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Clarion Events Japan株式会社は、2026年10月23日(金)、東京・市ヶ谷にて、次世代防衛技術をテーマに「Defence Innovation Forum」を初開催しました。当日は国内外の産官学の関係者約480人が来場し、無人機やAI、センサーを活用した防衛システム、防衛分野における研究開発政策などについて議論が交わされました。また、会場では防衛関連企業12社が技術やサービスを紹介しました。
本フォーラムは、2027年4月に開催する国内最大規模の国際的な防衛・安全保障の展示会「DSEI Japan 2027」に先駆けて企画されたイベントです。企業や研究機関・大学、政府機関などの関係者14人による基調講演やトークセッション、防衛関連企業によるブース展示が行われました。
フォーラムの冒頭では、DSEI Japan実行委員会の西 正典会長があいさつし、「DSEI Japanが初開催された2019年に比べ、前回2025年開催時には出展者数も増えたが、ウクライナの例をみても、今は防衛・安全保障における局面が明らかに変わってきている。今後重要となるのは創意工夫やイノベーションであり、そのきっかけとなるような機会を提供していきたい」と本イベントの企画背景を語りました。
国内外の政府関係者や防衛企業などが集結する「DSEI Japan 2027」は、2027年4月28日(水)~30日(金)に千葉・幕張メッセにて開催予定で、展示のほか、業界リーダーによるディスカッション形式のカンファレンスや講義形式のセミナーなども行われます。
「Defence Innovation Forum」開催概要
名称
Defence Innovation Forum
開催日
2026年10月23日(金)10:00~17:00
主催
Clarion Events Japan株式会社
共催
一般財団法人防衛技術協会、DSEI Japan
会場
東京・市ヶ谷
形式
基調講演、トークセッション、展示
参加人数
約480人
【主なプログラムの内容】
■講演テーマ「破壊的技術は安全保障を根本的に変えるのか」
登壇者:長島 純 氏/中曽根平和研究所 研究顧問、前駐ブルキナファソ日本国特命全権大使、元航空自衛隊幹部学校長(空将)
内容:AIや量子技術、バイオ・素材技術、制御技術、自律技術などの新しい技術が「破壊的技術」として世界の安全保障に与えている影響について解説。2000年代以降、サイバー攻撃といった仮想空間への攻撃が現実生活に直接影響を及ぼすようになった中での対処法として、個人のリテラシー向上と官民連携、国際協力の3つが重要だと述べ、イノベーション創出に向けた人材育成の課題についても指摘した。
■基調講演「DDIL 環境下における自律分散型 Any-Sensor-to-Best-Shooters システム」
登壇者:早野 禎祐 氏/元海上自衛隊システム通信隊群司令、海将補(退役)、株式会社NSDコンサルティング 代表取締役
高橋 信頼 氏/株式会社Diarkis 代表取締役CEO
内容:元海上自衛隊で、現在は世界の防衛技術と自衛隊をつなぐ企業で代表を務める早野氏が、防衛・安全保障分野における情報伝達システムの研究開発の変遷を紹介。長年、ゲーム業界でソフトウェアエンジニアリングに携わってきた高橋氏は、ゲーム業界ですでに取り入れられているリアルタイム通信を筆頭としたネットワーク関連技術などの防衛分野への応用について取り上げ、現状の取り組みや今後の可能性について紹介した。
■トークセッション「防衛AIを巡る現状と課題」
モデレーター:古谷 知之 氏/慶應義塾大学総合政策学部教授、公益財団法人国際文化会館新領域戦略研究所共同代表、一般財団法人防衛技術協会顧問
登壇者:佐藤 丙午 氏/拓殖大学国際学部教授、同・海外事情研究所 所長。日本軍縮学会会長、日本安全保障貿易学会前会長、国際安全保障学会理事。(一社)安全保障ビジネスイノベーション協会(SBIJ)理事
池上 敦士 氏/富士通ディフェンス&ナショナルセキュリティ安全保障研究所 主任研究員・Project2040主幹。一般財団法人防衛技術協会上席研究員(防衛技術・将来作戦運用構想領域)
内容:ウクライナやイランなどの戦場におけるAI活用事例を踏まえ、国際的な防衛AIに関するルール形成や、日本の防衛AI導入に向けた課題などを解説。核とは異なり、民間技術への依存が大きいAI分野において、政府がどのようにコントロールできるかといった議論があることや、国内で「安全保障関連3文書」の改定に向けた議論が進む中、防衛AIをどう位置づけるか、といった課題が指摘された。
■トークセッション「防衛R&D政策の10年―日本の防衛イノベーション・エコシステムは何を生み出したのか、そして次の10年に何が必要か?」
モデレーター:外園 博一 氏/元防衛装備庁防衛技監、日本電気(株)顧問
登壇者:三島 茂徳 氏/元防衛装備庁防衛技監
嶺 康晴 氏/防衛装備庁 防衛イノベーション科学技術研究所長
内容:防衛装備庁の現職および元幹部らが登壇し、これまでの防衛イノベーション政策について解説。過去10年で科学技術基本計画における「デュアルユース」(軍民両用)の位置づけが変化し、2026年に閣議決定された第7期計画では科学技術と安全保障の有機的連携が1つの柱になり、民生技術と安全保障の境界がなくなってきている現状に触れながら、防衛イノベーション促進に向けた取り組みを紹介した。
【Clarion Eventsについて】
Clarion Eventsは、1947年に英国で創業した、イベント・展示会主催会社として世界最大規模の企業です。世界12カ国に拠点を置き、125を超えるイベントおよびメディアブランドを展開し、約2,000人の従業員を擁しています。防衛・安全保障、エネルギートランジション、テクノロジー、ライフサイエンス、コンシューマーエレクトロニクスなどの分野で、展示会、カンファレンス、デジタルプラットフォームを運営しています。
DSEIは、Clarion Eventsの防衛・安全保障部門であるClarion Defence & Securityが展開する国際的なイベントです。政府・防衛関係者、企業、研究機関などが知見を共有し、新たな協力関係を見つけるためのさまざまな機会を提供しています。次回のDSEI Japanは、2027年4月28日(水)~30日(金)に開催します。
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