新闻正文
(右)2026年10月1日には関西大学千里山キャンパスでアプリの動作確認が学生たちにより行われた
株式会社MEETSHOP(本社:大阪市中央区、代表取締役:前田晴代、以下「MEETSHOP」)は、関西大学の登録学生団体「マス・コミュニケーション学研究部」(以下「マス研」)および同志社大学の登録学生団体「歩き狂いサークル brother brother brother」(以下「歩き狂い」)と共同で、開発中の脳科学アプリ「MY GO(マイ・ゴー)」の検証トライアルを2026年10月7日から開始します。
脳科学アプリ「MY GO」は、歩行中の気分や感覚を記録、可視化するアプリです。理化学研究所で開発された気分測定システム「KOKOROスケール」を応用、開発にはその発明者である神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科特命教授・片岡洋祐氏、および、株式会社Kokorotics(理研発スタートアップ企業)が全面協力しています。
関西大学と同志社大学の学生が主導する検証トライアルを通じて、MEETSHOPは「歩く×脳科学」による新しいヘルスケア体験の開発を進めます。
※脳科学アプリ「MY GO」のプロジェクトページはこちら→https://orthisone.com/f/mygo
企画の発案者の一人、関西大学社会学部3年生の湯田さん
■ はじまりは、関西大学3年生・湯田愛音さんの一言から
SNSを開けば、攻略法や近道が見つかる。生成AIに聞けば「正解らしい答え」がすぐに返ってくる。タイパやコスパを求めすぎる時代を、私たちはどう生き抜いていけばいいのか。そんな問いから脳科学アプリ「MY GO」の開発は始まりました。
「最近の大学生、めちゃ歩きますよ」
「なぜ歩くか?デジタルデトックスのために歩くんですよ」
「先週の日曜日も私は歩いてきましたし」
開発の最初期の段階の打ち合わせで関西大学3年生・湯田愛音さんがそう話しました。
この言葉から見えてきたのは、「歩くこと」を通じてデジタルから少し距離を置き、自分の時間を取り戻そうとする学生の姿でした。
大学生や高校生の若年層は「歩く」と「デジタルデトックス」を結びつけている。そのような潜在ニーズに気づいたことでアプリの開発は加速しました。
(右下)関西大学「マス研」を中心とした開発チーム
■ 関西大学の学生×同志社大学の学生。脳科学アプリの開発を通して若年層のヘルスケア課題解決に挑む
関西大学3年生・湯田さんが協力を求めたのは、同志社大学の登録団体である「歩き狂い」サークル。彼らはさまざまな企画を通して「歩く」機会を大学生に提供しています。
2023年に発足した同団体の会員数は279人。同志社大学だけでなく、立命館大学や京都大学の学生も参加しています。「歩く」ことへの関心の高さが同団体の急成長ぶりからも伺えます。
今回のプロジェクトでは、関西大学の「マス研」と同志社大学の「歩き狂い」が、大学の枠を越えて連携。学生自身の視点をアプリ開発に取り入れながら、学生主導で検証トライアルを進めます。
ヘルスケアのサービスを利用するだけでなく、自分たちの体験からつくる側へ。若年層のヘルスケア課題に、学生・研究者・企業がともに取り組みます。
2026年10月1日には関西大学千里山キャンパスでアプリの動作確認が行われた
■ 「MY GO」は歩くための脳科学アプリ
「MY GO」は、歩いているときの気分や感覚を記録し、自分の状態やその変化を振り返るためのアプリです。入力した情報をもとに、アプリ独自の指標「迷子力(まいごりょく)」などを数値化して表示します。
ベースとなる理化学研究所発の技術「KOKOROスケール」は、安心・不安、ワクワク・イライラといった主観的な気分の動きを、画面上の位置で表現して数値化する技術です。「MY GO」では、この技術を歩く体験に応用します。
技術面では、KOKOROスケールの開発に携わった片岡洋祐氏が全面協力。学生たちの体験と研究者の知見を組み合わせながら、開発を進めています。
歩く。デジタルデトックス。脳科学。それらを数理モデルで結びつける。大学生たちが主役となった新しい挑戦が始まりました。
(左)開発中のアプリの実際の画面
■ 検証トライアルの概要
開始日:2026年10月7日〜(※複数回を実施)
実施場所:関西大学 千里山キャンパス・同志社大学 今出川キャンパス
参加対象・予定人数:大学生・500名
検証内容:脳科学アプリ「MY GO」開発プロトタイプを用い、実際に大学構内や京都市内をアプリを使いながら歩いてみる
