の単月損失で7月末時点の25.03%に下がり(cna#2393166)、9月末時点で30.73%に戻った(cna#3701983)。[F-003][F-001] 台湾の制度側の成績を引用するときは、「何月末時点か」を必ず併記する必要がある。
長期平均にも時点を付ける。同シリーズの既発表記事 ANK-2026-07-01-001 は、労働基金全体の直近10年の平均収益率を12.24%(2026-07-01公表時点)と記録している。鉅亨網の2026-11-02報道では、同じ指標が12.20%、直近5年の平均が15.58%である(cnyes#3702073)。[F-002] 両者は公表時点が異なる数字であり、本記事は並べて示すにとどめ、差は算出しない。
第3層|ADD_EVIDENCE:台湾の個人側、「自分で決め、制度が運用する」混合型の接点
- 純旧制労働者の自主拠出:労働部が2026年7月に労退施行細則を改正した後、2026年8月末時点で3万7000人超の純旧制労働者が自主拠出を始めた。対象を約11.5万人とすると3人に1人の割合で、多くは6%を拠出している(労働部労働福祉退休司の黄維琛司長、cna#3226956、2026-10-06)。[F-007]
- 旧制の退職金を個人口座へ移す動き:2026年9月末時点で、200の事業所と666人の純旧制労働者が合意のうえ、計約21億台湾元の退職金を精算・移管した。「旧制から新制へ移った」労働者は2026年8月末時点で7666人、精算額は約56億4900万台湾元余りで、新制の個人口座に移された(cna#3226956)。[F-007]
- 自主拠出全体:2026年7月時点で、労退の拠出者総数は786.6万人、うち自主拠出者は158.3万人超、自主拠出率は20.13%。50歳以上の自主拠出率は32.38%で、年齢層別で最も高い(労工保険局、cna#2774580、2026-09-16)。[F-008] 同じ報道によると、2026年7月時点の自主拠出者数は2025年度(民国114年度)と比べて22万1888人増加し、増加率は16.29%。2025年(民国114年)通年の増加率は13.99%だった。[F-008]
構造上の注意点がある。労工保険局によると、自主拠出分の累積運用益には2年定期預金の利率を下回らない保証が付いている(cna#2774580)。[F-008] つまり台湾の労働者が「自分で決めて上乗せする」お金も、運用は制度側の新制労退基金がまとめて行う。これは、前回の日本の調査が尋ねた「退職金を自分で運用に回すか」とは種類の違う決定である(竹之内 凜が両国の制度設計から導いた編集上の推論であり、いずれの原文の記述でもない)。
第4層|CHALLENGE:雇用主側の6%はなお争点
前回は台湾を「制度側がまとめて運用する」と描いた。しかし2026年10月、雇用主側の拠出率が公開の論争になった。
- 労退新制の開始から21年、雇用主は毎月賃金の6%以上を拠出する。全国金融業工会聯合総会の鍾馥吉理事長は、立法委員がすでに17本の改正案を出していると述べた。台湾工人闘陣総工会の姚光祖秘書長は、雇用主の平均拠出率は6.04%にすぎないと述べた(cna#3345141、2026-10-13)。[F-009] 6.04%は労組側の主張で、報道は統計の出所を載せていない。
- 2026-10-19、労働団体(団体側の推計で約2000人)が総統府前で、雇用主の強制拠出率を15%に引き上げるよう求めた。労働部は慎重に評価し随時見直すと答え、金管会と連携して、一定割合以上の従業員の拠出率を引き上げた上場・店頭企業をESG評価の加点要件にするとした(cna#3456209)。[F-010]
- 個別の例:米マイクロン台中の労組は会社と労使協定を結び、雇用主の労退拠出率は10%に上がった(鉅亨網、2026-10-23報道、cnyes#3526682)。[F-011] 一社の協定であり、業界一般の水準を示すものではない。
この層が問い直すのは前回の単純化である。台湾の制度側が「まとめて運用する」のは、入ってきたお金をどう投資するかの部分だけだ。どれだけ入ってくるかは雇用主の拠出率で決まり、その値は21年間変わっておらず、いま労働側から見直しを迫られている(編集上の推論、F-009・F-010による)。
第5層|CONNECT:台湾の第3の柱TISAは、日本のNISAに倣うと明言されている
- 投信投顧公会は2026-09-24に東京で日本資産運用業協会(IMAJ、中央社の表記)と覚書を結んだ。尤昭文理事長は、公会が日本のNISAの成功経験を参考に、長年TISAの実施を政府に提言してきたと述べた。報道時点(2026-09-29)でTISAにはまだ税優遇がないとも述べている(cna#3102170)。[F-012]
- 卓栄泰行政院長は2026-10-22の閣議で、金管会と財政部にTISA第2段階の税優遇の検討を指示した。内容は、1人あたり年最大2.4万台湾元を総合所得から控除できること、60歳到達・保有30年以上・特定の事由に該当する場合は引き出しが非課税になることである。報道によると、金管会は2025年7月に第1段階を始め、口座数は27万を超えた。税支出の評価報告と「証券投資信託及顧問法」の改正がまだ必要である(cnyes#3512093)。[F-013]
- 一つのプラットフォームの例:「鉅亨買基金」の自社統計では、2026-10-27時点で50〜59歳が同社のTISA保有者の29.2%、投資元本の34.8%を占める。2026年1〜9月の1人あたり月平均購入額は、60歳以上で約2.9万台湾元、29歳以下で約8600台湾元(cnyes#3659777)。[F-014] 同社顧客に限った数字で、TISA口座全体を表すものではない。
これが本記事で最も直接的な日台のつながりである。前回、日本のNISAは「個人側の接点」の代表だった。今回、台湾の業界団体は同じ型を台湾に持ち込むと明言し、行政院も税制上の誘因の検討を始めた(CONNECT、F-012・F-013による)。
第6層|CHALLENGE+CONTEXTUALIZE:日本にも制度側があり、引っ張られている
