新聞正文
オープングループ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:高橋 知道)の子会社であるオープン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:石井 岳之、以下「オープン」)と、NTTアドバンステクノロジ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:伊東 匡、以下「NTT-AT」)は、AI時代における企業の業務変革を推進するため、オープンが提供するオーケストレーションプラットフォーム「TotalAgility」とNTT-ATが提供するRPAツール「WinActor」の連携を開始いたしました。
本連携では、①AIによる理解・判断、②TotalAgilityによる業務プロセスのオーケストレーション、③WinActorによる確実な業務実行を一体化することで、AIとRPAを融合したハイブリッドオートメーションを支える「業務実行基盤」の提供をめざします。
両社は、AI・人・RPA・業務プロセスを統合する新たな業務モデルを提案し、企業におけるAI活用をPoC(概念実証)から実運用へと発展させ、AI時代における持続的な業務変革を支援してまいります。
■連携の背景
生成AIやAIエージェントの急速な進化により、企業ではAIを活用した業務改革への期待が高まっています。一方で、実際の業務にAIを適用する段階では、新たな課題も顕在化しています。
例えば、AIの回答品質や判断結果は利用するモデルや入力内容によって変わる場合があり、また、トークン利用量に応じて運用コストが変動するため、継続的な費用管理が難しいという課題があります。さらに、AI単体では企業が求める業務ルールやガバナンス、人による承認、例外処理などを十分に実現することが難しく、ERP(Enterprise Resource Planning)や基幹システムなど、既存システムとの連携を含めて業務を最後まで完遂することは容易ではありません。
このように、企業におけるAI活用の焦点は、「AIを導入すること」から、「AIを安全かつ継続的に業務へ組み込み、成果につなげること」へと移りつつあります。そのため、「AIかRPAか」のどちらかを選択するのではなく、それぞれの強みを組み合わせるハイブリッドオートメーションが、企業の新たなベストプラクティスとして注目されています。
AIエージェント時代の企業には、AIが情報を理解・判断し、RPAが既存システムへの操作を確実に実行し、さらに、これらをひとつの業務プロセスとして統合・制御する「業務実行基盤」が不可欠です。
オープンとNTT-ATは、この考え方にもとづき、TotalAgilityとWinActorの連携によって、企業のAI活用を実運用へと発展させることをめざします。
■「業務実行基盤」が実現する新たな業務プロセス
両製品の連携により実現をめざす「業務実行基盤」は、AIとRPAを単に接続する仕組みではありません。AIが情報を理解・分析し、業務ルールに基づいて判断した結果を企業全体の業務プロセスに反映し、最終的な実行までをひとつの流れとして管理する基盤を指します。
TotalAgilityがAI・人・RPA・業務プロセスをオーケストレーションし、WinActorがERPや基幹システム、レガシーシステム、各種SaaSなどを操作して業務を確実に実行します。これにより、企業はAIの判断を具体的な業務成果に結び付けることができます。
以上により、AI活用をPoCにとどめることなく、品質・コスト・ガバナンスを考慮しながら、継続的に運用できる環境を提供します。
■両製品の役割
TotalAgility
TotalAgilityは、AI・人・RPA・業務プロセスを統合する「業務実行基盤」として機能します。
AIが生成した判断結果を、業務ルール・ワークフロー・ケース管理・承認プロセスなどと連携させ、最適なタイミングでWinActorへ実行指示を行います。
また、複数のAIモデルの使い分けや、Human-in-the-Loopによる人の判断を組み込むことで、AI利用コストの最適化や品質向上、企業に求められるガバナンスの確保を支援します。
WinActor
WinActorは、TotalAgilityからの指示を受け、ERPや基幹システム、レガシーシステム、Webシステムなど企業内のさまざまなシステムを確実に操作し、業務を実行します。AIエージェントによる判断を実際の業務へ反映する実行基盤として、AIエージェントと企業システムとの接続を担います。
■提供価値
今回の連携により、ユーザー企業に対し、次の価値を提供します。
AIによる理解・判断から業務実行までを一気通貫した自動化
AIの利用コストや品質を考慮した、AI・RPAおよびその他技術の最適な運用
人による承認や例外処理を含む業務プロセスの最適化
既存システムを活かしたAI活用の推進
AIエージェントの実業務への組み込み
■今後の展開
オープンとNTT-ATは、製造業・金融業・保険業・自治体をはじめとする幅広い業界に対して本連携の活用に向けて取り組みます。また、セミナーや展示会、実証プロジェクトを通じて、AIとRPAを融合したハイブリッドオートメーションの実現に向けた取り組みを進めてまいります。
また、AIエージェント時代における企業業務の新たなベストプラクティスとして、AI・人・RPAが協調して業務を完遂できる環境を提供することで、企業のDX推進と持続的な業務変革に貢献してまいります。
■本連携にあたってのコメント
飯島 秀幸 氏(NTTアドバンステクノロジ株式会社 取締役 アプリケーション・ビジネス本部 副本部長)
日本企業では現在、生成AIやAIエージェントの業務活用が急速に進んでいます。一方で、AIだけでは業務を完結できず、既存システムとの連携やガバナンス、確実な実行といった課題も明らかになってきました。
NTT-ATは、WinActorとAIサービス、AIエージェントなどとの連携を進めることで、AIとRPAそれぞれの強みを活かした業務変革の実現をめざしています。
今回のTotalAgilityとの連携が、お客さまのAI活用を実業務へ展開する選択肢のひとつとなり、業務変革と生産性向上に貢献できるものと考えています。
石井 岳之(オープン株式会社 代表取締役執行役員社長)
日本企業の未来を切り拓く鍵は、一過性のトレンドを追うことではなく、地に足の着いたデジタル変革を着実に実現していくことにあります。
AIに委ねるべきプロセス、正確性や再現性が求められるプロセス。それぞれの特性を見極め、最適な技術を適切に組み合わせていくことこそが、真の生産性向上につながる現実解であると確信しています。
今回の連携を通じて、両製品の強みを掛け合わせることで、日本企業が自律的かつ継続的に成長できる基盤を築いてまいります。また最も信頼される変革のパートナーとして、日本企業のさらなる進化を力強く支えてまいります。
【会社概要】
■オープン株式会社(https://open.co.jp/)
・本社所在地:東京都港区西新橋3-3-1 KDX西新橋ビル3階
・設立 :2013年7月
・代表者 :代表取締役執行役員社長 石井 岳之
・資本金 :3,000万円
・事業内容 :スマートロボット(RPA、AI)を活用した情報処理サービス、コンサルタント事業、
アウトソーシング事業、デジタルマーケティング、オンライン広告事業
■NTTアドバンステクノロジ株式会社(https://www.ntt-at.co.jp/)
・本社所在地:東京都新宿区西新宿三丁目20番2号 東京オペラシティタワー
・設立 :1976年12月17日
・代表者 :代表取締役社長 伊東 匡
・資本金 :50億円
・事業内容 :アプリケーションビジネス、マテリアル&ナノテクノロジビジネス、
ソーシャルプラットフォームビジネス、トータルソリューションビジネス
*WinActorはNTTアドバンステクノロジ株式会社の登録商標です。
*本文中に記載されている会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。
*掲載のデータは発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。