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接着剤が企業と高校と子どもをくっつける。東亞合成×高岡龍谷高校×ツギノテの地域共創・子どもの工作スペース『つくル〜ム』
富山県高岡市にて、ものづくりに関係する人々の出逢いをつなぎ、ものづくりを未来へとつなぐ活動を実践するツギノテ実行委員会(実行委員長:羽田 純)は、2026年度の地域連携プロジェクトとして、瞬間接着剤「アロンアルフア」をはじめとした化学製品を製造している化学メーカーであり、高岡市に工場を構える東亞合成株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小淵秀範)と高岡龍谷高校(富山県高岡市、校長:太田 誠一 )と共に、10月24日(土)・25日(日)開催の「産地の勧業博覧会 ツギノテ」内で、子ども向け工作スペース「つくル〜ム」を開催します。
ツギノテと高岡龍谷高校による、身近な社会課題から新しいものづくりの可能性を探求するプログラム“ツギノメ”の活動としては、今年3年目を迎えます。
高岡には工芸だけでなく、ものをつくる企業、人を育てる学校、表現するクリエイターなど、様々な“ものづくりの力”があります。ツギノテは、それらを展示するだけではなく、これまで交わらなかった力をつなぎ、新しい取り組みが生まれる場を目指しています。
子ども向け工作スペース「つくル〜ム」について
子ども向け工作スペース「つくル〜ム」
「つくル〜ム」は昨年、高岡龍谷高校との「ツギノメ」の取り組みのなかで、ツギノテ内に誕生した無料の子ども向け工作スペースです。ものづくりの現場から生まれる廃材や、生活の中で役目を終えた素材を、子どもたちの自由な発想で新しい作品へと変えていきます。初開催の昨年は、子どもたちの列が絶えない人気エリアとなりました。(ツギノメ:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000142170.html )
昨年に引き続きエリアディレクターを務めるのは、富山県で約100名の子どもたちが通う絵画教室を運営する「お絵描きや でこりん」。でこりん監修のもと、2日間で全6回のワークショップを開催するほか、自由工作エリアでは子どもたちが思い思いに作品をつくり、持ち帰ることができます。
今年は東亞合成が企画・運営に参画し、通常のワークショップに加え、高岡龍谷高校と共に発案した特別ワークショップ「オレンジのジオラマ」を実施します。当日は、アロンアルフアの開発に携わる東亞合成の技術者が“接着博士”として子どもたちをサポートします。子どもたちにとっても、地域でものづくりをする大人と直接触れ合える機会になります。
「つくル〜ム」が2026年に掲げるテーマ
廃材と廃材がくっつくと、表情が生まれ作品になる。子どもと素材がくっつくと、発想が生まれ新たな価値になる。高校生と企業がくっつくと、関係が生まれ、地域へのまなざしが変わるー。
今回、高校生たちは本企画の一環として、富山県内のものづくり企業である「株式会社スズニット」「サカエ金襴株式会社」「株式会社能作」を訪れ、工場見学を通して企業の技術を学び、そのうち2社から廃材を提供してもらいました。
でこりん、高岡龍谷高校、東亞合成、そして地元の製造企業。それぞれの素材や強みを持ち寄り、子どもたちが熱中できる工作スペースづくりを目指します。
協業の背景:“モノを生み出すときに、楽しく使って欲しい”という願いをツギノテで表現
東亞合成は、ツギノテの開催趣旨に共感し、昨年から協賛企業として出展していた企業の1つです。今回、より地域と関わる出展方法がないかと協議するなかで、ツギノテから提案したのが、でこりんと高岡龍谷高校が共同で進めるつくル〜ムへの参画です。
