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一般社団法人キネコ・フィルム(東京都渋谷区、代表:菅野 信三)は、2026 年 11⽉ 3 ⽇(火・祝)に、子ども国際映画祭「第33回キネコ国際映画祭」の、クロージングセレモニーを開催し、期間中の上映作品の中から、各部門受賞作品の発表を行いました。
クロージングセレモニーには、映画祭のスペシャル・サポーターを務める井ノ原快彦さん、そして今年初参加となる特別ゲストの本上まなみさん、藤井直樹さんが登壇しました。セレモニーでは、世界各国から集まった多彩な言語の映画を日本語で楽しんでいただくため、スクリーンを前に生で吹き替えを行うキネコ国際映画の目玉の取り組みである、「ライブシネマ」に挑戦していただきました。井ノ原さんと本上さんには、長年ナレーターとして絶妙な掛け合いでタッグを組んできた大人気アニメ「すみっコぐらし」を、藤井さんを交えた3人らで、映画祭でも上映されたスウェーデンの作品「スパイラル」を、ライブシネマで上映しました。
上映後、井ノ原さんは「今回は本上さんと藤井くんが参加してくださったというのは心強いチームで、一緒にできたことが感慨深かったです。」、本上さんは「こんなに広い空間で皆さんに見守られながら声を出すって、本当にスペシャルな体験でした。」、藤井さんは「ずっとドキドキしてましたけど、始まったら考えている余裕もないし、楽しもうって思ってやらせていただきました。」と上映後の感想を語りました。
また、クロージングセレモニーでは、映画祭で上映された短編、長編合わせて45のコンペティション作品の中から、本年から新設された「マインドシンボル賞」のほか、「キネコグランプリ チルドレン長編部門・チルドレン短編部門」、「キネコグランプリティーンズ長編部門・短編部門」、「キネコグランプリ 日本作品長編部門・短編部門」、「キネコグランプリ ドキュメンタリー部門」の各部門の受賞作品が発表されました。
受賞作品の選定は、世界中の子ども映画祭の関係者からなる国際審査員、国際映画祭関係者と、昨年出品した日本作品制作者から構成されるドキュメンタリー審査員に加えて、事前に募集された9~12 歳(小学 4 年生〜小学 6 年生)の「キネコ審査員」、13歳〜18歳(中学1年生〜高校3年生)の「ティーンズ審査員」によって行われました。各部門受賞作品は別紙の通りです。
会期中は連日多くの方々にご来場いただき、大盛況のうちに第33回キネコ国際映画祭は幕を下ろしました。今年から、初の試みとしてオーケストラ生演奏とライブシネマで上映する取り組みも展開し、子どもから大人まで多くのお客様に新しい映画の楽しみ方をお届けすることができました。
【第 33 回キネコ国際映画祭・受賞作品紹介】
■キネコグランプリ チルドレン短編部門
受賞作品:「サマー・フィルム」
©Navona Film
監督: リナ・ヨハンソン /スウェーデン/12分/2026年
【ストーリー】
違う言葉を話す近所のお友だちと遊べず、少女は映画制作に挑戦!監督にカメラ、役者もこなしてみるが・・・
■キネコグランプリ チルドレン長編部門
受賞作品:「秘密捜査員ホーカン」
© Jess Bang
監督: テッド・シェルソン/スウェーデン/94分/2025年
【ストーリー】
イタズラ好きとして悪名高い少年ホーカンは、親友ベイロンと一緒に大好きな俳優の真似をして遊んでいたが、そんなベイロンに彼女ができてしまった!まるで別人になった親友を救うべく、ホ ーカンが考えた作戦とは―。
■キネコグランプリ ティーンズ短編部門
受賞作品:「子羊どもよ」
©2025 Ryuga Kawaai
監督: 河合琉嘉 /日本/20分/2025年
【ストーリー】
いつも弁当を一緒に食べていた同級生から見放された佐藤は、周りの視線から逃れられる場所を探し始める。
■キネコグランプリ ティーンズ長編部門
受賞作品:「ルックバック」
