新闻正文
株式会社ナブアシスト(本社:群馬県前橋市、代表取締役:江口 大介、以下 ナブアシスト)は、
株式会社東洋陸送社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:別所 仁、以下 東洋陸送社)が、『Navisia運送販売クラウド』『ITP-WebService V3』『Navisia乗務員時計(デジタコ連携版)』『点呼+』を導入し、16拠点にわたる業務のデジタル化と運用統一を実現したことをお知らせします。
導入前の課題
東洋陸送社は、一般貨物自動車運送事業、自動車の回送運行事業などを展開する企業で、16拠点、 398名の従業員、173台の車両を保有しています。同社は以下の課題に直面していました。
配車・請求業務の分断と属人化
配車表・請求書・輸送伝票を、それぞれ手書きやExcelで作成していた
PCスキルの差により、特定の社員がいないと業務が進まない状態だった
多重入力による無駄な時間の発生と、データの正確性の欠如が課題だった
運行管理の遅延と安全対策の限界
タコチャートと日報集計に依存し、計算ミスや集計ミスが頻繁に発生していた
ドラレコ映像の確認にSDカードの回収が必須で、車両が帰庫するまで映像を確認できず、事故対応が遅れていた
各拠点の運行情報をリアルタイムに把握できず、迅速な安全運行指示が困難だった
労働時間管理の非効率
デジタコの運行実績データと日報から、手作業で労働時間を集計していた
拠点ごとに独自の集計ルールがあり、会社として統一できていなかった
集計ミス・計算ミスのリスクがあり、データの正確性に課題があった
点呼業務のアナログ化と品質のばらつき
全拠点で対面点呼を実施していたが、記録が完全にアナログで多くの手間を要していた
拠点間で点呼業務の品質がばらばらだった
本社で情報を収集するにも、アナログのため時間がかかっていた
導入後の成果
東洋陸送社は、配車・運行・労務・点呼の各領域を順次デジタル化し、データの一元化と運用統一を 進めました。
① Navisia運送販売クラウド導入(配車・請求管理)
「受注入力→配車→運行実績→請求/支払処理」を一本化したことで、集計データの精度が向上しました。使いこなせている拠点では、事務作業時間を約40%削減しています。複数拠点の配車データを 一元的に確認できるようになり、業務の属人化の解消にもつながりました。
② ITP-WebService V3導入(運行管理)
車両の位置情報をリアルタイムに把握し、安全指示をタイムリーに発令できるようになりました。ドラレコ映像もリアルタイムに取得でき、事故発生直後の状況把握と対応の迅速化を実現しました。これらの取り組みにより、事故率の継続低減を達成しています。映像は事故対応にとどまらず、KYT(危険予定トレーニング)教材の作成、ルート確認、居眠りや携帯電話使用の把握にも活用され、ドライバーの意識改善にもつながっています。
③ Navisia乗務員時計(デジタコ連携版)導入(労働時間管理)
デジタコの運行実績データを取り込み、労働時間を自動集計できるようになり、手作業での集計が不要となりました。その結果、約80%の工数削減を実現しています。これまで集計できていなかった項目も自動集計でき、拘束時間・休息時間を正確に記録することで、改善基準告示の遵守状況をリアルタイムに把握できるようになりました。拠点ごとの個別管理も統一され、全社的な法令遵守の取り組みが 可能になりました。
④ 点呼+導入(点呼業務)
点呼記録がデータ化され、アナログ作業からの脱却が進みました。全拠点で同じ仕組みを活用することで運用が統一され、点呼の質も平準化されました。点呼の記録・確認作業を点呼+が支援することで、ドライバーとの会話や連絡事項など、特に重要なやり取りに注力できるようになっています。今後は、自動点呼や遠隔点呼などの制度対応を見据えた運用へのステップアップを進めています。
定着を支えた運用推進
