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飲食店の開業数は増えている。しかし、これまで人気だったジャンルにも、同じ勢いがあるとは限らないようです。
株式会社Review(リビュー/大阪市中央区/代表取締役:藤本茂夫)が2026年1月〜3月の全国14,003件の飲食店開業データを分析したところ、開業数は前年同期比11.7%増加。一方、かつてランキング首位だった「カフェ・喫茶店」や、外食の定番である「飲み屋・居酒屋」は、ともに2年連続で減少していました。
対照的に「バー」は開業数を伸ばし、今回比較した3年間で初めてランキング首位に。同じくお酒を提供する居酒屋とは、明暗が分かれる結果となりました。
なぜ、カフェや居酒屋は減少し、バーは増えているのでしょうか。
飲食店全体の開業数だけでは見えてこない、ジャンルごとの変化とその背景を読み解きます。
飲食店の開業、2026年は増加傾向でスタート
2026年に入り、全国の飲食店開業数は前年を上回るペースで推移しています。
2026年1月〜3月の全国の飲食店開業数は14,003件となり、前年同期の12,533件から11.7%増加。2024年の12,345件も上回り、過去3年間の同期間で最多となりました。
※詳しくはレポート資料をご覧ください。
しかし、開業数が増えているからといって、すべてのジャンルが同じように伸びているわけではありません。ジャンル別に目を向けると、これまで上位を占めていた業態の間で、興味深い順位の変化が起きていました。
ジャンル別ランキングに変化。バーが首位、カフェは3位に後退
2026年1月〜3月のジャンル別開業数ランキングでは、「バー」が905件で1位となりました。続いて「飲み屋・居酒屋」が824件で2位、「カフェ・喫茶店」が737件で3位となっています。
2024年には「カフェ・喫茶店」が1位、「バー」が3位でしたが、2026年には両者の順位が逆転しました。
※詳しくはレポート資料をご覧ください。
注目したいのは、単に順位が入れ替わったことではありません。
飲食店全体では開業数が増えているにもかかわらず、カフェ・居酒屋は減少し、バーは増加しているという点です。
この対照的な動きから、飲食店の新規開業において、これまでの定番ジャンルが必ずしも同じ勢いを維持しているわけではないことが見えてきます。
では、それぞれのジャンルでは、どのような変化が起きているのでしょうか。
かつて首位だったカフェは約4割減。居酒屋も2年連続で減少
2026年1月〜3月の「カフェ・喫茶店」の開業数は737件で、前年同期比24.9%減。「飲み屋・居酒屋」も824件で17.9%減となり、いずれも2年連続で減少しました。
特にカフェ・喫茶店は、2024年には1,260件でジャンル別ランキングの首位でしたが、2026年には737件まで減少。わずか2年間で523件、約4割減となりました。
※詳しくはレポート資料をご覧ください。
カフェは、仕事や勉強、友人との会話など、さまざまな目的で利用される身近な存在です。それだけに、今回の大幅な減少は注目すべき結果といえます。
この背景には、カフェを取り巻く競争環境の変化があるのではないでしょうか。
大手チェーンから個人経営の専門店まで選択肢が多様化するなか、既存店との差別化や、わざわざ足を運びたくなる理由作りが、より重要になっていると考えられます。
今回の減少は、カフェの魅力が薄れたというよりも、新規開業において他店との差別化を図ることの難しさが増しているという見方もできそうです。
また、居酒屋も2年連続で減少しています。食事とお酒を楽しめる外食の定番業態であっても、新規開業の勢いが続くとは限らないことがうかがえます。
一方、同じくお酒を提供する「バー」は、居酒屋とは逆の動きを見せています。
居酒屋は減少、バーは増加。同じ酒類提供業態で分かれた明暗
2026年1月〜3月のバーの開業数は905件となり、ジャンル別ランキングで首位に立ちました。2024年・2025年はともに3位でしたが、2年連続で増加し、今回比較した3年間で初めて1位となりました。
興味深いのは、同じくお酒を提供する居酒屋とバーで、開業動向が対照的なことです。居酒屋が減少する一方でバーが増加していることから、お酒を楽しむ場所に求められる役割が変化しているのかもしれません。
居酒屋は食事や宴会など幅広い目的で利用される一方、バーは会話や音楽、店内の雰囲気など、特定の楽しみ方を打ち出しやすい業態です。新規開業においても、利用シーンや店舗の個性を明確にすることが重視され始めているとも考えられます。
また、バーは小規模店舗や少人数での営業など、柔軟な出店が可能です。原材料費や人件費の負担が意識されるなか、こうした営業スタイルも魅力の一つではないでしょうか。
