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図1.”チーム”のイメージ「戦隊ヒーロー」
NSGグループの学校教育事業の1つである学校法人国際総合学園 国際自然環境アウトドア専門学校(所在地:新潟県妙高市、略称:i-nac、以下「本校」)は、2026年9月30日(水)、同グループの持株会社である株式会社NSGホールディングス(新潟県新潟市)の新卒内定者を対象に、「チームワーキング」の理論*1を活用したアウトドア内定者研修を実施しました。
NSGグループでは、内定者同士の相互理解とチームビルディングを目的に、コロナ禍の期間を除き2017年より継続して内定者研修を実施しています。
本校は、組織行動学に基づく「チームワーキング」の理論を活用し、自然豊かなアウトドア環境で体感的に学べる独自の研修プログラムを提供している点をご評価いただき、2023年度より本研修をご依頼いただきました。以降、毎年ご好評をいただき、本年度で4年連続の実施となります。
本研修は、当校キャンパス内にて5.5時間で提供したチームビルディングプログラムです。
今回の研修テーマは、入社前から「安心して相談できる同期の関係」をつくること。自然の中で体を動かし、対話し、協力して課題に取り組む体験を通して、「チームとは何か」「自分はチームにどう関わることができるのか」を考えるプログラムを実施しました。
研修前後のアンケートでは、「入社後、困ったことや悩みがあったとき、同期に相談できそう」と回答した人が、研修前の23%から研修後は75%となり、3倍以上に増加しました。
■入社前から「安心して相談できる関係」をつくる
本研修は、以下の3点を目的として実施いたしました。
・内定者同士の信頼関係と連帯感の醸成
・相互理解を深め、積極的・自主的に支え合える関係の構築
・チームで課題解決に取り組むことによる達成感の醸成
特に、内定者同士のつながりづくりは重要なテーマの一つです。
事前アンケートでも、「気軽に話せる同期をつくりたい」「困ったときに相談できる同期をつくりたい」といった声が多く見られました。
そこで今年度は、こうした声や過去3年間の実施実績を踏まえ、次の3点を重視してプログラムを設計しました。
1.配属後にも相談し合える同期関係の土台をつくる
入社前の不安を軽減し、配属後にも困ったときに相談し合える関係の土台をつくる。
2.一人ひとりが主体性を発揮できるチームづくり
チームで課題に取り組む中で、一人ひとりが「自分にできること」を考え、主体的に関わる。
3.自然な交流を通じた相互理解
アクティブな活動だけでなく、参加者同士が落ち着いて話し、お互いを知る時間をつくる。
■自然の中で「チーム」と「自分」に向き合う
本研修では、全体でアイスブレイクとマインドセットを行った後、参加者を3グループに分け、「チームとは何か」をテーマに対話を行いました。自身が考える「良いチーム」について意見を出し合い、チームづくりに必要な要素や、お互いの価値観を共有しました。
その後は、チームワークを実践する「ヒューマンUFOキャッチャー」に挑戦。限られた条件の中で、メンバー同士が声を掛け合い、それぞれの役割を考えながら課題解決に取り組みました。
図2.対話のワーク図3.ヒューマンUFOキャッチャー
■メンバーを組み替え、新たな相手との協働へ
後半のプログラムでは参加者を3グループから2グループに再編し、妙高産の新米コシヒカリを使用したアウトドアクッキングを実施しました。
グループをあえて組み替えることで、それまでとは異なるメンバー同士で協働する機会を設けました。
新たに編成されたチームでは、「彩り×おにぎり」というテーマのもと、限られた食材と時間の中でメニューを考案し、「どんな料理にするか」「誰が何を担うか」を相談しながら調理を進めました。
共通の目標に向かって協力する過程を通じて新たな関係を築くとともに、「自分はチームの中でどのように関われるのか」を考える機会としました。
図4.アウトドアクッキング
■あえて課題を設けない「自由交流」が生んだコミュニケーション
今年度、新たな試みとして、食事後に約30分間の「自由交流タイム」を設けました。ここまでのプログラムでは、課題解決型のプログラムを通じて協働やコミュニケーションを促してきました。一方で、より自然な形で参加者同士が交流できる機会も必要と考え、あえて活動内容や目的を細かく設定しない時間を取り入れました。
自由交流タイムでは、参加者自身が「誰と、どのように過ごすか」を選択します。焚き火を囲んでスイーツを楽しむ、コーヒーを飲みながら語り合う、自然の中を散歩するなど、それぞれが自分のペースで時間を過ごしながら内定者同士での会話や交流の時間を楽しみました。
研修直後のアンケートでは「普段の研修よりもフランクに話すことができ、相手をより深く知ることができた」「自然を楽しみながら同期と打ち解ける機会になり、とても充実した時間だった」といった声が寄せられました。
課題解決に取り組む場面だけでなく、参加者が主体的に過ごし方を選ぶ時間を設けたことで、自然にコミュニケーションを取ることにつながり、同期同士の関係構築をより一層促進する機会となりました。
■研修後、「今後に役立つ」「活用できる」など3項目で平均4.5以上
研修直後に実施したアンケートでは、研修全体の満足度は5段階評価で平均4.6となりました。普段とは異なる環境でのグループワークや、仲間と協力して課題解決に取り組む体験が、研修満足度の高さにつながったと考えられます。
また、本研修で得た学びや気づきが、これからの生活でどの程度活用される可能性があるか確認するため、「関連度」「有用度」「効力感」の3つの観点でも効果測定を実施しました。
アンケート項目
結果
