新聞正文
10月9日(金)、「ウッドデザイン賞2026」の受賞作品235点が発表されました。受賞作品の一覧は「別添資料」をご参照ください。
ウッドデザイン賞は、木を使って様々な社会課題を解決するモノ・コトを表彰し、国内外に発信するための顕彰制度です。今年は2022年に日本ウッドデザイン協会主催のアワードとして開催されて以降、最多の応募数となりました。
6月22日から7月31日まで作品を募集し、応募総数380点が集まりました。今後は、ウッドデザイン賞を受賞した作品の中から最終審査を行い、最優秀賞、優秀賞、特別賞、奨励賞を11月10日(火)に発表する予定です。上位賞の表彰式、展示は12月2~4日に開催される「BEYOND SDGs エコプロ/エコプロEARTH」(東京ビッグサイト)にて実施予定です(表彰式は12月2日午前)。
本賞では、多様な木の活用のデザインを通じて、「地域活性化」「持続可能な森林経営」「新しいライフスタイルの提案」「学びの促進」「カーボンニュートラルへのシフト」等の社会課題の解決に貢献する「最も優れた作品」に最優秀賞を授与しております。2026はこれまでの「農林水産大臣賞」「経済産業大臣賞」「国土交通大臣賞」「環境大臣賞」に加え、新たに「文部科学大臣賞」が授与されます。さらに「日本の技・文化特別賞」として、日本の木を使う技術や木の文化を、主に海外へ発信するにふさわしいプロダクツ等の作品に対して、引き続き特別賞を授与します。また今年度も、世界で最も歴史がある、世界3大デザインアワードのひとつ、ドイツの「iF DESIGN AWARD2027」と連携協定を締結、ウッドデザイン賞2026受賞作品が iF DESIGN AWARD2027にエントリーすると、プレセレクションの免除などの特典が与えられます。
受賞作品の一部/上段左から「タリーズコーヒー ロースター相模大野中央公園店」「協和木材(株)事務所」「東京すし和食調理専門学校 / こもち月」「青森市総合体育館/カクヒログループスーパーアリーナ」。下段左から「木製マイボトル KAMOSHIKA CRAFT」「ボントレーチェスト」「木との関係を、未来へ。一樹一徳:森林所有者・森林組合・地域をつなぐ木の継承プロジェクト 」「矢作川流域に似合うベンチコンペ」
ウッドデザイン賞2026 総評(審査委員長 赤池 学)
ウッドデザイン賞2026は、日本ウッドデザイン協会主催のアワードとして開催されて以来、最多の応募数となり、中高層建築、住宅、オフィス、学校を中心に、木材利用がまちづくり、家づくりの事業スタンダードとして定着してきたことを強く感じさせられた。建築・空間分野については、革新性、独自性ある新規工法の提案等は乏しかったが、多様な業種・業態での効果的な木の使い方、日本の伝統的古民家建築の再評価など、デザインクオリティを高めた作品が数多く寄せられた。プロダクツ分野は、異素材を木に置き換えるだけでなく、多様な樹種の特性や意匠を活かした作品が評価された。コミュニケーション分野では、生物多様性や地域の歴史・文化を再考する温故知新なビジネスモデルや啓発プログラムが目を引いた。このように全体としてのクオリティ向上は見られるものの、「これが新しいウッドデザイン」と称えるにふさわしい独創性、新規性のある作品は少なかったように思う。是非、次年度は大学、研究機関を含め、「その手があったか」という、次なるウッドデザイン・スタンダードを提起する開発提案を期待している。
《「ウッドデザイン賞2026」実施概要》
■主催:一般社団法人 日本ウッドデザイン協会
■後援:文部科学省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省
■応募受付期間:2026年6月22日~ 7月31日
■応募対象分野:建築・空間分野、技術・建材分野、プロダクツ分野、コミュニケーション分野、調査・研究分野
■表彰部門
■賞の構成
【参考】 「BEYOND SDGs エコプロ/エコプロEARTH」における「ウッドデザイン賞2026」関連行事(予定)
1.受賞作品展示
【期 間】2026年12月2日(水)~4日(金) 10:00~17:00
【会 場】東京ビッグサイト 東3ホール (「森と木で拓くSDGsゾーン」内 )
【内 容】①上位賞作品展示 ②受賞作品展示(現物、パネル、映像) ③日本ウッドデザイン協会ブース
2.「ウッドデザイン賞2026」表彰式
【日 時】2026年12月2日(水)午前予定
【会 場】 東京ビッグサイト 東3ホール (BEYOND SDGs エコプロ エコプロ大ステージ)
【内 容】 最優秀賞ほか上位賞の表彰、審査委員長コメント等
3.受賞記念セミナー
【日 時】2026年12月2日(水)午後予定
【会 場】 東京ビッグサイト 東3ホール (BEYOND SDGs エコプロ エコプロ小ステージ)
【内 容】 最優秀賞など上位賞受賞者による作品のプレゼンテーション、審査委員講評等