今回の結果は、単なるランキングの入れ替わりではなく、お酒を楽しむ場所のあり方や、新規開業における業態選択の変化を感じさせます。
都道府県別では東京・大阪が上位。
2026年1月〜3月の都道府県別開業数では、東京都が1,864件で1位、大阪府が1,143件で2位となり、比較した3年間を通じて上位2都府県は変わりませんでした。
一方、前年同期からの増加が目立ったのは北海道と京都府です。
北海道は630件から1,015件へ61.1%増加し、全国3位に。京都府も432件から676件へ56.5%増加し、全国7位となりました。
開業数の増加だけでは見えない、飲食市場の変化
2026年1月〜3月の飲食店開業数は前年同期を上回りましたが、ジャンル別に見ると、カフェ・居酒屋の減少やバーの増加など、異なる動きが見られました。
こうした変化の背景には、消費者が飲食店に求める体験や、出店する側の業態選択、営業スタイルの変化があるのかもしれません。
株式会社Reviewでは、全国の店舗・法人データを通じて、社会や地域で起きている変化を可視化し、新たな気づきにつながる情報を届けていきたいと考えています。
本レポートが、飲食市場の今を知り、これからの出店や市場の動向を考える一つのきっかけとなれば幸いです。
<調査概要>
調査対象データ:2026年1月~2026年3月
比較期間:2024年~2026年 同期間
対象地域:全国
対象業態:飲食店
調査件数:14,003件(2026年1月~3月開業分)
調査方法:全国の行政からの開業情報をもとに、株式会社Reviewが独自にクレンジング・集計したデータより算出
データについて:行政機関ごとに公開形式や取得方法が異なるため、紙・PDF・Excel等の情報を独自にデータベース化。重複データ等を除外し、開業データとして集計しています。
分析実施日:2026年10月16日に分析・集計を実施完了いたしました。
レポート資料について
本リリースで紹介した分析結果の詳細は、「全国飲食店開業ランキングレポートver9」にて公開しています。
都道府県別・ジャンル別・月別比較など、市場分析や営業活動に活用できる内容をまとめています。
全国飲食店開業ランキングレポートver9
https://re-view.jp/v2/wp-content/uploads/marketingreport_food9.pdf
◾️YOROZU DATAについて
本リリースで使用しているデータは、株式会社Reviewが運営するデータプラットフォーム「YOROZU DATA(ヨロズデータ)」にて提供しております。
YOROZU DATAは、全国の飲食店や美容室、薬局などの店舗情報や法人情報を検索できるデータベースサービスです。営業リストの作成やマーケティング、市場調査、出店戦略の立案などに活用されており、本リリースで使用している飲食データもYOROZU DATAで提供しています。
アカウント作成は無料で、必要なデータを必要なタイミングで利用できるサービスとして提供しています。
YOROZU DATAについて
「ビジネスをラクに、生活を楽に」
Reviewはこれからも、あらゆる可能性にチャレンジし続け、Reviewのデータサービスを通して沢山の企業の新たなビジネスチャンスを創り、地域経済の活性化に貢献していきたいと考えております。
「できないを可能にする」という理念を掲げ、全国にいる約6,500名の登録パートナーの力を借りながら、独自のAI技術、データの力を活用して新しい未来の形を創造していきます。この取り組みを通じて、ビジネスの効率化と生活の向上を図るための実践的なソリューションを提供し続けてまいります。
【株式会社Reviewについて】
<商号> 株式会社Review(リビュー)
<代表者> 代表取締役CEO 藤本 茂夫
<所在地> 〒541-0048 大阪市中央区瓦町4-4-7おおきに御堂筋瓦町ビル8F
<設立> 2016年3月
<資本金> 112,620,000円(準備金 100,620,000円)
<事業内容> データプラットフォーム「YOROZU DATA」の運営・企画・開発
IT×人によるオリジナルクレンジング技術の提供
<受賞> オール大阪企業家支援プロジェクト StartUP 第11回ビジネスプランコンテスト 特別大賞
<HP> https://re-view.jp/
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担当:五味川 / 髙石
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