前回は日本の個人調査を台湾の制度基金と対照した。しかし日本にも巨大な公的年金基金があり、2026年後半にはその資産配分が政策と市場の焦点になった。
- 鉅亨網2026-10-05報道:規模約2兆ドルのGPIFは、9月の経営委員会で資産配分を議論しなかったと伝えられた(関係者の話、GPIFはコメントせず)。その前の8月には異例の時期に会合を開き、ポートフォリオの見直しを議題に入れていた。これは高市早苗首相がGPIFなどの年金基金に国内投資の拡大を呼びかけた後のことである。GPIFは2020年4月から国内債券・外国債券・国内株式・外国株式の配分目標をそれぞれ25%としており、それ以前は国内債券35%、外国債券15%だった(cnyes#3211882)。[F-015]
- 鉅亨網2026-09-09報道:上野賢一郎厚生労働大臣は2026-09-08、GPIFが資産配分の見直しの要否をなお検討中だと述べた(cnyes#2608933)。[F-016]
- 鉅亨網2026-10-20報道は日本証券業協会の統計を引く。2026年度上期(4〜9月)に主要な国内投資家は日本国債を18.755兆円買い越し、2009年度以来の同期最高となった。うち公的年金を代表する信託銀行が半分近くを占めた(cnyes#3475996)。[F-017]
日本の個人側の入口は、民間金融機関のオンラインシステムである。中央社2026-10-22の東京電によると、PHPの重大な脆弱性を受けて日本各地のサイトが緊急メンテナンスに入るなか、三菱UFJ銀行は臨時メンテナンスのため、投資信託口座の開設、NISAの申し込み、iDeCoの申込フォームを一時停止したと発表した。ただし脆弱性との関係は明言していない(cna#3509350)。[F-018] 停止時間や影響人数は原文にないため、本記事は推測しない。
第7層|CONTEXTUALIZE:若年層の接点、アジアの同じ課題、市場リスク
- 日本の大学生:株式会社ペンマークが学習管理SNSの公式LINE利用学生を対象に行った調査(2026-08-06〜08-17、有効回答239人)では、企業のお金に関する制度で魅力を感じるものは「家賃補助・社宅」79.1%、「インフレ手当・物価手当」36.0%、「退職金・企業型DC」31.0%だった(prtimes#3744498、2026-11-05)。[F-019] 239人の標本調査であり、大学生全体ではない。
- アジアの同じ課題:タイ内閣は2026-11-03、社会保障法の改正草案を承認し、加入上限年齢を60歳から65歳に引き上げる。報道はタイ開発研究所の2026年7月の研究を引き、社会保障基金の積立金は2038年前後に縮小し始め、2050〜2058年の間に枯渇する見通しだと伝えた(cna#3734549、2026-11-04)。[F-020]
- 制度側の長期負担:全国教師工会総聯合会の葉青芪理事長は2026-10-15、労工保険の潜在債務は14兆台湾元を超え、軍人・公務員・教職員の退職基金の未積立の数理債務は約2.9兆台湾元だと述べた(cna#3381231)。[F-021] 労組側の発言で、報道に公式資料は付いていない。
- 個人側の市場リスク:2026-11-04の台湾株は42948.91ポイントで引け、外国人投資家の売り越しは1498.99億台湾元と過去5番目の規模だった。売り越し上位10銘柄の多くはETFだった(cna#3734230)。[F-022] 同日、群益証券のプレスリリースは集保結算所と証券取引所の最新統計を引き、台湾株ETFの受益者総数は1925万人、運用規模は8.2兆台湾元に達したと伝えた(cnyes#3729889)。[F-023] 受益者数が名寄せ後の数かどうかは、原文に説明がない。
編集上の総合(竹之内 凜)
F-001〜F-023を一枚の図に戻すと、こうなる。台湾は2026年後半、制度側の基金で7月の反落を吸収し(F-003)、1〜9月累計30.73%まで戻した(F-001)。同時に個人側の入口を「自主拠出」(F-007・F-008)から、日本のNISAを参考にしたTISA(F-012・F-013)へ広げている。日本は逆に、個人側はなお民間の基盤に頼り(F-018)、制度側のGPIFは政策から国内への配分拡大を求められている(F-015・F-016・F-017)。前回は両国の「方向がちょうど対照的」だと述べた。今回見えるのは、両国とも三つの経路で同時に動いており、出発点が違うだけだということである。以上は引用した事実に基づく構造的な総合であり、いずれの原文の結論でもない。日台の優劣を判断するものでもない。
§口径(出典の限界をここに一括して記す)
- 公式の裏付け:official_count_verified=0、official_count_raw=0、official_attribution_unverified_count=0。労働部、労働基金運用局、労工保険局、金管会、行政院、GPIF、厚生労働省、日本証券業協会などの数字と発言は、いずれも中央社または鉅亨網の報道を経たもので、本サイトは公式原資料と照合していない。リスクの注意喚起としてのみ扱い、公式のお墨付きとしては扱わない。
- 発表元の記載:prtimes#3744498は調査を発表した企業の記載、cnyes#3659777は「鉅亨買基金」の自社顧客統計、cnyes#3729889は群益証券のプレスリリースが引く集保・証券取引所の統計、cnyes#3526682は報道が伝える企業の労使協定の内容である。いずれも第三者の監査を受けていない。
- 発言者の立場:雇用主の平均拠出率6.04%(労組側)、労工保険の潜在債務14兆台湾元超(全国教師工会総聯合会)、GPIFの9月会合で配分を議論しなかった(関係者)は、いずれも報道が引いた発言者の主張で、元の統計は付いていない。
- 時間の基準:労働基金の収益率はすべて「2026年の当該月末時点までの累計」である。単月の数字には月を、長期平均には公表時点を示した。「増加」などの比較語には、同じ文の中で比較の基準を示した。