©藤本タツキ/集英社©2024「ルックバック」製作委員会
監督: 押山清高/日本/58分/2024
【ストーリー】
学年新聞で4コマ漫画を連載している小学4年生の藤野。クラスメートからは絶賛を受けていたが、ある日、不登校の同級生・京本の4コマを載せたいと先生から告げられる…。二人の少女をつ
ないだのは、漫画へのひたむきな思い。しかしある日、すべてを打ち砕く出来事が…。胸を突き刺す、圧巻の青春物語が始まる。
■キネコグランプリ 日本作品短編部門
受賞作品:「味。」
©Takaho Iwamoto
監督: 岩本 崇穂/日本/8分/2025年
【ストーリー】
孤独を抱える中学生タケルは、学校の「朝の食事会」で人と食事の温もりに触れ、少しずつ心を開いていく。
■キネコグランプリ 日本作品長編部門
受賞作品:「90メートル」
©2026 TBS/クロックワークス/ダブ
監督: 中川 駿/日本/116分/2026年
【ストーリー】
幼い頃からバスケ一筋だった佑は、難病を患った母の介護を優先せざるを得なかったが―。人生の岐路に立つ高校生の息子、難病を抱えながら我が子の希望ある明日を願うシングルマザーの揺るぎない愛を綴った感涙物語。
■キネコグランプリ ドキュメンタリー部門
受賞作品:「クリスマス・ミステリー」
©Fiora Film and A5 Film
監督: シリエ・エベンスモ・ヤコブセン/ノルウェー/75分/2026年
【ストーリー】
毎年のクリスマスに受け取る「不思議なお届け物」。謎の正体を突き止めようと、子どもたちが動き出した―。
■マインドシンボル賞
「マインドシンボル賞」は、玉川髙島屋S.C.のホワイトモールで上映された24作品を対象に、鑑賞したお客様からの投票によって選ばれる、今年創設されたアワードです。
「マインドシンボル」とは「心の景色」を表す造語で、玉川髙島屋S.C.を運営する東神開発株式会社の企業理念に基づいています。人々の心に深く刻まれ、いつまでも思い出として残り続ける存在でありたいという想いが込められています。本賞はその考えのもと、子どもたちの心に残り続ける作品に贈られます。
受賞作品:「うたえ!さいごのクジラ」
©2026/Telescope Animation GmbH/ PFX s.r.o. / Once Upon A Whale Inc.
監督: レザ・メマリ/ドイツ=チェコ=カナダ/92分/2025年
【ストーリー】
歌で海洋の命を守り、海を癒してきたクジラたち。主人公ヴィンセントのお父さんも、誰もがその名を知る「歌うクジラ」だった。しかし、自分のせいで両親が亡くなったと塞ぎ込むヴィンセントは、歌える気がしなかった。
【コンペティションについて】
キネコ国際映画祭では、国内外のコンペティション作品を対象に、様々なアワードを授与しています。
世界中の子ども映画祭の関係者からなる国際審査員に加えて、グランプリ作品を審査・決定するのは、子どもたちです。事前に募集した9~12 歳(小学4 年生〜小学 6 年生)の「キネコ審査員」、13歳〜18歳(中学1年生〜高校3年生)の「ティーンズ審査員」が、映画を鑑賞した上で、本当に見たい、心に残った作品を選んで、それぞれ「キネコグランプリ チルドレン長編部門・短編部門」、「ティーンズ長編部門・短編部門」を選定します。 「日本作品部門」、「ドキュメンタリー部門」は、国際映画祭関係者と、昨年出品した日本作品制作者から構成される審査員が審査、その他「キネコ名誉賞」(本年は、声優の野沢雅子さんに授与)などが設定されています。
なお、日本作品のグランプリ受賞作は、国際審査員の推薦により、長編作品がシュリンゲル国際子ども・青少年映画祭(ドイツ)、短編作品がBUFF マルメ映画祭(スウェーデン)での招待上映が決定しています。
【キネコ国際映画祭について】
キネコ国際映画祭は、1992 年に、ベルリン国際映画祭の児童映画部⾨の協⼒を得て、第1回⽬を開催
