新聞正文
FlashLabs株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:細井洋一、以下「FlashLabs」)は、米国のAI研究機関Continuum AIが開発し、当社が日本市場向けに独占提供するAI推論ゲートウェイ「OrcaRouter」のサイバーセキュリティチーム「OrcaCyber」が、このサイバー防御テーゼに基づき、セキュリティ研究向けに拒否応答(コンテンツフィルタリング)を緩和したアブリテーション版モデル「OrcaCyber: Hy4 Abliterated / Uncensored」の提供を「Orca Cyber Tier」で開始したことをお知らせします(2026年11月4日発表※1)。ベースとなるのは、Tencent Hunyuanが同日に発表したばかりのオープンウェイトモデル「Hy4」です※3。モデルの詳細はOrcaRouterのモデルページをご覧ください。
アブリテーション(abliteration)とは、モデルのウェイトから拒否応答を生み出す方向成分を取り除く手法です。脱獄用プロンプトや追加学習に頼らず、モデル自体の重みにフィルタリング緩和が組み込まれます。
主なポイント
サイバー防御テーゼ「最良のサイバー防御は、実際の攻撃者が攻撃する前に自社インフラを継続的に攻撃テストすること」に基づく公開・提供開始※1
「あらゆるモデルで防御する(Defending with every possible model)」取り組みの一環として、Tencent Hunyuanが発表したばかりの「Hy4」のアブリテーション版APIを提供開始※1
画像入力に対応。スクリーンショット・図・ダッシュボードをソースコードと併せて解析できる※2
コンテキストは100万トークン、出力上限は64,000トークン。脆弱性調査・エクスプロイト開発・ペネトレーションテスト/レッドチームツール・セキュリティ監査・マルウェア解析など、攻撃・防御の両面ワークフローに対応※2
価格は入力$0.80/出力$1.60(100万トークンあたり・プロバイダー定価)。ゼロデータ保持(ZDR)対応、利用申請制※2
セキュリティ研究者・レッドチーム/ブルーチームによる検証・研究用途に提供。責任ある利用を前提としています※2
開発の背景
サイバー攻撃の手法は高度化・自動化が進み、脆弱性の発見から悪用までの時間は急速に短縮しています。OrcaCyberは、実際の攻撃者が自社のインフラの弱点を突く前に、防御側が先回りして弱点を見つけ出し、対策を講じることが最良のサイバー防御であると考えています。このサイバー防御テーゼに基づき、セキュリティ研究者が自社の本番インフラを継続的に攻撃テストできる環境の整備を進めています※1。
異なるモデルは異なる脆弱性を検出するため、OrcaCyberは「あらゆるモデルで防御する(Defending with every possible model)」という方針のもと、検証済みの強力なモデルを順次アブリテーションし、「Orca Cyber Tier」やオープンウェイトとして提供しています※1。今回、11月4日には、Tencent Hunyuanが発表したばかりの「Hy4」のアブリテーション版APIを「Orca Cyber Tier」で提供開始しました※1。
公開するモデルについて
OrcaCyber: Hy4 Abliterated(API)
Tencent Hunyuanのオープンウェイトモデル「Hy4」をベースに、拒否応答を緩和した研究用途のモデルです※3。11月4日より「Orca Cyber Tier」のAPIで提供を開始しました※1。コンテキストは100万トークン、出力上限は64,000トークンで、テキスト・画像のマルチモーダル入力に対応し、スクリーンショット・図・ダッシュボードをソースコードと併せて解析できます(当社確認※2)。価格は入力$0.80/出力$1.60(100万トークンあたり・プロバイダー定価)です※2。ゼロデータ保持(ZDR)に対応しており、ZDRを有効にすると、リクエストは無保持契約のあるプロバイダーにのみ送信されます※2。脆弱性調査・再現、エクスプロイト開発、ペネトレーションテスト/レッドチームツール、セキュリティ監査・セキュアコードレビュー、マルウェア/バイナリ解析、ログ・ネットワークトラフィックのトリアージ、検知エンジニアリング、多段のサイバー推論など、攻撃・防御の両面ワークフローに対応します※2。モデルの詳細はOrcaCyber: Hy4 Abliterated / Uncensoredをご覧ください。
責任ある利用について
本モデルは、セキュリティ研究者・レッドチーム/ブルーチームによる検証・研究用途に限定して提供します。「Orca Cyber Tier」で提供するAPIモデルは、利用にあたって申請と審査が必要です※2。一方、本番システムでのAI利用には、OrcaRouterのガードレール(PIIシールド・コンテンツポリシー・エージェントファイアウォールなど)が標準で有効になっており、研究用途と本番利用の線引きを明確にした運用が可能です。
今後の展望
OrcaCyberは今後も、「実際の攻撃者が攻撃する前に、自社のインフラを継続的に攻撃テストし、敵対者よりも先に弱点を見つけ出す」というサイバー防御テーゼに基づき、あらゆるモデルを活用してセキュリティ研究者が自社の弱点を先回りして発見できる環境の整備と、AIの安全な利用環境の確保を両輪で進めてまいります。
OrcaRouterについて
OrcaRouterは、米国のAI研究機関Continuum AIが開発し、FlashLabs株式会社が日本市場向けに独占提供するAI推論ゲートウェイ(AIモデルへのアクセスを1つにまとめる中継サービス)です。OpenAI互換のAPIを備え、Anthropic、OpenAI、Google Gemini、DeepSeek、Grok、Qwenなど200以上のLLM・生成AIモデルを単一のゲートウェイから利用できます。直近では、GPT-6.1 Sol、Claude Sonnet 5.5、Gemini 3.8 Flash、Grok 4.6、DeepSeek-V4.1-Flashなど、各社の最新モデルが公開後まもなくカタログに追加されています。OrcaRouterのAIモデル一覧からすべてのモデルを確認できます。
会社概要
FlashLabs株式会社
本社所在地:東京都千代田区一番町10番8号
代表取締役:細井洋一
設立:2023年7月
事業内容:AI応用研究所(Human-AI Hybridで営業・CXの自動化・自律化。OSS音声モデルChromaの開発元)
URL:https://www.flashlabs.ai/
Continuum AI
「次の10年の知能システムを支える基盤インフラを開発する研究機関(米国)」
OrcaRouterの開発・提供
URL:https://www.continuum01.ai/
本件に関するお問い合わせ
FlashLabs株式会社 マーケティング部 小林光喜
E-mail:koki.kobayashi@myflashcloud.com
※1 本公開は、OrcaCyber公式Xアカウント(@OrcaCyberHQ)の発表(2026年11月4日)に基づきます。公開内容は予告なく更新される可能性があります。
※2 モデル仕様(コンテキスト長・出力上限・対応モダリティ・ZDR対応)・提供ティア・利用申請制・価格は、OrcaRouterのモデルページ(2026年11月4日時点・当社確認)に基づきます。
※3 「Hy4」はTencent Hunyuanが公開したオープンウェイトモデルです。2026年11月4日、同社公式Xアカウント(@TencentHunyuan)で発表されました。