参加学生団体:関西大学「マス・コミュニケーション学研究部」、同志社大学「歩き狂いサ
ークル brother brother brother」
開発主体:株式会社MEETSHOP
共創パートナー:株式会社Kokorotics
※ 検証トライアル・次回イベントの開催予定
実施日:2026年11月5日木曜 15:00〜
実施場所:関西大学 千里山キャンパス
参加予定人数:50名
検証内容:関西大学の千里山キャンパスから梅田キャンパスまで約8.6kmを脳科学アプリを使いながら歩く
■ MEETSHOPが目指すのは、ヘルスケアの「きっかけ」づくり
MEETSHOPは、自社ヘルスケアブランド「オアディスワン(OR THIS ONE)」を通じて、一人ひとりに合ったヘルスケアの「きっかけ」を提供することをテーマに活動しています。
本プロジェクトで目指すのは、日常のなかに、自分の感覚に目を向ける小さな「余白」をつくることです。
学生たちの実感、研究者の知見、ヘルスケアブランドの経験。それぞれを掛け合わせ、「歩く」という身近な行為を、自分自身と向き合うヘルスケア体験へと育てていきます。
(リンク)ヘルスケアブランド「オアディスワン(OR THIS ONE)」のWebサイトはこちら→
https://orthisone.com
■ 登場人物とコメント。このプロジェクトを形づくる4人の想いをご紹介します。
関西大学3年生・湯田愛音さんのコメント
もともと、私は歩くことが好きでした。1人で歩くことも、友達と歩くことも、自分にとっては気持ちを整理する時間でもあり、デジタルデトックスの時間でもありました。だからこそ、「歩くこと」を軸にアプリをつくると聞いたとき、MY GOを形作っていくことは、とってもワクワクするものでした!
もともと声をかけていただいて、一緒に作っていこうっていう形で始まったのですが、大人と学生ってなると、大人が一方的に教えて、学生がそれを受ける、みたいなイメージがありました。でも、MEETSHOPさんはそうではなくて。学生が何気なく言った一言をめちゃくちゃ面白がってくれるんです。場合によっては、「そんなに面白いか!?」みたいなこともあります(笑)。逆に、私たち学生がアプリの開発段階を見られるということもなかなかないのですごい貴重なことをさせていただいているということを有難く感じてます。
MEETSHOPさんから関西大学にお話をいただいて、そこからマス・コミュニケーション学研究部に声をかけていただいて。そこから今度は私たちが同志社の歩き狂いサークルさんに声をかけて。
最初は、こんなふうに関大からマス研、そして同志社まで話が広がっていくとは思っていませんでした。
せっかくここまでいろんな人と一緒につくってきたので、これからももっといろんな人を巻き込んで、MY GOを使ってもらいたいです。
(湯田愛音さんについて)
関西大学社会学部3年生。「マス・コミュニケーション学研究部」部長。
同志社大学3年生・酒井遼太さんのコメント
マス研の湯田さんからから今回の件をDMで連絡いただいたとき「どこぞの会社が来たんや?」と思いました。正直言って、なんだか胡散臭いな、と感じたことを覚えています笑
私たち歩き狂いは実際にこれまでに何度か、企業さんや団体さんからお声掛けをいただいたことがありましたが、お受けすることはありませんでした。今回も「今までと同じだろう」と考えていました。
ところが、マス研さんやMEETSHOPさんとコミュニケーションをとっていくなかで「歩くことに付加価値をつける」という脳科学アプリ開発の事業ビジョンが、私たち歩き狂いの考えと完全に一致することがわかりました。前田さんはじめMEETSHOPの皆さんが歩き狂いの大義・野望を理解してくださったことが「一緒に取り組んでみよう」と決断したきっかけでした。マス研さん、MEETSHOPさんの誠意が私たちメンバーに伝わり、今に至ったと考えています。
私たちの活動である歩き狂いが目指すのは、他者と出会い、他者と会話することで新たな着想を得て、自己を掴む力を成長させることです。そこに、歩き狂いの面白さや本質があると思ってます。
その一連を理化学研究所の技術をつかって可視化し、自分だけの主観データを蓄積するのが、今回の「MY GO」です。「MY GO」を通して自己をより成長させ、新たな発想や出会いを加速させることができる。
そんな楽しい世の中なんて...あるのでしょうか。いや、私たちが作るしかないんです!
私たち歩き狂いのビジョンは「全人類、歩き狂い時代の創造」です。この大義・野望と「MY GO」の未来は交差すると考えています。その未来に向かって私たち「歩き狂い」は歩み続けます!