- 口径が違うものは比べない:台湾の労働基金は制度側全体の成績、自主拠出・TISA・ETF受益者は個人側の参加指標、日本のGPIFと国債の買い越しは機関投資家の資金の流れ、日本の大学生239人調査は標本による意向調査である。母集団も性質も違うため、本記事は並べて示すにとどめ、割り算も順位付けも日台の優劣比較もしない。
- 検索範囲:今回のPR TIMES複数語検索と、ソース種別を指定しない検索は実行に失敗しており、未検索として扱う(「該当なし」とは書かない)。このため日本側の個人調査の素材は1本(prtimes#3744498)のみである。
F-Units
F-001: 労働基金全体、2026年9月末時点で規模9兆2109億台湾元・収益額2兆4405億台湾元・収益率30.73%、9月単月の収益は1178億台湾元
労働部労働基金運用局の2026-11-02公表(cna#3701983):新制労退基金の単月収益は807億台湾元。基金ごとでは、新制労退6兆622億台湾元(30.43%)、旧制労退1兆2117億台湾元(44.16%)、労工保険1兆6812億台湾元(27.14%)、就業保険1902億台湾元(2.73%)、労工職災保険387億台湾元(1.51%)、未払賃金立替269億台湾元(17.33%)。受託分は国民年金保険基金9144億台湾元(29.57%)、農民退職基金325億台湾元(40.72%)。
- source: CNA #3701983
- source_url: https://www.cna.com.tw/news/ahel/202611020036.aspx
- confidence: medium
- basis: news_aggregation
- period: 2026年9月末時点までの累計;9月単月
- caveat: 中央社が報じた労働基金運用局の公表値で、本サイトは公式原資料と照合していない(§口径)
- layer: ADD_EVIDENCE
F-002: 新制労退基金の2026年9月末時点までの累計収益は1兆7044.2億台湾元、有効口座1310万口で平均約13.01万台湾元。ただし運用局はすべての労働者が平均額を受け取れるわけではないと注意
鉅亨網2026-11-02報道(cnyes#3702073):収益の分配は年1回で、実際の額は口座ごとの元本、拠出期間、資金の投入時期によって異なる。労働基金全体の直近10年平均収益率は12.20%、直近5年は15.58%。国民年金保険基金はそれぞれ12.32%、15.39%。
- source: CNYES #3702073
- source_url: https://news.cnyes.com/news/id/6643688
- confidence: medium
- basis: news_aggregation
- period: 2026年9月末時点まで;長期平均は2026-11-02報道時点
- caveat: 13.01万台湾元は平均換算で個人の実受取額ではない。10年平均12.20%とANK-2026-07-01-001の12.24%は公表時点が異なり、差は算出しない
- layer: REVISE
F-003: 2026年7月、労働基金全体で単月2463.6億台湾元、新制労退基金で1797.9億台湾元の損失、いずれも過去3番目の規模の反落
中央社2026-09-01報道(cna#2393166):2026年7月末時点の規模は9兆827億台湾元、収益額は1兆9560億台湾元、累計収益率は25.03%。
- source: CNA #2393166
- source_url: https://www.cna.com.tw/news/ahel/202609010040.aspx
- confidence: medium
- basis: news_aggregation
- period: 2026年7月単月;2026年7月末時点までの累計
- caveat: 中央社の報道で、本サイトは照合していない(§口径)
- layer: ADD_EVIDENCE+REVISE
F-004: 2026年8月の単月収益は3667億台湾元で過去の単月で5番目の高水準、8月末時点の累計収益率は29.45%
中央社2026-10-01報道(cna#3131775):8月末時点の規模は9兆1092億台湾元、収益額は2兆3227億台湾元。新制労退基金の8月単月の収益は2755億台湾元。
- source: CNA #3131775
- source_url: https://www.cna.com.tw/news/ahel/202610010057.aspx
- confidence: medium
- basis: news_aggregation
- period: 2026年8月単月;2026年8月末時点までの累計
- caveat: 中央社の報道で、本サイトは照合していない(§口径)
- layer: ADD_EVIDENCE
F-005: 運用局副局長、2025年通年の収益額1兆1177億台湾元を2026年は8月末までに上回ったと発言、過去の単月上位5位はすべて2026年
中央社2026-10-01報道(cna#3138950):上位5位は2026年4月1兆1047億、5月5860億、2月4184億、1月3946億、8月3667億(いずれも台湾元)。
- source: CNA #3138950
- source_url: https://www.cna.com.tw/news/ahel/202610010245.aspx
- confidence: medium
- basis: news_aggregation
- period: 2025年通年;2026年1〜8月
- caveat: 当局者の発言を中央社が報じたもので、本サイトは照合していない
- layer: ADD_EVIDENCE
F-006: 運用局は2026-10-21、新制労退基金の国内投資の絶対リターン型運用委託を公告、5社・1社100億台湾元・総額500億台湾元・期間5年
中央社2026-10-21報道(cna#3491088):目標年利回りは、証券取引所が公表する直近5年の年末の集中市場平均配当利回りに500ベーシスポイントを加えた水準。
- source: CNA #3491088
