新闻正文
情報漏えいIT対策などセキュリティに特化したサービスを提供する株式会社ブロードバンドセキュリティ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:森澤 正人、以下 BBSec)は、企業・組織におけるAIの安全かつ適切な活用を支援する「AIセキュリティコンサルティング」の提供を開始します。
生成AIの業務利用が急速に拡大する一方、企業がAIの利用実態や取り扱う情報を十分に把握・管理できていないケースもあり、AI特有のリスクへの対応や継続的な安全性の確保が課題となっています。本サービスでは、AIの利用状況とリスクの可視化を起点に、AIガバナンスの整備、セキュリティ評価・診断、改善対策、継続的な運用管理までを一貫して支援します。
BBSecは、これまで培ってきた情報セキュリティ監査・コンサルティング、脆弱性診断、監視・運用の知見と、AI監査に関する専門性を組み合わせ、AIを導入時だけでなく継続的に安全に活用できる環境の構築を支援します。また、 BBSecには、国際的なITガバナンス専門団体ISACAが認定するAI監査の専門資格「Advanced in AI Audit™(AAIA™)」の保有者が9名在籍しており(2026年11月4日時点)、AIガバナンス、リスク管理、監査の専門性を生かした支援体制を整えています。
【背景】
生成AIの普及により、企業におけるAIの活用は、文章作成や情報分析、プログラミング支援などの日常業務に加え、顧客対応、業務システム、意思決定支援など、さまざまな領域へと広がっています。
一方、AIの利用が現場主導で先行し、企業として「誰が、どのAIサービスを、何の目的で利用しているのか」「どのような情報がAIへ入力されているのか」「AIの出力をどのように確認し、業務へ利用しているのか」といった利用実態を、十分に把握・管理できていないケースもあります。
こうした利用実態の把握が不十分な状況では、機密情報の漏えいやAIの誤情報に基づく業務判断などのリスクを見逃すおそれがあります。また、プロンプトインジェクションによる不正操作、RAG(検索拡張生成)の参照情報の改ざん、AIエージェントへの過剰な権限付与、外部AIサービスを経由したサプライチェーンリスクなど、AI特有の脅威への対応も求められます。
さらに、管理部門が把握していないAI利用(シャドーAI)や、AIサービス・モデルの更新に伴う性能・挙動の変化もあり、導入時に安全性を確認するだけでは十分とはいえません。
AIの利用に伴うリスクへの対応は、従来の情報セキュリティ対策だけでは十分とはいえず、AIガバナンス、データ管理、利用者のリテラシー、外部サービスの管理、AIシステム自体の安全性など、多岐にわたる課題に対して組織横断的な取り組みが求められます。
こうしたリスクに対応するためには、AIの利用実態を可視化したうえで、利用ルールや責任体制・承認プロセスの整備、データやアクセス権限の適切な管理、AIの出力に対する人間による確認・監督など、技術面と管理面の双方から対策を講じることが重要です。さらに、AIの利用状況やログ、インシデントの継続的な監視、サービス・モデル変更時の再評価など、導入後もリスクを適切に管理する仕組みが求められます。
AI活用が本格化する中、企業に求められているのは、AIの利用を一律に制限することではなく、リスクを適切に把握・管理しながら、安全に活用できる環境を整えることです。
BBSecは、これらの課題に対応し、企業がAIの利便性を生かしながら安全に活用できる環境を構築するため、「AIセキュリティコンサルティング」を提供します。
【AIセキュリティコンサルティングの特長】
1.AI利用状況とリスクの可視化
企業内で利用されているAIサービスやAIシステムについて、利用目的、入力情報、利用部門、管理体制などを確認し、シャドーAIを含む利用実態を把握します。AI活用に伴うリスクや管理上の課題を明らかにし、優先的に取り組むべき対策を整理します。
2.AIガバナンスと技術的なセキュリティ対策の両面を支援
AI利用に関する方針・規程の整備やリスク管理、内部統制の評価に加え、AIシステム及び関連システムの脆弱性診断など、管理面と技術面の双方から支援します。
また、RAG(検索拡張生成)、AIエージェント、外部AIサービスなど、AIの利用形態に応じたリスクについても評価します。
3.AI監査に関する専門知識とセキュリティ分野での実績を活用
BBSecには、ISACAが実施するAI監査の専門資格AAIA™資格保有者が複数名在籍しています。
AIガバナンス、リスク管理、AIシステムの運用及び監査に関する専門知識と、BBSecがこれまで培ってきた情報セキュリティ監査・コンサルティング、脆弱性診断、監視・運用の知見を組み合わせ、多面的な評価と改善支援を行います。
4.国際規格への対応から継続的な運用管理まで支援
AIマネジメントシステムに関する国際規格「ISO/IEC 42001」に基づく体制構築や認証取得に向けた取り組みを支援します。
さらに、AIサービスやモデルの変更、利用環境の変化などを踏まえた継続的なリスク評価・運用管理を支援し、導入時だけでなく、AIを安全に使い続けるための仕組みづくりに対応します。
AIを「止める」のではなく、「安全に使える」仕組みへ
生成AIをはじめとするAIは、今後ますます企業活動の中へ組み込まれていくことが想定されます。そのため、AIを禁止・制限するだけではなく、リスクを把握し、適切な管理・統制のもとで活用できる環境を構築することが重要です。
【主なサービス内容】
BBSecは、今後も、AI監査・ガバナンスに関する専門性と、情報セキュリティ分野で培ってきた技術・知見を組み合わせ、AIの利用を制限するのではなく、適切な管理の下で安全に使い続けられる環境づくりを支援してまいります。
【BBSecについて】
BBSecは、2000年創業のトータルセキュリティ・サービスプロバイダーです。現状の可視化や診断から事故発生時の対応、24時間/365日体制での運用まで、フルラインアップのサービスを提供しています。高い技術力と豊富な経験、幅広い情報収集力を生かし、「サプライチェーンを狙った攻撃」「社会インフラを狙った攻撃」「AI時代のセキュリティ」を解決すべき社会課題ととらえ、より多くのお客様を悪意ある攻撃者から守ることで、「便利で安全なネットワーク社会を創造する」というビジョンを実現します。
※AAIA™(Advanced in AI Audit™)は、ISACA(Information Systems Audit and Control Association, Inc.)の商標です。