(酒井遼太さんについて)
同志社大学経済学部経済学科3年生。「歩き狂い」サークルの副代表。
関西大学・川人愛子氏のコメント
今回のお話をいただいたことをきっかけに、出版・広告・映像などを通じて世の中に発信する活動に取り組むマス・コミュニケーション学研究部の学生に、本事業を生み出す過程から携わり、事業に込められた思いや課題を深く理解したうえで発信することに挑戦してほしいと呼びかけました。手を挙げた3名の学生は、2026年4月から、アプリ開発から検証イベントの企画まで、学生ならではの視点を生かした提案を重ねながら取り組んでいます。
社会とつながりながら挑戦する学生のフィールドである本学梅田キャンパスを拠点に、株式会社MEETSHOP様の伴走のもと、学生が事業づくりから発信まで一貫して関わる今回の取り組みが、社会に新たな価値や文化を生み出すきっかけとなることを期待しています。また、今後もこうした学生の挑戦がさらに広がっていくことを願っています。
(川人愛子氏について)
関西大学事業推進グループ職員。社会とつながる関西大学の共創拠点・梅田キャンパス(KANDAI Me RISE)で、企業や自治体と学生との共創プロジェクトを企画・推進。学生が社会との関わりを通じて、新たな問いや挑戦を生み出す機会の創出に取り組んでいる。
関西大学梅田キャンパス
https://kandai-merise.jp/
神戸大学・片岡洋祐氏のコメント
「効率」や「確実さ」に囲まれた日常を少し離れ、あえて答えのない道で迷い、自分の足で歩いて感じてみる。一見、遠回りに思える迷いや壁の中にこそ、自分を未来へ突き動かす新たな出会いとエネルギーが眠っているはずです。 このプロジェクトでは、学生さんと一緒に、困難すらチャンスに変える「心のありよう」を数値化することに挑戦しました。脳科学に新しい視座を与えてくれた学生さん達に、心から感謝しています!
(片岡洋祐氏について)
脳科学アプリ「MY GO」のベースとなる技術・KOKOROスケール考案者。現・神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科特命教授。医学博士。2015年に「こころ」を科学する理研ベンチャー・(株)Kokoroticsを設立し、代表取締役(~2020年)。医学・生命科学研究に携わり、特に脳科学、神経科学、疲労科学が専門。
KOKOROスケールに関する理化学研究所のプレスリリースはこちら→
https://www.riken.jp/press/2012/20120301/
■ MEETSHOP代表取締役 前田晴代のコメント
私たちMEETSHOPは、創業以来、一貫してヘルスケア事業に取り組み、大手企業の新規事業にも数多く携わってきました。その中で常に感じてきたのが、若年層のヘルスケア課題に向き合う必要性です。ヘルスケアでは、30代以降や高齢者の健康に目が向きがちですが、10代・20代の悩みや日常にも、もっと目を向けるべきだと考えています。
今回、関西大学と同志社大学の学生が主体となり、「若年層のヘルスケア課題に、若年層自身が取り組む」という実践が始まります。学生たち自身の気づきや発想を、脳科学アプリの開発・検証に生かせることを、大変心強く感じています。
この取り組みを通じて、若者が自らの健康について考え、行動するきっかけをつくりたい。そして、学生たちの挑戦が広がり、日本のヘルスケアが若年層にも一層目を向ける転機となることを期待しています。
【参考】関西大学「マス・コミュニケーション学研究部」の概要
(1)公式HP:https://ku-massken.com/about
(2)概要:通称「マス研」は、映像・出版・広告の3パートで構成されるクリエイティブ集団です。 企画から制作まで全て自分たちで行います。
【参考】同志社大学「歩き狂いサークル brother brother brother」の概要
(1)沿革:2023年設立。現会員数277名(2026年10月9日現在)。
(2)概要:「歩く」のエンタメ化を標榜する同志社大学公認(登録団体)のインカレ長距離徒歩
サークル。ビジョンは「全人類、歩き狂い時代の創造」。
(3):公式Instagram:https://www.instagram.com/doshisha_bbb/
【参考】株式会社MEETSHOPの概要
(1)所在地:大阪市中央区平野町4-8-5 RE-013ビル2階
(2)代表者:前田晴代
(3)設立:2017年3月3日
(4)URL:https://www.meetshop.co.jp/
(5)事業内容:自社ヘルスケアブランド「オアディスワン」の運営、事業開発など