背景には、誰もが知る「アロンアルフア」をつくる企業が高岡にあることを、子どもたちにも身近に感じて欲しい。そして、“ものが壊れた時に使うだけでなく、何か新しいものを創造する時に使って欲しい”という東亞合成の想いを、子どもたちに楽しく体感して欲しい、というツギノテとしての想いがありました。それが、地域貢献として学校と連携した取り組みをしたいと考えていた東亞合成の想いと重なり、今回の協業に至りました。
地域企業との関係を、“協賛”から“共創”へ
今回、東亞合成は接着剤を提供する“協賛”にとどまらず、技術者が“接着博士”として会場に立ち、高校生と授業から一緒に企画をつくる“共創”のプレイヤーとして参画します。
地域イベントにおける企業との関係は、ともすると協賛金や物品提供、ロゴ掲出といった形で完結しがちです。共創の形で関わると、企業の技術と、それを担う人そのものが地域の中で見えるようになります。高校生は実在の企業と授業から企画をつくる経験を、子どもたちは本物の技術者と一緒に手を動かす経験を得ます。企業にとっても、自社の技術が次の世代や地域の暮らしにどう受け止められるのかを、直接知る機会になります。
ツギノテは今後も、地域の企業、学校、クリエイター、職人、市民がそれぞれの技術や課題、思いを持ち寄り、新しい商品・学び・仕事・観光・地域活動へとつながる共創を積み重ねていきます。年に一度のイベントを、産地の力をつなぎ新しい実践を生み出す場へと育てていくことが、ツギノテの目指す姿です。
高校生とつくる「オレンジのジオラマ」、技術者は“接着博士”に
つくル〜ムは「ワークショップエリア」と「自由工作エリア」の2エリアで構成されており、東亞合成は次の3つの役割を担います。
1)ワークショップエリア:高校生が発案した企画「オレンジのジオラマ」の企画・運営に参画
両日の最後のワークショップ回で開催する「オレンジのジオラマ」は、子どもたちとともに様々な廃材を組み合わせ、大きな板の上で街や建物、自然などを自由に表現していく大型創作作品です。
2)自由工作エリア:“接着博士”として会場内を周遊しながら、子どもたちの工作にあわせたアドバイスを実施
普段、接着剤の開発を行う技術者が、“接着博士”として子どもたちにアロンアルフアでの遊び方をレクチャーします。技術者と直接話ができる機会でもあります。
3)ブース全体の運営に参画
高校生とともに、子どもたちの工作や保護者対応など、ブース全体の運営を担います。接着剤メーカーである東亞合成が加わることで、工作に欠かせない「くっつける」という行為そのものに、あらためて光が当たります。
10月 高岡龍谷高校へ東亞合成が“出前授業”を実施
10月6日には、東亞合成の担当者が高岡龍谷高校の授業に参加し、生徒に向けてアロンアルフアの使い方や特徴をレクチャーするとともに、当日のワークショップ内容・運営方法を高校生と一緒に検討しました。企業の担当者と高校生が同じ教室で顔を合わせながら準備を進めるこの取り組みは、化学メーカーの技術や知見を、次世代のものづくりへの興味につなげる機会にもなりました。
10月 高岡龍谷高校へ東亞合成が“出前授業”を実施
コメント:それぞれが、この取り組みに込める思い
東亞合成株式会社 高岡創造ラボ 石﨑 こはる氏
東亞合成株式会社 高岡創造ラボ 石﨑 こはる氏
東亞合成の高岡創造ラボは接着剤の研究開発拠点、高岡工場は当社唯一の「アロンアルフア」製造拠点です。アロンアルフアは、壊れたものを直すだけでなく、工作やクラフトの「つくりたい」を形にする接着剤。少量で素早く強力に接着でき、異なる素材を組み合わせる楽しさを広げます。会場では、スタッフが使い方や注意点をお伝えしながら、保護者の皆さまと子どもたちのものづくりをサポートします。「強く」「速く」くっつく魅力を体感し、工夫する喜びや完成の達成感とともに、接着剤の新たな可能性に出会ってください。ぜひ会場でお楽しみください!
