新聞正文
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株式会社Rinは、AIコーチアプリ「自分と話すノート」で利用者がAIコーチに話した3,096件(424人・2026年7月〜9月30日)を、話の領域と性質の2軸で分類した結果を公開します。
分類できた9つの領域のうち、最も多かったのは「自己理解・価値観」で、全体の18.8%でした(特定の領域に当てはまらない「その他」は23.4%)。 話の性質は「悩み」42.2%、「前向きな話」31.1%でした。
AIに悩みを相談する人が国内外で増える中、実際に何が話されているかを、件数と割合だけで示します。
■ 背景|AIに相談する人が、国内外で増えています
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海外では、生成AIの使いみちの1位に「セラピー・話し相手」が挙げられました(出典:Marc Zao-Sanders「How People Are Really Using Gen AI in 2025」Harvard Business Review(2025年4月))。 英国では16歳以上の37%が、心の健康の支えにAIチャットボットを使ったことがあると答えています(出典:Mental Health UK・Censuswide調査(2025年10〜11月・英国16歳以上2,000人))。 米国でも18〜29歳の5人に1人(20%)が、チャットボットから感情面の支えを得ていると答えています(出典:Pew Research Center(2026年2月調査・米国成人5,119人))。
日本でも、生成AIを使ったことがある人は58.8%となり、1年前の26.7%から大きく増えています(出典:総務省『令和8年版 情報通信白書』(2026年7月))。 AIに話しかけること自体は、もう特別なことではなくなってきています。
■ 調査概要
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対象:アプリ「自分と話すノート」でAIコーチと会話した利用者 期間:2026年7月〜2026年9月30日(集計日:2026年10月1日) 有効件数:3,096件(のべ)・424人 方法:アプリ内の会話をAIと辞書で「性質(4区分)」「領域(10区分)」に自動分類 調査主体:株式会社Rin
1人あたり平均7.3件の対話でした。
本レポートは、AIコーチの利用実態を継続して公開する「AIコーチ対話レポート」の第1回です。
集計は件数・割合・分類名のみで、会話の原文や個人が分かる情報は一切扱っていません。 年齢・性別・職業・地域は取得していません。
■ 発見1|最も多く話される領域は「自己理解・価値観」
図2|話の領域の内訳(10区分)
最も多かった領域は「自己理解・価値観」で582件、全体の18.8%でした。 「その他」を除いた比率では24.5%となり、「その他」を除いた9つの領域の中で最も多い結果です。 特定の領域に当てはまらない「その他」は725件(23.4%)で、順位からは除いています。
2位は「仕事・キャリア」523件(全体の16.9%・除く比率22.1%)でした。 3位は「気分・メンタル」410件(全体の13.2%・除く比率17.3%)、4位は「人間関係」350件(全体の11.3%・除く比率14.8%)でした。
■ 発見2|話の3割は「前向きな話」
図1|話の性質の内訳(4区分)
話の性質を4つに分けると、「悩み」が1,307件で全体の42.2%でした。 一方で「前向きな話」も964件あり、全体の31.1%を占めています。
アプリの使い方に関する話(212件・6.8%)を除いた比率で見ると、「悩み」45.3%、「前向き」33.4%、「その他」21.3%でした。 AIへの相談は、悩みを話すことだけではありませんでした。
■ 発見3|いちばん大きな組み合わせは「前向き×自己理解・価値観」
図3|領域 × 性質のクロス集計
領域と性質をかけ合わせると、いちばん件数が多かった組み合わせは「前向き×自己理解・価値観」で373件でした(「自己理解・価値観」に分類された話の64.1%)。
次に多いのは「悩み×気分・メンタル」307件(「気分・メンタル」の74.9%)、「悩み×仕事・キャリア」289件(「仕事・キャリア」の55.3%)、「悩み×人間関係」251件(「人間関係」の71.7%)でした(「その他×その他」を除く)。
「自己理解・価値観」は悩みより前向きな話で語られることが多く、「気分・メンタル」「人間関係」は悩みとして語られることが多い、という向きの違いが見えました。
社内に仕事やキャリアを相談できる先が無い正社員は61.4%にのぼるという調査もあります(出典:パーソル総合研究所「離職の変化と退職代行に関する定量調査」2025年8〜9月調査・正社員800人)。 相談できる相手が身近にないとき、AIが最初に話す相手になっている場合も少なくない、と私たちは考えています。
■ 発見4|対話は7月から9月にかけて増え、話題の顔ぶれは大きく変わらない
最初の完全な週(7/6の週)の対話は168件、最後の完全な週(9/21の週)は344件でした。 利用者の増加にともない、週ごとの対話の数は増えています。 期間全体で件数の多い領域は「自己理解・価値観」「仕事・キャリア」「気分・メンタル」「人間関係」の4つで、ほとんどの週でこの4つが上位を占めました(一部の週は「習慣・時間」が入ります)。