- source_url: https://www.cna.com.tw/news/ahel/202610210161.aspx
- confidence: medium
- basis: news_aggregation
- period: 2026年度(民国115年度)の委託案;公告日は2026-10-21
- caveat: 公告段階で選定は未完了。中央社の報道で、本サイトは照合していない
- layer: ADD_EVIDENCE
F-007: 純旧制労働者の自主拠出は2026年8月末時点で3万7000人超、約11.5万人を母数とすると3人に1人、多くは6%を拠出
労働部労働福祉退休司の黄維琛司長、2026-10-06の説明(cna#3226956):2026年9月末時点で200事業所と666人が合意のうえ約21億台湾元を精算・移管。旧制から新制へ移った労働者は2026年8月末時点で7666人、約56億4900万台湾元余りを精算。2026年8月末までに2223の事業所が専用口座を解約し、準備金の残余約41億6200万台湾元余りを受け取った。
- source: CNA #3226956
- source_url: https://www.cna.com.tw/news/ahel/202610060195.aspx
- confidence: medium
- basis: news_aggregation
- period: 2026年8月末時点(自主拠出・旧制から新制・受け取り);2026年9月末時点(精算・移管)
- caveat: 「3人に1人」は約11.5万人を母数とした当局者の推計。中央社の報道で、本サイトは照合していない
- layer: ADD_EVIDENCE
F-008: 2026年7月時点、労退の自主拠出者は158.3万人超・自主拠出率20.13%、50歳以上の自主拠出率は32.38%
労工保険局の2026-09-16発表を中央社が報道(cna#2774580):拠出者総数は786.6万人。2026年7月時点の自主拠出者数は2025年度(民国114年度)と比べて22万1888人増加、増加率16.29%。2025年(民国114年)通年の増加率は13.99%。自主拠出分の累積運用益には2年定期預金の利率を下回らない保証がある。
- source: CNA #2774580
- source_url: https://www.cna.com.tw/news/ahel/202609160149.aspx
- confidence: medium
- basis: news_aggregation
- period: 2026年7月時点;比較の基準は2025年度(民国114年度)
- caveat: 民国年から西暦への換算は表記の変換。中央社の報道で、本サイトは照合していない
- layer: ADD_EVIDENCE
F-009: 労退新制の開始から21年、雇用主拠出率の6%以上という基準は変わらず。労組側は雇用主の平均拠出率は6.04%にすぎず、立法委員の改正案は17本と主張
中央社2026-10-13報道(cna#3345141):労働団体が行政院と立法院に改正案の提出を求め、労働部は前向きに慎重に評価すると回答した。
- source: CNA #3345141
- source_url: https://www.cna.com.tw/news/ahel/202610130131.aspx
- confidence: medium
- basis: news_aggregation
- period: 2026-10-13報道時点
- caveat: 6.04%と17本は労組側の主張で、報道は統計の出所を載せていない
- layer: CHALLENGE
F-010: 労働部は2026-10-19、雇用主拠出率の引き上げ要求に対し随時見直すと回答、ESG評価の加点で上場・店頭企業の拠出率引き上げを促す方針
中央社2026-10-19報道(cna#3456209):労働団体は雇用主の強制拠出率を15%に引き上げるよう要求(参加者は団体側の推計で約2000人)。労働部は金管会と連携し、一定割合以上の従業員の拠出率を引き上げた上場・店頭企業をESG評価の加点要件とする。
- source: CNA #3456209
- source_url: https://www.cna.com.tw/news/ahel/202610190156.aspx
- confidence: medium
- basis: news_aggregation
- period: 2026-10-19
- caveat: 約2000人は団体側の推計。「一定割合」の具体的な基準は原文にない
- layer: CHALLENGE
F-011: 米マイクロン台中の労組と会社が労使協定、雇用主の労退拠出率は10%に
鉅亨網2026-10-23報道(cnyes#3526682):経済部は2026-10-22夜、双方の合意を歓迎すると表明した。
- source: CNYES #3526682
- source_url: https://news.cnyes.com/news/id/6636455
- confidence: medium
- basis: news_aggregation
- period: 2026-10-22に協定を公表
- caveat: 一社の協定で、業界一般の水準ではない。報道の記載で、本サイトは照合していない
- layer: CHALLENGE
F-012: 投信投顧公会は2026-09-24に東京で日本資産運用業協会(IMAJ)と覚書を締結、日本のNISAの経験を参考に長年TISAを提言してきたと表明
中央社2026-09-29報道(cna#3102170):尤昭文理事長は報道時点でTISAに税優遇はまだないと述べた。日本資産運用業協会の菱田賀夫理事長は、日本が金融・資産運用特区を4か所設けていると述べた。
- source: CNA #3102170
- source_url: https://www.cna.com.tw/news/afe/202609290272.aspx
- confidence: medium
