新闻正文
株式会社NECT(本社:東京都、以下「当社」)は、社員のキャリア自律を支援する福利厚生「業務外資格支援制度」において、2023年の制度開始からの累計利用者が100名(104名)を突破したことをお知らせいたします。
終身雇用の見直しやジョブ型雇用の浸透を背景に、急速なAI・DXの進展とともに「個人の市場価値」が問われる昨今、20代・30代を中心に「自分のキャリアは自分で切り拓く」というキャリア自律の機運がかつてないほど高まっています。一方で、自己投資における最大のハードルとなっているのが「時間対効果(タイパ)」と「費用対効果(コスト)」のバランスです。
当社では、業務に直結する分野に限らず、社員の自発的な挑戦を後押しするために「受験料全額負担(上限なし)」、「テキスト無料貸し出し」という手厚い支援体制を構築してまいりました。本リリースでは、制度開始から現在までの利用実績データとともに、実際に制度を活用して合格を果たした社員の学習メソッドや、取得後のキャリア観の変化について追跡したリアルなインタビューを公開いたします。
- 社会的背景:20代・30代が直面する「学びたいが、失敗したくない」心理
近年、人的資本経営の注目に伴い「リスキリング(学び直し)」という言葉が定着しました。しかし、若手ビジネスパーソンが自発的にリスキリングへ踏み出す際、二つの大きな壁が存在します。
「コスト(費用対効果)」
専門資格の受験料は1回あたり数千円~数万円。さらに参考書や問題集を揃えれば、初期投資だけでまとまった出費となります。「不合格になったら数万円が水の泡になる」というリスクが、学びの初動にブレーキをかけています。
「タイパ(時間対効果)」
限られたプライベートの時間の中で、最短かつ効率的に成果を出したいという強いニーズ。貴重な休日の自由時間を何十時間も削って机に向かう学習法は、継続の難易度が高すぎます。「最短の時間で、最大のアウトプットを得られる効率的な勉強法」でなければ、現代の若者層には選ばれません。
若手社員が求めるのは、単なる会社からの指示による義務的な研修ではなく、「自分の市場価値を高め、日々の業務効率や生活を豊かにするための納得感ある学習」です。当社はこのインサイトに着目し、学びのスタートラインにある「金銭的ハードル」を企業が完全に取り除くことで、自律的な学習意欲を最大化する仕組みを整えました。
- 株式会社NECTの「業務外資格支援制度」は
当社では、「学ぶ意欲のある社員が、経済的リスクを理由に挑戦を諦めてはならない」という思想のもと、業務に直結する範囲にとどまらない「業務外」の資格取得を包括的にサポートする体制を敷いています。 その最大の特徴は、「業務外」の自主的な学びを幅広く認めている点と、「上限なしの全額補助」にあります。
■ 制度の核となる2大特典
自己負担のリスクをゼロにすることで、「まずは挑戦してみる」という心理的ハードルを劇的に下げています。
受験料全額負担(上限なし)
1度の受験費用に対する補助額の上限なし。複数資格へのステップアップ時にも会社が費用をサポートしています。
学習用テキストの無料貸出
初動でつまずきがちな「参考書選び・購入費用」のつまずきをなくし、即座にインプットに入れる環境を提供しています。
■ 「キャリアを創る会社」として設計された対象資格(一部抜粋)
社員がそれぞれのライフステージやキャリアプランに合わせて柔軟に選択できるよう、多角的なラインナップを網羅しています。
□ビジネス・金融系
日商簿記検定(1~3級)、ファイナンシャル・プランナー(FP 1~3級)、秘書検定(1級~3級CBT)、キャリアコンサルタント(国家資格・学科試験)、メンタルヘルス・マネジメント検定(セルフケア/ラインケア)、宅地建物取引士、第二種衛生管理者
□IT・DX推進系
ITパスポート、基本情報技術者、MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト エキスパート)、Excel VBAスタンダード
□グローバル・語学系
TOEIC(スコア制限なし・規定スコア達成で手当支給)、日本語能力試験(JLPT N1/N2)、韓国語能力試験(TOPIK)、中国語検定(HSK)
□医療・事務系
医療事務技能審査試験(医科/歯科) など・・・
- 利用データ公開:月平均2.5名が挑戦、中途社員が75%を占める理由
2023年の運用開始以来、累計利用者数は104名に到達しました。月平均約2.5名の社員が継続して新たな資格取得に挑戦しています。
■ 利用者内訳:新卒25%/中途75%
特筆すべきは、中途入社者が全体の4分の3(75%)を占めている点です。