図4|週ごとの対話件数の推移(2026年7月〜9月)
■ 発見5|対話の約7割は、夜17時から翌3時のあいだ
時間帯を4つに分けると、「夜(17〜21時)」が35.2%、「深夜(22時〜翌3時)」が33.1%で、合わせて約7割を占めました。 「昼(9〜16時)」は24.0%、「早朝(4〜8時)」は7.7%でした。 最も多い時刻は22時台、曜日では火曜日(619件・20.0%)が最も多く、木曜日(319件・10.3%)が最も少ない結果でした。 仕事や家事を終えて、ひとりになった時間に話していると読めます。
図5|いつ話しているか(時間帯と曜日)
■ 読み解き|AIへの相談は、悩みだけではありませんでした
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Harvard Business Reviewの調査では、生成AIの使いみちの2位に「生活の整理」、3位に「目的を見つける」が挙げられていました。 今回の自社データでも、「前向きな話」が31.1%を占め、最も多く話された領域が「自己理解・価値観」だったことは、同じ向きを示していると私たちは読んでいます。
AIに相談する目的は、困りごとの解決だけでなく、自分を整理し、目的や価値観を見つめ直すことにも広がっていると考えています。 相談は日中の「窓口の時間」ではなく、夜のひとりの時間に集中していました。 専用の相談先は、その時間に開いている必要があると私たちは考えています。
■ 私たちの考え|悩みを話す相手には、そのための設計が要る
米国心理学会は、仕事や調べもののために作られた汎用のAIチャットボットと、ウェルネスのために作られたアプリを分けて整理し、どちらも専門家の代わりではなく補う位置づけとしています(出典:American Psychological Association「Health Advisory on the Use of Generative AI Chatbots and Wellness Applications for Mental Health」2025年11月)。
悩みを話す相手には、そのための設計が要ると私たちは考えています。
汎用のAIは、調べものや作業を手早く片づけるために作られています。 自分と話すノートは、悩みを置き、自分の中にある答えに気づくために作りました。
すぐに答えを出さずに問いを返すこと。 話した内容から価値観を8つの軸で見えるようにすること。 危険が疑われる言葉には相談窓口を案内し、必要なときは人の支えへ戻れるようにすること。
AIに頼り切るためではなく、自分と向き合うための場所として届けます。 自分と話すノートは、医療機関や専門家の代わりではありません。
■ 「自分と話すノート」の設計|ノート・マップ・コーチが輪になって回る
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本アプリは、次の4つがひとつの輪として回るように設計されています。 毎日ひとつ、書くためのお題が届き、書いた内容にAIが言葉を返します。
書いた言葉から、あなたが何を大切にしているのかを、8つの軸(成長・学び/挑戦・達成/貢献・役立ち/つながり/安定・安心/誠実・信頼/楽しさ/自由・柔軟)のレーダーチャートにします。 土台にしているのは、心理学で広く使われている価値観研究(シャローム・シュワルツの基本的価値観理論)です。 49の文化グループ・53,472人のデータで検証されてきた理論を参考に、独自に整理したものが8軸です(出典:Schwartz & Cieciuch, 2022)。
軸が見えると、「どっちがいいか」ではなく「何を大切にしたいか」で選べるようになります。 迷ったときは、あなたの価値観を知ったAIコーチに相談できます。 この輪が回るほど、選択は自分のものになっていきます。
対話の設計では、次の4つを守っています。 答えを与えるのではなく、問いを返します。早すぎる助言をしないためです。 「死にたい」などの言葉が出たときは、対話を止めて相談窓口を案内します。 AIへ依存させることを、成功とはしません。 医療機関や専門家の役割を代わりに担うことはせず、必要なときは人の支えへつなぎます。
■ 代表コメント
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「価値観が見えると、毎日は選べる。」 これは私たちのタグラインです。
AIに悩みを相談する人が増えているいまだからこそ、メンタルケアを社会のインフラにしたいと考えています。 今回の集計からも、悩みだけでなく前向きな気づきや自己理解の対話が多いことが分かり、自分と向き合う機会を当たり前にしていく手応えを感じています。
(鶴田 洋 株式会社Rin 代表取締役)
□ 代表プロフィール
鶴田 洋(つるた ひろし)。株式会社Rin 代表取締役。ギャラップ認定クリフトンストレングスコーチ(2025年取得)。 株式会社エディオンで約20年、販売と店舗運営に携わり、2019年度は個人売上で全店1位となりました。 500回を超えるコーチングを重ね、2025年6月に株式会社Rinを創業しました。
■ AIコーチの知見を、さまざまな場面に|協業のご相談