して以来、今年で 33 回⽬を迎えたアジア最⼤級の⼦どもとティーンズの国際映画祭です。様々な言語で制作される世界中の映画を子どもたちに日本語で楽しんでもらうため、スクリーンの横で声優陣が生吹き替えを行うユニークな上映形式の「ライブシネマ」を特徴としています。期間中、楽しくてワクワクする映画はもちろん、楽しさだけではない多様な感情を体験する映画も上映することで、子どもだけでなく大人にも、社会問題の気づきなど学びがある映画体験を提供しています。また、各所で映画を楽しむたくさんのコンテンツを実施しています。
2026年の映画祭では、10 月 30 日(金)から11 月 3 日(火・祝)にわたり、二子玉川ライズ スタジオ&ホールほか、世田谷区の各会場で、世界中から集まった 700 本以上の作品の中から、プログラミングチームが厳選した59作品(コンペティション 45 作品/特別上映作品14本)が上映されました。
公式サイト:https://www.kineko.jp/
【出演者コメント】
<スペシャル・サポーター 井ノ原快彦さんコメント>
世界中からいろいろな作品が集まって、しかも今回は日本の作品が海外の映画祭にも招待されるということもありましたので、昨年よりも盛り上がっていて、さらに進化したキネコができたんじゃないか、と思います。何より今回は、本上さんと藤井くんが参加してくださったというのは心強いチームで、特に本上さんとは「すみっコぐらし」でも長く一緒にやらせていただていますし、後輩の藤井くんとも一緒にできたことが感慨深かったです。
(新しいキネコダンスの作曲を手がけられたことについて)
映画祭には、ボランティアで参加してくださっている人もたくさんいますし、何かもう一つできることがないか、と最後まで考えていらっしゃるスタッフの方が多いので、その中で、子供たちが映画を観る前に、暗闇が怖くならないように、一回踊ってリフレッシュして観れるような、体操が新たに作れないか、ということで楽曲を制作することになりました。子供たちが口ずさむ曲ができてよかったと思います。今日も感動しましたけど、子供たちがみんな踊ってくれて、海外のおじさまたちも踊ってくださって、嬉しかったです。
<特別ゲスト 本上まなみさんコメント>
小さなお子さんの声が聞こえたり、ライブ感がとても楽しくてあっという間のひとときで した。初めての参加で少し緊張していたのですが、井ノ原快彦さんはじめみなさまから温かい雰囲気で迎えていただき、ほのぼのした居心地良い映画祭だなあと思いました。私もふたりの子がいる母親として、この混沌としている社会でどんな風に生きていくのかなと子ども たちの行く末を心配することもありますが、より良い社会になるために、という視点で作られた作品がたくさんあると思うので、それをみんなで共有しながら明るい未来に向かっていけたらな、ということを改めて感じました。子どもが、暗闇の中、大きいスクリーンで映画を観るというのはドキドキする体験だと思いますけど、それをこういう映画祭で、みんなで一緒に応援しながら観たり、踊ったりしながら観るというのは面白い素敵な経験になるでしょうね。親御さんにもお子さんたちにもいつまでも記憶に残る思い出になるんじゃないかなと感じました。
<特別ゲスト 藤井直樹さんコメント>
ずっとドキドキしてましたし、始まる直前まで井ノ原さんにどうしましょうって言ってたんですけど、“とにかく楽しもう”って言ってくださったので、始まったら考えている余裕もないし、楽しもうって思ってやらせていただきました。
最初は凄く緊張していたんですけど、出てみると、小さい子どもたちの笑顔を見て、僕たちもふわっと笑顔になってしまいました。特に子どもの時は、映画に触れることによって、いろんな感情が湧いてきて、それが生きていく中で、人生を豊かにすると思うので、このような素敵なイベントに井ノ原さん、本上さんお二人と一緒に出ることができて、とても嬉しかったです。
【セレモニーの様子】