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Atlacle Fund I(以下「Atlacle」)は、企業向けAIエージェントセキュリティプラットフォームを開発するRein Security, Inc.(本社:ニューヨーク/テルアビブ、以下「Rein Security」)のシリーズAラウンドに出資したことをお知らせします。
本件は、Atlacle Fund Iにおける第一号投資案件となります。
AIが「答える」から「行動する」時代へ
企業におけるAI活用は、質問への回答や文章生成を中心とするCopilot型の利用から、企業システムやデータにアクセスし、自律的に業務を実行する「AIエージェント」へと急速に広がっています。AIエージェントがより大きな権限を持ち、さまざまなシステムを横断して行動するようになることで、企業が向き合うセキュリティ課題も変化しています。
従来のアプリケーションやAIモデルそのものの安全性に加え、
AIエージェントが実際に何を実行したのか
どのデータやシステムへアクセスしたのか
そのアクションが本来許可されるべきものだったのか
不正・危険なアクションを実行前に防げるのか
といった、AIエージェントの「行動」を可視化・制御する仕組みが必要になります。
Rein Securityは、AIエージェントが実際にアクションを行うruntime(実行環境)においてセキュリティを提供することで、この新しい課題に取り組んでいます。Reinの公式発表では、企業が構築するAIエージェントを守ることに加え、AIを活用した高度な攻撃から企業を守るという、2つの側面を重要なセキュリティ課題として位置付けています。
Rein Securityについて
Rein Securityは2024年に設立された、AIエージェント向けセキュリティ企業です。同社のプラットフォームはsidecar型のアーキテクチャを用い、AIエージェントが実際にコードやツールを実行する地点で、その挙動やアクセス先を把握。セキュリティチームにAIエージェントの活動の可視性とガバナンスを提供するとともに、危険なアクションをリアルタイムに制御します。
2026年1月の製品ローンチ以降、売上は8倍、顧客数は5倍に成長。Dun & BradstreetやLemonadeをはじめ、Flex、Swimlaneなど、金融、保険、SaaS、データ、リテール、エネルギーなど幅広い業界で利用が進んでいます。
また、Black Hat USA 2026でAIエージェントに関するセキュリティ研究を発表したほか、TechCrunch Startup Battlefield 200にも選出されています。
AtlacleがRein Securityに投資した理由
- AIエージェントの「行動レイヤー」が新たなセキュリティ境界に
AIエージェントは、単に情報を生成するだけではなく、データベースへのアクセス、コード実行、外部サービスの操作など、実世界の業務に直接影響を与えるようになります。Atlacleでは、AIエージェントの普及に伴い、「AIが何を知っているか」だけでなく「AIが実際に何をするか」を守ることが、企業セキュリティにおける重要な領域になると考えています。Rein Securityのruntimeにおけるアプローチは、この新しいセキュリティレイヤーに対する有力な解決策になり得ると評価しました。
- イスラエルのCyber DNAとグローバルな事業構築力
Rein Securityは、イスラエルのサイバーセキュリティ産業で経験を積んだMatan Bar-Efrat氏とNetanel Rubin氏によって創業されました。Matan氏は14年にわたるサイバーセキュリティ経験を持ち、イスラエル国防軍8200部隊での経験に加え、セキュリティプロダクトを数千万ドル規模まで成長させた経験を持ちます。Netanel氏も若くからセキュリティ研究に取り組み、Israeli Intelligence Corpsでの経験を持つ連続起業家です。こうした技術的バックグラウンドに加え、米国を中心とするエンタープライズ市場で事業を構築するチームの実行力を高く評価しています。
- 日本企業との高い事業連携可能性
日本においても、生成AIからAIエージェントへの活用拡大が進む中、Security / Permission / Governance / Auditability / Compliance は、大企業がAIエージェントを本格導入する際の重要な条件になると考えています。Atlacleでは資金提供にとどまらず、日本企業との事業連携、顧客・パートナー候補との接点構築、市場理解の支援などを通じ、Rein Securityのグローバルな成長を支援していきます。
イスラエルのサイバーセキュリティ・エコシステムからも注目
Rein Securityは、イスラエルのサイバーセキュリティ・エコシステムを代表する起業家・技術者・投資家からも早期から注目を集めています。同社のネットワークには、今回のラウンドを共同リードするGlilot Capital Partners共同創業者のArik Kleinstein氏に加え、Talon Cyber SecurityおよびArgus Cyber Security共同創業者のOfer Ben-Noon氏、Aqua Security創業者のAmir Jerbi氏・Dror Davidoff氏、Orca Security CTOのYoav Alon氏など、世界的なサイバーセキュリティ企業の創業・成長に携わってきた人物が名を連ねています。
こうしたイスラエルのサイバーセキュリティコミュニティとの深い接点に加え、米国を中心とするエンタープライズ市場での顧客獲得が進んでいる点も、AtlacleがRein Securityを評価した重要なポイントです。
Atlacle - Founding Partner 土居 隆之 / Takayuki Doi
「Rein Securityは、Atlacle Fund Iが目指している投資を非常に分かりやすく象徴する企業です。
イスラエルには、世界のサイバーセキュリティ産業を生み出してきた非常に密度の高い起業家・技術者・投資家のコミュニティがあります。Reinはその中でも経験豊富なチームと業界のキーパーソンから支持を集めながら、米国のエンタープライズ市場で急速に事業を拡大しています。今回、Glilot CapitalやSienna Venture Capitalと同じラウンドに参加できたことは、イスラエル現地のネットワークから投資機会を発掘し、日本と繋ぎグローバルな成長企業を支援するというAtlacleのモデルを示す第一歩でもあります。投資後も、日本企業との事業接点づくりを含め、Reinのグローバルな成長を支援していきたいと考えています。」
Rein Securityについて
会社名: Rein Security, Inc. 設立: 2024年 拠点: New York City / Tel Aviv 事業内容: AIエージェント向けセキュリティプラットフォームの開発・提供 Webサイト: https://reinsec.io/
Rein Securityは、企業向けAIエージェントのために設計されたセキュリティ企業です。AIエージェントによる一連のアクションをruntimeで可視化・制御することで、企業による安全なAIエージェント活用を支援しています。
Atlacle について
Atlacleは、イスラエル発の起業家に焦点を当て、AI、Cybersecurity、B2B Infrastructureなど、世界市場で成長可能性を持つテクノロジー企業への投資を行うベンチャーキャピタルファンドです。
イスラエルをはじめとするグローバルなテクノロジーエコシステムへのアクセスと、日本企業とのネットワークを活かし、投資先企業の日本市場への展開や事業連携を支援しています。Rein Securityへの投資をFund Iの第一号案件として、今後も高い技術力を持ち、グローバル市場を目指す起業家への投資を進めてまいります。
Webサイト: https://www.atlacle.com/summit
本件に関するお問い合わせ
Atlacle 担当:Takayuki Doi Email:info@atlacle.com Web:https://www.atlacle.com/