- basis: news_aggregation
- period: 覚書締結は2026-09-24、報道は2026-09-29
- caveat: 業界団体の政策提言としての発言で、政府の立場ではない
- layer: CONNECT
F-013: 行政院は2026-10-22、TISA第2段階の税優遇の検討を指示、1人年最大2.4万台湾元を総合所得から控除、60歳到達または保有30年以上なら引き出しは非課税
鉅亨網2026-10-22報道(cnyes#3512093):金管会は2025年7月に第1段階を開始し、口座数は27万を超えた。税支出の評価報告と「証券投資信託及顧問法」の改正がまだ必要。
- source: CNYES #3512093
- source_url: https://news.cnyes.com/news/id/6635775
- confidence: medium
- basis: news_aggregation
- period: 2026-10-22の閣議;口座数は報道時点
- caveat: 検討中の案で法改正待ち。27万は報道の記載で、本サイトは照合していない
- layer: CONNECT
F-014: 「鉅亨買基金」の自社統計、2026-10-27時点で50〜59歳が同社TISA保有者の29.2%、投資元本の34.8%
鉅亨網2026-10-30報道(cnyes#3659777):50歳以上の合計は保有者の41.3%、投資元本の55.9%。2026年1〜9月の1人あたり月平均購入額は60歳以上で約2.9万台湾元、29歳以下で約8600台湾元。39歳以下は保有者の32.1%。
- source: CNYES #3659777
- source_url: https://news.cnyes.com/news/id/6642053
- confidence: medium
- basis: news_aggregation
- period: 保有構成は2026-10-27時点;購入額は2026年1〜9月
- caveat: 一つのプラットフォームの自社顧客統計で、TISA口座全体ではない。プラットフォーム側の発表
- layer: CONNECT
F-015: GPIF(約2兆ドル)は9月の経営委員会で資産配分を議論しなかったと鉅亨網が報道、2020年4月以降4資産の配分目標は各25%
鉅亨網2026-10-05報道(cnyes#3211882):関係者の話で、GPIFはコメントしていない。その前の8月に会合を開き、ポートフォリオの見直しを議題に入れていた。これは高市早苗首相が年金基金に国内投資の拡大を呼びかけた後のこと。2020年4月より前の配分は国内債券35%、外国債券15%だった。
- source: CNYES #3211882
- source_url: https://news.cnyes.com/news/id/6621973
- confidence: medium
- basis: news_aggregation
- period: 2026年9月の経営委員会;配分目標は2020年4月以降
- caveat: 関係者の話で、GPIFはコメントしていない。外電を鉅亨網が報じたもので、本サイトは照合していない
- layer: CHALLENGE+CONTEXTUALIZE
F-016: 上野賢一郎厚生労働大臣は2026-09-08、GPIFが資産配分の見直しの要否をなお検討中だと発言
鉅亨網2026-09-09報道(cnyes#2608933):同じ報道は、日本の投資家が保有する海外資産は5兆ドル近く、米国債の保有は約1.1兆ドルだとしている。
- source: CNYES #2608933
- source_url: https://news.cnyes.com/news/id/6601524
- confidence: medium
- basis: news_aggregation
- period: 2026-09-08の発言
- caveat: 当局者の発言を外電と鉅亨網が報じたもので、本サイトは照合していない
- layer: CONTEXTUALIZE
F-017: 日本証券業協会の統計、2026年度上期(4〜9月)に主要な国内投資家は日本国債を18.755兆円買い越し、2009年度以来の同期最高
鉅亨網2026-10-20報道(cnyes#3475996):公的年金を代表する信託銀行が半分近く、商業銀行が約3分の1を占めた。ストラテジストの鶴田啓介氏は、信託銀行の買いは株高と円安を受けた「株から債券へ」のリバランスが主因だと分析した。
- source: CNYES #3475996
- source_url: https://news.cnyes.com/news/id/6634145
- confidence: medium
- basis: news_aggregation
- period: 2026年度上期(2026年4〜9月)
- caveat: 「公的年金を代表する」は報道による説明。ストラテジストの見方は確定的な結論ではない
- layer: CONTEXTUALIZE
F-018: 三菱UFJ銀行は2026-10-22、臨時メンテナンスで投資信託口座の開設・NISAの申し込み・iDeCoの申込フォームを一時停止、PHPの脆弱性との関係は明言せず
中央社2026-10-22東京電(cna#3509350):同日、日本の政府・金融機関・企業のサイトがPHPの重大な脆弱性を受けて相次いで緊急メンテナンスに入った。
- source: CNA #3509350
- source_url: https://www.cna.com.tw/news/ait/202610220169.aspx
- confidence: medium
- basis: news_aggregation
- period: 2026-10-22午前8時の発表
- caveat: 銀行は脆弱性との関係を明らかにしていない。停止時間と影響人数は原文にない
- layer: CONTEXTUALIZE