中途入社者は「前職までの経験に加え、新しい領域の専門性を身につけて社内プレゼンスを発揮したい」「異業界・異職種からの転職にあたり、基礎知識を短期間で体系化したい」という問題意識を強く持っています。
また、社内で特に人気の高い資格としては以下の分野が挙げられます。
日常業務の「即戦力タイパ」を高める:MOS(Excelエキスパート)、Excel VBAスタンダード
ビジネス教養と私生活のマネープランを両立する:日商簿記、ファイナンシャル・プランナー(FP)
チームビルディングやマネジメントに直結する:メンタルヘルス・マネジメント検定、キャリアコンサルタント
IT基礎リテラシーの共通言語化:ITパスポート、生成AIパスポート など・・・
- 合格者リアルボイス:合格者が語る「挫折しないタイパ学習術」
社内アンケートおよびインタビューから見えてきたのは、「机で長時間勉強する」のではなく、「動画・アプリ・スキマ時間を掛け合わせたスマートな学習スタイル」が主流だったということです。
Q1. なぜ、その資格取得を目指しましたか?(動機)
合格者の動機は、単なる肩書き集めではなく「実務の課題解決」と「自身の将来設計」に直結しています。
「人材開発部としてメンバーを支える中で、メンタルヘルスの体系的な知識があれば、一人ひとりの悩みに対する理解が深まり、言葉選びやサポートの質を向上させられると考えました」(人材開発部:スタッフフォロー担当)
「日々の業務効率化においてExcelの活用は必須。さらに一歩踏み込んだスキルを身につけて、データ集計や分析にかかる時間を劇的に削減したかったからです」(事務担当)
「家を購入しようと考えたとき、体系的なお金の知識が必要だと痛感しました。FP取得を最終目標に定め、まずはお金の流れを理解するために簿記から段階的にスタートしました」(営業担当)
Q2. 忙しい日常でどうやって時間を捻出したか?(学習メソッド)
合格者たちの工夫には、現代の若手が実践する「タイパ勉強法」のエッセンスが詰まっています。
「YouTube」の徹底活用:「通勤・退勤時はYouTubeの解説動画を常に流し、言葉が自然と耳に残る状態を作りました。最後の3週間で模試を集中的に解いて一気に仕上げました」
通勤時間・スマホアプリでのルーティン化:「まずは単語アプリで基礎用語を頭に刷り込み、その後に参考書を1周。移動中のタブレット学習なら重い本を持ち運ぶ必要もありません」
オン・オフの完全分離ルール:「仕事の日は『1日3問だけ解く』と決めてゲーム感覚で進め、休日は一切勉強しないメリハリをつけました。逆に、集中したいときは休日にカフェや図書館へ移動し、場所を変えて一気に進める派も多かったです」
ゴールからの逆算スケジュール:「受講を決めた段階で先に試験日を確定させ、そこから逆算して毎日の必要学習量を割り出しました」
Q3. 「会社の制度」があって何か変
わりましたか?
制度があること自体、一歩を踏み出す最大の触媒となっています。
「受験料が高額な資格だと『もし落ちたら…』と二の足を踏んでしまいますが、全額支援があることで余計なプレッシャーなく挑戦できました」
「TOEICなどは規定スコアを突破すると資格手当が支給されるため、学びがダイレクトに給与や評価に還元される仕組みが大きな原動力になります」
- 資格取得がもたらした業務と組織の変化
資格取得は、個人のスキルアップにとどまらず、現場の業務改善や組織風土の向上へと波及しています。
■ 現場で起きているシナジー
組織マネジメントの質的向上: メンタルヘルス・マネジメント検定やキャリアコンサルタントを学んだリーダー層が、1on1ミーティングにおいてメンバーの心理的変化をいちはやく察知。適切なケアとフォローを実施できる体制が強化されました。
「次の挑戦」を生むポジティブな連鎖: 「簿記3級に合格したから次はFP2級へ」「ITパスポートを取れたので基本情報技術者試験に挑む」といったように、一度成功体験を得た社員が自発的に次のステップへ進む好循環が生まれています。
ジョブ型雇用が浸透した今、社員が会社に求めるものは「定年までの安泰」ではなく、「どこでも通用する自分をつくるための支援環境」へと変化しています。しかし、どれほどキャリア自律を叫んだところで、個人に時間と費用の負担を丸投げしていては、意欲あるビジネスパーソンほど疲弊してしまいます。株式会社NECTは、「タイパを高めるスキマ時間学習の知見」と「コストを完全排除する支援制度」を両輪として提供し続けることで、日々の業務に追われる社員が「会社に行くだけ」の日常を脱し、自らの未来を切り拓く挑戦を全力で支援してまいります。
今後も、新卒・中途を問わず、意欲あるすべての社員が自らの市場価値を高め、誇りを持って働ける環境づくりを推進し、業務外資格支援制度の対象拡大やコミュニティ支援などを通じ、社員とともに進化し続ける企業を目指します。