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株式会社Rinでは、AIコーチとの対話の分析と改善を毎週重ねてきました。 その積み重ねで、AIコーチの知見が蓄積されてきています。 「AIコーチといえば株式会社Rin」と思い浮かべていただける存在を目指しています。
この知見は、アプリの外でも生かせると考えています。 たとえば、次のような取り組みです。
- 企業の理念や行動指針を入れた、社内の教育プログラム(研修とAIの定着支援)
- 経営理念や商品の考え方を入れた、AIに聞ける営業ツール(きける資料)
- 入社前後のオンボーディング(会社の価値観と本人の価値観をすり合わせる対話)
- コーチや研修講師の方のメソッドを入れた、面談と面談のあいだを支えるAIコーチ
- 学校や団体での、自分と向き合う時間づくり(キャリア教育・ワークショップ)
このような取り組みを一緒に進めたい方、協業をご検討の方は、ぜひお声がけください。 お問い合わせフォーム:こちら
■ 引用のご案内
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本リリースのグラフおよび数値は、出典の表記とデータページへのリンクを添えていただければ、事前のご連絡なく転載・引用いただけます。
出典の表記例(そのままお使いいただけます。リンク先はアプリ「自分と話すノート」の紹介ページです) 出典:株式会社Rin「AIコーチ対話レポート2026年9月」 https://rin-connect.com/jibun-note/
高解像度のグラフと全数値表、Webページに貼れるリンク付きの出典表記(HTML)はこちらからご覧いただけます。
■ 関連情報
あわせてご覧いただけるページと記事、過去のリリースです。
- 「自分と話すノート」の紹介ページ=アプリの詳しい説明と始め方
- 記事「GROWモデルとは」=セルフコーチングで使う4つの問いを解説
- 記事「セルフコーチングのやり方」=ひとりで回す5ステップと質問30
- 記事「個人向けAIコーチとは」=自己成長に使うメリットと活用法
- 記事「AIコーチングアプリ おすすめ比較と選び方」
- 記事「AIコーチングのメリットと注意点」
- 書籍『じぶんの「価値観軸」の見つけ方』(鶴田 洋・Kindle)=今回最も多かった話題「自己理解・価値観」の考え方をまとめた1冊
- 過去のリリース=2026年8月18日「「価値観軸」を8色で可視化するAIコーチアプリ「自分と話すノート」を公開|iPhone・Android両対応」、2026年9月7日「すべてのチラシと営業資料と会社紹介をAIに「聞ける」ようになる「きける資料」提供開始」
■ 提供概要
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アプリ名:自分と話すノート 提供:株式会社Rin 対応OS:iOS/Android 価格:基本無料(アプリ内課金あり) ダウンロード:App Store/Google Playはこちら
価値観が見えたあと、人のコーチと一緒に6か月かけて進めたい方には、コーチ付きプラン「SHIFT6」(毎日のAIコーチ+月1回の面談)をご用意しています。 無料相談(30分)はこちらからお申し込みいただけます。
本アプリは、an・an 2026年10月14日発売号(マガジンハウス)に広告掲載予定です。
■ 参考文献
- Marc Zao-Sanders「How People Are Really Using Gen AI in 2025」Harvard Business Review(2025年4月・オンライン投稿の分析)
- Mental Health UK「Censuswide調査」(2025年10〜11月・英国16歳以上2,000人)
- Pew Research Center(2026年2月調査・米国成人5,119人)
- 総務省『令和8年版 情報通信白書』(2026年7月)
- パーソル総合研究所「離職の変化と退職代行に関する定量調査」(2025年8〜9月調査・正社員800人)
- American Psychological Association「Health Advisory on the Use of Generative AI Chatbots and Wellness Applications for Mental Health」(2025年11月)
- Schwartz, S. H., & Cieciuch, J.(2022)「Measuring the Refined Theory of Individual Values in 49 Cultural Groups: Psychometrics of the Revised Portrait Value Questionnaire」Assessment, 29(5), 1005–1019・doi:10.1177/1073191121998760
■ 会社概要
会社名:株式会社Rin/所在地:〒440-0888 愛知県豊橋市駅前大通二丁目81番地5階/設立:2025年6月17日/代表者:代表取締役 鶴田 洋/法人番号:5180301039921/事業内容:AIコーチングサービスの開発・運営、法人向け研修・コーチング/URL:rin-connect.com
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