Story Text
特定非営利活動法人エコロジーオンライン(以下 EOL理事長:上岡裕)は、株式会社ピースノート(会長:河村公威)との15年間にわたる協業を振り返る対談記事を公開しました。
2011年3月11日の東日本大震災をきっかけに出会った上岡裕と河村公威。
被災地で目にした大量の瓦礫や、必要な物資が届かない現実を前に、「困っている人のところへ行く」という思いから二人の協働は始まりました。
その後、広告付きゴミ箱、タイニーハウス、コンテナ建築、モバイルクリニックなど、環境・防災・医療を横断した取り組みへと発展。
現在、二人が注目しているのが「移動するインフラ」という考え方です。
■「コンテナなのに、動かせない?」から始まった発想
ピースノートは震災後、コンテナを活用した建築や施設づくりに取り組みました。
しかし、コンテナを建物として固定すると、「コンテナなのに動かせない」という問題が生まれます。
そこから河村氏は、「建物そのものよりも、必要な場所へ移動できることが重要なのではないか」と発想を転換。
この考え方は、新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに開発された「モバイルクリニック」へとつながりました。
さらに、トンガでのコンテナ型医療施設の展開などを通じて、「病院そのものを必要な場所へ移動する」という可能性を実感していきます。
■電気・水・医療を「必要な場所へ運ぶ」
現在、ピースノートでは、医療だけでなく、水処理や電力などを組み合わせた新しいインフラの構想も進めています。
太陽光で電気をつくり、蓄電し、その電気で水を処理する。
そして、電気や水、医療などを一体的に捉え、必要な地域へ運ぶ。
気候変動による災害が頻発するなか、こうした「移動できるインフラ」は、これからの防災や地域づくりに新しい選択肢を提供する可能性があります。
■「思想」と「実践」をつなぐ15年間
15年間の協業について、河村氏は、EOLから得られる気候変動や世界の動きに関する情報が、事業を考えるうえで大きなヒントになっていると語ります。
一方、上岡理事長は、アイデアや思想だけでは社会は変わらず、それを実際に形にして現場へ届ける河村氏の実践力を評価。
二人は、それぞれの役割は違っても「ベクトルは同じ」と話します。
■次の15年へ
東日本大震災から15年。
二人の活動は、被災地へ物資を届ける「支援」から、電気、水、医療、食料など、地域が必要とする機能そのものを「運ぶ」仕組みへと進もうとしています。
「困っている人のところへ行く」という2011年の思いは、いま「必要な時に、必要な場所へ、必要なインフラを届ける」という未来の構想へ。
今回の対談では、これまでの15年間を振り返りながら、次の15年に向けた防災・医療・エネルギーの可能性について語っています。
■対談記事概要
タイトル:
「東日本大震災から15年『移動する』という発想が、未来のインフラをつくる」
出演:
株式会社ピースノート 会長 河村公威
NPO法人エコロジーオンライン 理事長 上岡裕
公開:
2026年10月
前編:
2011年の被災地支援から、広告付きゴミ箱、タイニーハウス、コンテナ建築、モバイルクリニックへ。
後編:
トンガでの医療施設、「移動するインフラ」、電気・水・医療を組み合わせた未来の防災、そして次の15年へ。
対談記事:
前編「移動する」という発想が、未来のインフラをつくる
後編「移動する」という発想が、未来のインフラをつくる
■株式会社ピースノートについて
株式会社ピースノートは、2011年の東日本大震災をきっかけに設立。コンテナの企画・開発・製造をはじめ、医療、防災、環境などの分野で社会課題の解決に取り組んでいます。
■エコロジーオンラインについて
NPO法人エコロジーオンラインは、環境問題、気候変動、再生可能エネルギー、防災、音楽、福祉・健康などをテーマに活動するNPOです。
東日本大震災以降は、再生可能エネルギーと防災を組み合わせた活動にも力を入れ、環境だけにとどまらず、人、地域、テクノロジー、文化をつなぎながら持続可能な社会づくりを目指しています。
【団体概要】
団体名:特定非営利活動法人エコロジーオンライン 理事長:上岡 裕 所在地:栃木県佐野市 TEL&FAX:0283-23-9758 E-mail:info@eco-online.org Web:https://www.eco-online.org/