新聞正文
株式会社ロッテ(東京都新宿区、代表取締役社長執行役員:中島英樹、以下ロッテ)は、長期化・酷暑化する日本の夏において、人々が涼しく過ごせる体験や場所を増やし、“日本の夏をアップデートする”「クールシェルタープロジェクト」2026年夏の活動結果をお知らせします。
2026年7月から9月にかけて、東京・神奈川・大阪・埼玉・群馬の全国5地域で、大型シェルターやパラソルを活用した「涼スポット」を展開。都市部の公園や駅前広場、海水浴場、暑さの厳しい地域など、それぞれの場所に合わせて、日差しを避けながら屋外で過ごせる環境を提供し、期間中は延べ推定2.31万人が利用しました。各地では、買い物や観光の合間に休憩する人や、家族・友人と会話を楽しむ人など、暑い夏でも屋外で思い思いに過ごす姿が見られました。
暑さで失われつつある「夏の体験」に、新たな選択肢を
ロッテが全国の10~50代男女2,000名を対象に実施した調査*では、70.9%が「真夏の暑さが厳しくて、外出をやめたり外出時間を短くすることが直近2~3年で増えている」と回答。また、64.9%が「暑さを理由に諦めた夏の行動が増えている」と答えました。
*ロッテ「夏の長期化と暑さによる行動変化に関する実態調査」
暑さの長期化・酷暑化によって外出が制限されることは、人との交流や地域のにぎわい、子どもたちが屋外で遊び、学ぶ機会など、夏ならではの体験そのものが失われることにもつながります。こうした課題を背景に、ロッテは「クーリッシュ」「爽」を通じて届けてきた“涼”を、商品だけでなく「場所」や「体験」へと広げる取り組みとして、本年7月に「クールシェルタープロジェクト」を始動しました。
渋谷・MIYASHITA PARKを皮切りに、神奈川・片瀬西浜海水浴場、大阪・なんば、埼玉・熊谷、群馬・伊勢崎へと展開。大型シェルターやパラソルを設置し、休憩や待ち合わせ、家族や友人との時間など、暑さを避けながら屋外で過ごせる場所として、多くの方に利用いただきました。各会場では「クーリッシュ」「爽」の提供も行い、暑さの中で涼を感じてもらう体験を提供。大阪・なんばや熊谷では想定より早く配布終了となるなど、多くの方に参加いただきました。
なんば広場片瀬西浜海水浴場
熊谷市ニットーモール前伊勢崎市「激辛フェスタ」
【2026年夏 実施概要】
展開地域:全国5地域(東京・神奈川・埼玉・群馬・大阪)
実施期間:2026年7月23日~9月13日
推定利用者数:延べ約2.31万人
展開場所:都市公園、駅前広場、海水浴場、商業施設、地域イベント等
主な取り組み:大型シェルター・パラソルの設置、涼体験の提供、容器回収・リサイクル、カーボン・オフセット等
暑さへの「適応」だけでなく気候変動の「緩和」にも取り組む。カーボン・オフセットを実施
本プロジェクトでは、暑さへの「適応」策として涼スポットの創出・提供を行うとともに、気候変動の「緩和」策として、CO2排出量の削減にも取り組みました。さらに、プロジェクト運営に伴い排出されたCO₂の一部について、森林由来のJ-クレジットを活用したカーボン・オフセットを実施しました。
■CO₂排出量の算定結果および算定ツール
今回カーボン・オフセットの算定対象としたのは、下記のとおりです。本プロジェクトのCO₂排出量は、株式会社電通ライブが、環境省が示す「サプライチェーン排出量算定の考え方」などのガイドラインに基づき算定しました。算定には、一般社団法人日本イベント産業振興協会(JACE)とイベント業界各社が共同開発したイベント向けカーボンシミュレーションツール「EVENT CARBON SIMULATOR」を活用しました。
算定対象としたCO₂排出量の合計(クレジットによるオフセット数量):194 t-CO₂
算定対象:
①MIYASHITA PARK 60 t-CO₂
②片瀬西浜海水浴場 17 t-CO₂
③なんば広場 110 t-CO₂
④熊谷 ニットーモール1F 駅側入口前 4.3 t-CO₂
⑤KUMAGAYA 水かけ祭り 1.5 t-CO₂
⑥激辛フェスタ 1.2 t-CO₂
会場でのエネルギー使用、会場装飾や備品等の施工・リース・運搬、来場者・運営人員の移動
※来場者数はサンプリング数より算出(片瀬西浜海水浴場のみ爽フラッペ販売数も加算)
■カーボン・オフセット
算定結果に基づき、以下のJ-クレジットを調達し、無効化することでカーボン・オフセットを実施いたしました。
・一般社団法人滋賀県造林公社「分収造林事業地における森林経営活動」:194 t-CO₂
これらのJ-クレジットは、国内主要生産拠点である滋賀工場周辺の森林における適切な保全・管理活動によって創出されたCO₂吸収量をクレジット化したものです。本取り組みを通じて、プロジェクトに伴う温室効果ガス排出量の一部をオフセットするとともに、森林の育成・管理を支援しています。森林はCO₂の吸収源としての役割に加え、水源涵養や生物多様性の保全、河川や海の生態系を支えるなど、多様な生態系サービスを提供しています。こうした森林の持つ価値の維持・向上を支援することで、地域の持続可能な社会づくりへの貢献を目指しています。
■プロジェクトにおける環境配慮の取り組み(容器の回収・リサイクルを通じた啓発)
MIYASHITA PARKで7月24日(金)、25日(土)に実施した「クーリッシュ」「爽」の無料配布では、お召し上がりいただいた後の容器(合計サンプリング数5,141個分)を会場内で回収・リサイクルする取り組みを実施いたしました。
「爽」容器:コアレックス信栄(株)にてトイレットペーパーへのリサイクル
「クーリッシュ」容器:日本ウエストグループによる回収・中間処理を経て(株)レゾナックにてケミカルリサイクル
会場内には分別回収ボックスを設置し、ご来場の皆さまに分別にご協力いただくとともに、リサイクルと資源循環の重要性を発信しました。
ロッテは今後も、企業・専門家・社会団体などさまざまなパートナーと連携しながら、日本の夏をアップデートする取り組みを提案してまいります。
【参考】
・環境省:サプライチェーン排出量算定
https://www.env.go.jp/earth/ondanka/supply_chain/gvc/files/tools/supply_chain_201711_all.pdf
・環境省:グリーン・バリューチェーンプラットフォーム
https://www.env.go.jp/earth/ondanka/supply_chain/gvc/estimate_05.html
・電気事業者別排出係数(特定排出者の温室効果ガス排出量算定用)
-R6年度実績- R8.1.9 環境省・経済産業省公表
https://policies.env.go.jp/earth/ghg-santeikohyo/files/calc/r08_denki_coefficient_rev4.pdf
・国交省:自動車燃費一覧(令和7年3月)
https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_tk10_000048.html
・国交省:運輸部門における二酸化炭素排出量
https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/environment/sosei_environment_tk_000007.html
・一般社団法人日本イベント産業振興協会:EVENT CARBON SIMULATOR
https://www.jace.or.jp/wp/wp-content/uploads/2026/05/c45aafec02cd27e30cdb4ce38faf08df.pdf