関連度:この研修は、自分のこれからの生活に関連していると思う
平均4.6 / 5.0
有用度:この研修は、自分のこれからの生活で役立つと思う
平均4.5 / 5.0
効力感:この研修で学んだことを、自分のこれからの生活で活用できると思う
平均4.5 / 5.0
※評価項目は、研修転移・研修評価に関する先行研究を参考に設定しています。
参加者の自由記述からは、
・自分の意見を言わないことの方が、むしろチームにはよくない。
・自分にできることを探すだけでなく、チーム全体を俯瞰したうえで行動に移すことが大切
・誰もがリーダーになれるということ。得意不得意を理解した上で、チームで補い合い、伸ばしあうことで、一人ひとりの力が最大化される
など、チームのあり方や自分自身の関わり方に関する学びや気づきがあったことが確認できました。
なお、研修終了から約1か月後を目途に追跡アンケートを実施し、本研修で得た学びや気づきが日常生活の中でどのように活かされているかを確認するとともに、研修効果がどの程度継続するのかを検証する予定です。
■困ったときに「同期に相談できそう」が全体の23%から75%へ
特に大きな変化が見られたのは、同期同士の関係性です。
「入社後、困ったことや悩みがあったとき、誰に相談できそうですか?」という設問では、「同期」を選択した参加者が、研修を経て3倍以上に増加しました。
図5.研修前後比較「入社後困ったとき、同期に相談できそう」
研修前のアンケートでは、同期と「気軽に話せる関係になりたい」「困ったときに相談できる関係になりたい」という声が多く寄せられていました。
研修では、参加者が自然の中で協力しながら課題解決やアウトドアクッキングに取り組み、自由交流の時間も含めてさまざまな体験を共有しました。その結果、同期を「困ったときに相談できる相手」として認識する参加者が増加し、信頼関係の深まりがうかがえました。
入社後は異なる法人や部署に配属される内定者にとって、同期は仕事上の悩みを共有し、互いに切磋琢磨できる大切な存在です。本研修は、これから同じNSGグループで働く仲間との関係を育み、将来の支え合いの基盤となる関係づくりの機会となりました。
■企業の人材・組織課題に合わせて設計するi-nacのアウトドア研修
本校では、これまで9,000名以上の研修参加者を受け入れる中で培ってきた、体験活動やチーム形成のノウハウを活かし、企業・団体向けの研修プログラムを提供しています。
既成のプログラムを一律に提供するのではなく、
「内定者同士の関係を深めたい」
「若手社員の主体性を引き出したい」
「部署を越えたコミュニケーションを促したい」
など、企業・組織が抱える人材開発・組織開発上の課題をヒアリングし、目的に応じてプログラムを設計します。
アウトドア経験の有無にかかわらず参加できる環境の中で、日常の職場とは異なる体験、対話、協働を通して、チームや自分自身のあり方を考える機会を提供します。
企業研修、内定者研修、チーム形成・組織開発研修についてのご相談は、以下よりお問い合わせください。
i-nac研修事業担当 佐藤・河村
メール:i-nac.kenshu@nsg.gr.jp
電話:0120-537-010
■参考文献
*1:中原淳、田中聡 (2021) 「チームワーキング ケースとデータで学ぶ『最強チーム』のつくり方」 日本能率協会 マネジメントセンター
■企業・団体向け研修事例
①妙高市の新社会人がアウトドアクッキングで企業の枠を越えて交流
チーム意識5項目すべてで向上。若手社会人のつながりづくりをアウトドア体験で支援。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002086.000032951.html
②新卒内定者向け「チームワーキング」研修
専門学校生へのアウトドア研修で培ったノウハウを活用し、企業の新卒内定者向けにプログラムを開発・提供。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001268.000032951.html
③研修転移による行動変化にこだわったアウトドア研修!Z世代の新卒内定者22名の内91%が日常で学びを実践!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001553.000032951.html
■学校法人 国際総合学園 国際自然環境アウトドア専門学校 概要
新潟県妙高市にキャンパスを構える総合アウトドア分野の専門学校です。妙高戸隠連山国立公園をはじめとする豊かな自然環境をフィールドに、実践的な野外教育・ガイド養成を行っています。登山ガイド、自然ガイド、アウトドアガイド、環境調査員、野外教育指導者、アウトドアメーカースタッフなど自然と人をつなぐ専門人材の育成に取り組んでいます。また、学校教育、企業研修、地域連携、観光・アウトドア人材育成など、専門教育実績をベースとした多様な教育・研修プログラムを展開しています。
【学校公式note】 https://note.com/inac_nsg
【国際自然環境アウトドア専門学校】 https://www.i-nac.ac.jp/
<NSGグループについて>
NSGグループは、教育事業と医療・福祉・介護事業を中核に、健康・スポーツや建設・不動産、食・農、商社、広告代理店、ICT、ホテル、アパレル、美容、人材サービス、エンタテイメント等の幅広い事業を展開する101法人で構成された企業グループです。それぞれの地域を「世界一豊かで幸せなまち」にすることを目指して、「人」「安心」「仕事」「魅力」をキーワードに、地域を活性化する事業の創造に民間の立場から取り組んでいます。
<NSGグループホームページ> https://www.nsg.gr.jp/