システム導入にあたっては、本社に専任の担当者を置き、使い方や運用方法を習熟したうえで、全社に展開しました。担当者が各営業所を訪問し、現場に合わせた実践的な指導を行ったほか、社内窓口として各営業所からの質問や疑問を集約し、操作方法や運用フローを説明することで、現場の混乱を防ぎました。乗務員時計では全営業所を同一タイミングで導入し、拠点間の情報交換を通じて円滑な立ち上げを実現しています。
今後の展望
東洋陸送社は、まず現場教育を強化して拠点間の活用状況のばらつきを解消し、最も活用できている 拠点で実現した、事務作業削減率40%を全拠点で達成することを目指しています。あわせて、一部で残るアナログ配車もシステム化し全配車データのデジタル化を進め、一本化によって蓄積された集計データをBIツールやAIツールで活用することで、定量的な経営の見える化や改善施策に繋げていく考えです。点呼業務についても、自動点呼や遠隔点呼といった次のフェーズに向けた準備を進めています。
東洋陸送社からは、「日々の運用の中で細かな要望や改善点も出ているため、引き続きフォローをお願いしたい」とのお言葉をいただいております。
ナブアシストは、今後もデータを起点とした運輸DXのパートナーとして、さらなる支援に努めてまいります。
各システムについて
点呼+
業務前・業務後の自動点呼にも対応し、全ての 点呼業務を一元管理できるシステムです。生体認証による厳格な本人確認やビデオ通話の「疑似対面機能」により、離れた拠点でも対面と同等の点呼品質を維持します。デスクトップ・モバイルの各デバイスを活用することで、効率的かつ確実な点呼業務の運用を実現し、運行管理者の業務負担を大幅に軽減します。
ITP-WebServiceV3 (富士通製デジタコ)
ネットワーク型車載機から送信されるデータを クラウドで一元管理し、24時間365日、どこからでも運行状況の把握が可能です。動態管理やメッセージ機能により、離れた拠点のドライバーへも即座に的確な指示を送れるほか、ドラレコ映像をリアルタイムに取得・確認できるため、遠隔地からの安全指導を強力にバックアップします。
Navisia乗務員時計
運送業に特化した労働時間管理クラウドサービスです。スマートフォンまたはデジタコと連携し、改善基準告示と時間外労働の上限規制に完全対応します。ドライバーの労働状況をリアルタイムに把握することで、長時間労働の抑制、法令遵守、そして何より乗務員の健康と安全を確保します。労働時間管理、運行記録管理、正確な待機時間の管理などを一元的に行うことができ、運行管理業務を大幅に効率化できます。
Navisia運送販売クラウド
運送業に特化した販売管理システムです。受注・配車から請求・収支管理までをクラウド上で一元化し、転記や二重入力といった業務のムダを排除します。直感的なドラッグ&ドロップ操作による配車計画に加え、デジタコの実績データをワンタッチで取り込むことで、正確な運行実績に基づいた請求・収支分析を迅速に行うことが可能です。
株式会社東洋陸送社 会社概要
会社名:株式会社東洋陸送社
所在地:神奈川県横浜市神奈川区神奈川2丁目14ー16
代表者:代表取締役社長 別所 仁
設立:1952年9月
事業内容:一般貨物自動車運送事業、自動車の回送運行事業、第二種利用運送事業、自動車運送取扱事業、書類及び小荷物の輸送事業、自動車整備事業、中古車自動車販売事業、車輌の運行管理請負及び保守・点検に関する事業、不動産賃貸業、損害保険及び自動車損害賠償保障法に基づく保険代理業、産業廃棄物の収集、運搬業務、前各号に附帯する一切の業務
URL:https://toyo-transportation.jp/
株式会社ナブアシスト 会社概要
会社名:株式会社ナブアシスト
所在地:群馬県前橋市元総社町521-8(本社)
群馬県高崎市菅谷町2225(システム技術センター)
代表者:代表取締役社長 江口 大介
設立:1975年12月
事業内容:システムインテグレーションサービス、インフラ関連サービス、LCMサービス、アウトソーシングサービス、ロボットアプリ開発、ICT関連機器(コンピュータ、通信機器、サプライ)販売
コーポレートサイト:https://www.nav-assist.co.jp/
運輸DXラボ:https://logi-dxlab.nav-assist.co.jp/