高岡龍谷高校 教論 今田晃央 氏
本校3学年クリエイトコースでは「SDGsと私たち」という授業の中で、SDGsについて学びながら実践に繋げていくことを目指す授業を展開しております。持続可能をテーマに過去2年はツギノテさんと連携して、「高岡市」と「伝統産業」の持続可能性を考える授業に取り組んできました。3年目の今年はさらにワークショップ内容を精選し、より子どもたちが楽しめる工作スペース「つくル~ム」をツギノテ講師の方々の協力を仰ぎながら準備してきました。生徒たちが楽しそうに作業したり、廃材を提供して下さる企業を見学したりしている様子を見ていると、充実した授業になっていることを感じます。ぜひ当日はお子さまと会場へ足をお運びください。高岡龍谷高校生がお待ちしております。
ツギノテ実行委員会 委員長 羽田 純
ツギノテ実行委員会 委員長 羽田 純
東亞合成さんは、地域にとってのツギノテの可能性を信じて、出展を続けてくださっている企業さんの1つです。高岡龍谷高校さんとは、3年前に始まった「ツギノメ」から、授業を通してずっと一緒に“ものづくりと社会課題”をテーマに場をつくってきました。今回、その2つの歩みが初めて交わり、高校生と共に発案した企画を運営まで担い、技術者の方が"接着博士"として隣に立つ。そんな景色が生まれたことが、僕は何より嬉しいです。企業の技術と、学校で育つ発想が、地域の中でこうして生かされていく形を、これからもっと増やしていきたいと思っています。
「つくル〜ム」 概要
東亞合成株式会社について
-商号:東亞合成株式会社
-本社:東京都港区西新橋一丁目14番1号
-代表者:代表取締役社長 小淵 秀範
-高岡工場:富山県高岡市伏木二丁目1番3号(同社グループで日本海側唯一の生産拠点。前身の北海曹達伏木工場として1918年に操業を開始し、100年を超える歴史を持つ)
-事業内容:瞬間接着剤「アロンアルフア」をはじめとする接着材料、アクリル酸エステルなどの基幹化学品、樹脂加工製品等の製造・販売
-公式サイト:https://www.toagosei.co.jp/
高岡龍谷高校について
-運営法人:学校法人清光学園
-理事長:公文名 眞
-学校名:高岡龍谷高等学校
-校長:太田 誠一
-所在地:〒933-8517 富山県高岡市古定塚4-1
ツギノテ実行委員会について
-名称:ツギノテ実行委員会
-実行委員長:羽田 純(株式会社ROLE 代表取締役)
-所在地:〒933-0022 富山県高岡市白金町5-2 印刷ビル2階 株式会社ROLE内
-設立:2023年4月
-沿革:高岡の伝統産業に従事する若手職人組合「高岡伝統産業青年会」の活動を土台に、富山・北陸のものづくり産地全体の再興を目指して発足。イベント運営に加え、勉強会やものづくり支援、産業観光促進のサポート、ワークショップなどを通じて産地の魅力向上に取り組んでいる。
-公式サイト:https://tsuginote.jp/
-公式インスタグラム:https://www.instagram.com/tsuginote_craft/
〜ものづくりと人を繋ぐ「ツギノテ」〜
ツギノテ実行委員会は「産地の勧業博覧会 ツギノテ」を中心とした地域・業種を超えた技術やアイデアの交流の機会を10年、50年先の産地の未来を見据え継続的に創出していく組織です。背景には、昨今のライフスタイルの変化や産業の発達、担い手不足に伴い、全国各地のものづくり産地が多くの課題に直面している現状があります。鋳物や漆器などのように、それぞれの技術に特化した専門の企業が1つのものを協力しながら作り上げる「分業制」をとっている産地が多くありますが、廃業する企業が増えることで、同産地内でものづくりを完結させることが難しくなってきています。だからこそ、地域、業種、素材、文化などさまざまな境界線を超えて共創していく「ものづくり産地の再編」がいま、求められています。ツギノテ実行委員会では、400年続く日本有数の伝統工芸の産地高岡市から、作り手・繋ぎ手・使い手を集め、ものづくりを次の時代へ繋ぐ場や取り組みを興していきます。