F-019: 株式会社ペンマークの大学生239人調査、企業のお金に関する制度で「退職金・企業型DC」に魅力を感じる人は31.0%
PR TIMES 2026-11-05発表(prtimes#3744498):調査期間は2026-08-06〜08-17、対象は同社公式LINEの利用学生。「家賃補助・社宅」79.1%、「インフレ手当・物価手当」36.0%、「奨学金返還支援」28.0%。
- source: PRTIMES #3744498
- source_url: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000128.000047449.html
- confidence: medium
- basis: official_statement
- period: 調査は2026-08-06〜08-17、発表は2026-11-05
- caveat: 239人の標本調査で、対象は同サービスの利用学生に限られ大学生全体ではない。発表企業の記載
- layer: CONTEXTUALIZE
F-020: タイ内閣は2026-11-03に社会保障法の改正草案を承認、加入上限年齢を60歳から65歳へ
中央社2026-11-04ハノイ電(cna#3734549):タイ開発研究所の2026年7月の研究を引き、社会保障基金の積立金は2038年前後に縮小し始め、2050〜2058年の間に枯渇する見通しと伝えた。世界銀行などのデータを引き、2025年のタイの65歳以上人口は総人口の約16%としている。
- source: CNA #3734549
- source_url: https://www.cna.com.tw/news/aopl/202611040325.aspx
- confidence: medium
- basis: news_aggregation
- period: 内閣承認は2026-11-03、研究は2026年7月
- caveat: 草案は下院の審議が必要。研究の見通しは確定的な結論ではない
- layer: CONTEXTUALIZE
F-021: 全国教師工会総聯合会、労工保険の潜在債務は14兆台湾元超、軍人・公務員・教職員の退職基金の未積立の数理債務は約2.9兆台湾元と主張
中央社2026-10-15報道(cna#3381231):同会は税収の上振れ分を退職基金の補填に充てるよう求めた。
- source: CNA #3381231
- source_url: https://www.cna.com.tw/news/ahel/202610150057.aspx
- confidence: medium
- basis: news_aggregation
- period: 2026-10-15の発表時点
- caveat: 労組側の発言で、報道に数理資料は付いていない。本サイトは照合していない
- layer: CONTEXTUALIZE
F-022: 2026-11-04、外国人投資家の売り越しは1498.99億台湾元で過去5番目の規模、売り越し上位10銘柄の多くがETF
中央社2026-11-04報道(cna#3734230):台湾株は42948.91ポイントで引け、358.63ポイント下げた。売り越し上位には「主動統一升級50」「元大台湾50」などが入った。
- source: CNA #3734230
- source_url: https://www.cna.com.tw/news/afe/202611040278.aspx
- confidence: medium
- basis: news_aggregation
- period: 2026-11-04の1営業日
- caveat: 1日分の売買動向で、トレンドは推論しない。中央社が引いた証券取引所の資料で、本サイトは照合していない
- layer: CONTEXTUALIZE
F-023: 群益証券の2026-11-04のプレスリリースが集保結算所・証券取引所の最新統計を引用、台湾株ETFの受益者総数は1925万人・運用規模は8.2兆台湾元
鉅亨網2026-11-04掲載(cnyes#3729889)。
- source: CNYES #3729889
- source_url: https://news.cnyes.com/news/id/6646069
- confidence: medium
- basis: news_aggregation
- period: 2026-11-04の発表が記す「最新統計」の時点
- caveat: 証券会社のプレスリリースによる引用。受益者数が名寄せ後の数かどうかは原文に説明がない
- layer: CONTEXTUALIZE
J-Units
J-001: 本記事が上記23本から引いた数字は報道または発表元の記載、既存ANK記事から引いた数字はその記事を出典とし、本記事全体で公式の裏付けはゼロ。台湾の制度側の成績、個人側の参加指標、日本の機関投資家の資金の流れ、標本による意向調査は口径が異なるため、並べて示すにとどめ、比較も順位付けもしない
- confidence: high
- basis: news_aggregation
J-002: 「台湾の自主拠出は、個人が決めて制度が運用する」「両国とも三つの経路で同時に動いている」は、竹之内 凜がF-001〜F-023をもとに行った構造的な総合であり、いずれの原文の結論でもなく、日台の優劣の判断でもない
- confidence: medium
- basis: news_aggregation
P-Units
P-001: TISA第2段階の税優遇が法改正を経て成立するか、いつ施行されるか(cnyes#3512093の検討状況を追う、open)
P-002: GPIFが基本ポートフォリオの見直しを正式に始めるか、国内債券の配分を引き上げるか(cnyes#3211882、cnyes#2608933を追う、open)
P-003: 労退新制の雇用主拠出率の改正案が立法院の審議に入るか(cna#3345141が伝える17本の改正案を追う、open)
FAQ
Q: 台湾の労働基金の2026年の最新の成績は?
労働基金運用局の2026-11-02公表によると、労働基金全体の規模は2026年9月末時点で9兆2109億台湾元、収益額は2兆4405億台湾元、収益率は30.73%、9月単月の収益は1178億台湾元(cna#3701983)。これは基金全体の累計収益率で、個人口座の利回りではない。2026年7月には単月で2463.6億台湾元の損失も出している(cna#2393166)。
Q: 新制労退の「1人平均13.01万台湾元の分配」は本当か?
鉅亨網の2026-11-02報道は、新制労退基金の累計収益1兆7044.2億台湾元を有効口座1310万口で割って約13.01万台湾元とした。しかし労働基金運用局は、分配は年1回で個人の元本や拠出期間によって異なり、すべての労働者が平均額を受け取れるわけではないと注意している(cnyes#3702073)。
Q: 純旧制労働者の自主拠出が解禁されて、何人が参加したか?
労働部の2026-10-06の説明では、2026年8月末時点で3万7000人超の純旧制労働者が自主拠出を始めた。約11.5万人を母数とすると3人に1人で、多くは6%を拠出している。2026年9月末時点ではさらに、200の事業所と666人の労働者が合意のうえ約21億台湾元を精算・移管した(cna#3226956)。
Q: 台湾のTISAと日本のNISAの関係は?
投信投顧公会は2026-09-24に日本資産運用業協会(IMAJ)と覚書を結び、尤昭文理事長は日本のNISAの成功経験を参考に長年TISAを提言してきたと述べた(cna#3102170)。行政院は2026-10-22にTISA第2段階の税優遇の検討を指示し、1人年最大2.4万台湾元を総合所得から控除できる案となっている(cnyes#3512093)。法改正はまだである。
Q: 日本の公的年金基金GPIFは2026年にどう動いたか?
鉅亨網の報道によると、厚生労働大臣は2026-09-08にGPIFが資産配分の見直しをなお検討中だと述べた(cnyes#2608933)。関係者はGPIFの9月の経営委員会では配分を議論しなかったと話した(cnyes#3211882)。日本証券業協会の統計では、2026年度上期に主要な国内投資家が日本国債を18.755兆円買い越し、公的年金を代表する信託銀行が半分近くを占めた(cnyes#3475996)。いずれも報道の記載で、本サイトは照合していない。
本サイト内の引用(既発表記事への接続)
- 続編の元記事 → ANK-2026-07-03-004「台湾と日本の退職金と『市場との接点』の対照」(2026-07-02発表):第2層で同記事が引いた「2026年1〜5月の収益率27.7%」を新しい時点で更新し、第6層で同記事が扱わなかった日本の制度側(GPIF)を補った。
- CONNECT → ANK-2026-07-18-006「台湾の純旧制労働者の自主拠出が2026年7月17日に開始」(2026-07-20発表):同記事は制度の開始と対象約11.5万人を記録した。本記事の第3層は、開始後2026年8月末までの参加人数を補った(cna#3226956)。
- CONNECT → ANK-2026-08-02-005「台湾の労退自主拠出、2026年8月1日から雇用主の手続き拒否に延滞金」(2026-08-02発表):同記事は雇用主が手続きを拒んだ場合の罰則を記録した。本記事の第4層は、雇用主拠出率そのものをめぐる論争を補った(cna#3345141、cna#3456209)。
- REVISE → ANK-2026-07-01-001「AI相場の下の台湾『全国民の退職帳簿』」(2026-07-02発表):同記事は2026年1〜5月の成績と直近10年平均収益率12.24%を記録した。本記事は2026-11-02報道時点の12.20%を並べて示し(cnyes#3702073)、差は算出しない。
- CONTEXTUALIZE → ANK-2026-07-03-007「台湾と日本の個人投資家の『温度差』」(2026-07-02発表)と、その続編 ANK-2026-07-16-005(2026-07-20発表):両記事は日本のNISA口座の規模と台湾の全国民的な市場参加を記録した。本記事の第5層は、台湾がNISAを参照するTISA政策の進捗を補った。
出典
- CNA#3701983|中央社(中国語記事、日本語訳題)「労働基金、9月に1178億元の収益 1〜9月累計は2.4兆元」(2026-11-02)https://www.cna.com.tw/news/ahel/202611020036.aspx
- CNYES#3702073|鉅亨網(中国語記事、日本語訳題)「労働基金の成績:1〜9月の収益率30%、新制労退の分配は過去最高、1310万口で平均13万元」(2026-11-02)https://news.cnyes.com/news/id/6643688
- CNA#2393166|中央社(中国語記事、日本語訳題)「労働基金、7月に2463億元の損失 1〜7月累計の収益はなお1.9兆元」(2026-09-01)https://www.cna.com.tw/news/ahel/202609010040.aspx
- CNA#3131775|中央社(中国語記事、日本語訳題)「労働基金、単月で3667億元の収益 1〜8月累計は2.3兆元」(2026-10-01)https://www.cna.com.tw/news/ahel/202610010057.aspx
- CNA#3138950|中央社(中国語記事、日本語訳題)「労働基金1〜8月の収益2.3兆元 単月収益の上位5位を今年の5か月が占める」(2026-10-01)https://www.cna.com.tw/news/ahel/202610010245.aspx
- CNA#3491088|中央社(中国語記事、日本語訳題)「労働基金運用局、500億元の絶対リターン型運用委託 5社を選定へ」(2026-10-21)https://www.cna.com.tw/news/ahel/202610210161.aspx
- CNA#3226956|中央社(中国語記事、日本語訳題)「労働部:旧制労退の自主拠出は3万7千人超、8月末で3人に1人」(2026-10-06)https://www.cna.com.tw/news/ahel/202610060195.aspx
- CNA#2774580|中央社(中国語記事、日本語訳題)「労退の自主拠出者が初めて2割超え 50歳以上は32%」(2026-09-16)https://www.cna.com.tw/news/ahel/202609160149.aspx
- CNA#3345141|中央社(中国語記事、日本語訳題)「労働団体、労退の雇用主拠出率引き上げを要求 行政院と立法院に早期の法改正を求める」(2026-10-13)https://www.cna.com.tw/news/ahel/202610130131.aspx
- CNA#3456209|中央社(中国語記事、日本語訳題)「労働団体が雇用主拠出率の引き上げを要求、労働部『随時見直す』」(2026-10-19)https://www.cna.com.tw/news/ahel/202610190156.aspx
- CNYES#3526682|鉅亨網(中国語記事、日本語訳題)「マイクロン台中の労組交渉が妥結、8割超の人員の賃金が約2.7倍に 経済部は桃園工場にも期待」(2026-10-23)https://news.cnyes.com/news/id/6636455
- CNA#3102170|中央社(中国語記事、日本語訳題)「投信投顧公会、日本資産運用業協会と覚書 交流を強化」(2026-09-29)https://www.cna.com.tw/news/afe/202609290272.aspx
- CNYES#3512093|鉅亨網(中国語記事、日本語訳題)「行政院、TISA税優遇2.0を決定 口座拠出は2.4万元まで控除、60歳到達または保有30年で非課税」(2026-10-22)https://news.cnyes.com/news/id/6635775
- CNYES#3659777|鉅亨網(中国語記事、日本語訳題)「若者は退職資金を貯めない?TISAのデータ 鉅亨買基金:3割超が40歳未満、50代が最も積極的」(2026-10-30)https://news.cnyes.com/news/id/6642053
- CNYES#3211882|鉅亨網(中国語記事、日本語訳題)「日本国債は買い増しのシグナルを待つ?2兆ドルの年金基金の動向に注目」(2026-10-05)https://news.cnyes.com/news/id/6621973
- CNYES#2608933|鉅亨網(中国語記事、日本語訳題)「ベッセント氏の円支持の真意は米国債の安定?専門家:真のブラックスワンは日本国債の利回り」(2026-09-09)https://news.cnyes.com/news/id/6601524
- CNYES#3475996|鉅亨網(中国語記事、日本語訳題)「高利回りが買いを呼ぶ 日本の20年国債入札、需要は過去最高」(2026-10-20)https://news.cnyes.com/news/id/6634145
- CNA#3509350|中央社(中国語記事、日本語訳題)「PHPに重大な脆弱性 日本の政府・銀行・企業のサイトが大規模に停止」(2026-10-22)https://www.cna.com.tw/news/ait/202610220169.aspx
- PRTIMES#3744498|PR TIMES 株式会社ペンマーク発表「【大学生のお金と就活調査 Vol.4】初任給25万円の「手取り」、正しく見積もれた大学生は38.9%。46.0%は実際より低く見積もる」(2026-11-05)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000128.000047449.html
- CNA#3734549|中央社(中国語記事、日本語訳題)「タイ、30年前の社会保障法を改正 加入を65歳まで延長し超高齢社会に対応」(2026-11-04)https://www.cna.com.tw/news/aopl/202611040325.aspx
- CNA#3381231|中央社(中国語記事、日本語訳題)「政府が1万元の一律給付へ 全国教師工会総聯合会、退職基金の持続性の直視を求める」(2026-10-15)https://www.cna.com.tw/news/ahel/202610150057.aspx
- CNA#3734230|中央社(中国語記事、日本語訳題)「外国人の売り越し1498億元、過去5番目 ETFの調整が中心」(2026-11-04)https://www.cna.com.tw/news/afe/202611040278.aspx
- CNYES#3729889|鉅亨網(中国語記事、日本語訳題)「高配当株投資は持久戦 群益が新サービスで『複利の循環』へ」(2026-11-04)https://news.cnyes.com/news/id/6646069
捏造防止の声明:本記事が上記23本の報道から引いた数字は、すべて原文で一字一句確認できる。ほかに一部の数字(27.7%、12.24%、6,000人、約15%)は本サイトの既存ANK記事から引いたもので、その記事を出典とし、上記23本の範囲には含まれない。原文にない数字は作らず、比率や差も算出せず、異なる出典の数字を一つの比較文にまとめてもいない。民国年から西暦への換算は表記の変換である。Wikidata Q は付さない。