新聞正文
アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社(本社:東京都、日本代表:祖父江謙介、以下「ADL」)と株式会社あおぞら銀行(本店:東京都、代表取締役社長兼CEO:大見秀人、以下「あおぞら銀行」)は、日本企業の変革と持続的成長を支援するため、日本初※の「戦略コンサル×銀行」の企業支援モデルとして、両社の専門性を結集したジョイントベンチャー「あおぞらADLソリューション株式会社」(以下「本JV会社」)を2026年8月18日に設立しました。
1886年の創業以来、「Who says it cannot be done?」(誰ができないと言ったのか?)という精神で、企業・産業の変革とイノベーションを支援してきたADLと、「世間が困難と思っている新分野を開拓する」という創業以来の精神のもと、国内のLBOファイナンスにおける黎明期からの取り組みをはじめ、近年では上場企業に対するエンゲージメント投資など、既存の枠組みにとらわれない金融ソリューションを開拓してきたあおぞら銀行。
両社は、長い歴史の中で、市場環境の変化に伴う困難な時期を成長機会と捉えて発展してまいりました。こうした共通の価値観・事業姿勢を背景に、あおぞら銀行からADLに本取り組みを提案し、協議を進めた結果、本JV会社の実現に至りました。異なる領域でイノベーションと企業の変革に向き合ってきた両社が、50%:50%で資本を持ち寄り、新たな企業支援モデルの構築を目指します。
本JV会社は、マイノリティ持分を前提とした投資を行います。経営権を取得して企業を変えるのではなく、経営者に主導権を残したまま、資本と経営力を加えて「協調型投資」を目指します。その実現に向け、戦略コンサルティング会社であるADL自身が、「助言するコンサル」に留まらず、「当事者として成果にコミットするコンサル」として、投資から経営戦略の策定および変革の実行、企業価値向上までを一体で担います。
戦略コンサルティングだけでも、融資でも、バイアウトでもない。企業の自主性を尊重しながら、戦略コンサルティング会社が持つ「経営の知恵」と、銀行が持つ「金融・資本の力」を融合し、資金だけではなく戦略と実行力まで投入します。
日本には、優れた技術、ブランド、人材、顧客基盤を持ちながら、その潜在力を十分な企業価値へと転換しきれていない企業が数多く存在します。実際、日本では時価総額500億円未満の上場企業が約7割を占め(米国は約3割)、企業が持つ潜在価値をいかに顕在化させるかは、日本の資本市場と産業界にとって重要な課題となっています。
一方、日本企業を取り巻く経営環境も変化しています。東京証券取引所は2026年4月、「資本コストや株価を意識した経営」について、経営資源の適切な配分を軸に要請をアップデートしました。また、M&Aは2024年に公表ベースで過去最多の4,700件となるなど、外部資源・資本を成長に活用する動きが広がっています。
外部資本の役割も、事業承継や事業再生だけにとどまらず、新規事業、M&A、海外展開、DXなど「次の成長」を実現するための手段へと広がっています。こうした環境下で、経営の自主性を維持しながら、成長資本と戦略・実行力を同時に得られる新たな選択肢が求められています。
本JV会社の取り組みでは、スモールからミッドキャップの企業を中心に支援を開始し、投資、コンサルティング、金融ソリューションなどを通じて、日本の上場企業約3,700社の約3割弱にあたる1,000社の企業に対し、企業価値向上に資する支援を提供できる存在となることを目指します。
※両社調べ。戦略コンサルティング会社と銀行が共同出資する会社を通じ、マイノリティ出資と戦略・変革支援を一体で提供する事業モデルとして国内初。
本JV会社設立の意義・目的
「助言するコンサル」から、「当事者として成果にコミットするコンサル」として持続的成長に“知恵と資本”で伴走
コンサルティング企業も投資し、投資先の企業価値向上までコミット。戦略策定、変革の実行、資本政策・金融までをつなぎ、成果実現まで伴走します。
経営権を取らずに、経営力と資本を加える「協調型投資」
バイアウトのように経営権を取得して変えるのではなく、マイノリティ出資を基本に、経営者の意思決定を尊重しながら、投資先会社、銀行、コンサルティング会社が三位一体となって戦略と実行力を投入します。
事業承継だけでなく、「次の成長」のための新たな資本選択肢
既存事業の強靭化、新規事業、M&A、海外展開、DX、事業ポートフォリオ改革など、成長投資に必要な資本と経営支援を一体で提供します。
「わが社を、こう変えたい」を実現する
例えば、技術力は高いが国内市場に依存する製造業には、既存事業を強靭化したうえで、新市場開拓や海外展開を。強い事業基盤を持つオーナー企業には、次世代経営体制やM&Aによる事業拡大を。成熟事業を抱える企業には、事業ポートフォリオ改革と新規事業創出を。企業固有の強みを起点に、次の成長ストーリーを構想し、実行します。
本JV会社の取り組み内容
本JV会社は、ADLの戦略・変革支援力と、あおぞら銀行の投資銀行機能を融合し、企業の成長戦略、資本政策の策定から投資、変革の実行までを一体で支援します。
ADLは、これまで培ってきた戦略・事業変革の知見を活かし、投資先のバリューアップ戦略の策定から実行までを担います。特に、既存事業の強靭化、イノベーション、新規事業、事業ポートフォリオ改革、海外展開など、企業の次の成長を生み出すテーマに重点を置きます。
あおぞら銀行は、エンゲージメント投資やストラクチャードファイナンスなどで培った専門性を活かし、案件のストラクチャリング、投資ビークルの組成・管理、投資・EXITにかかるエグゼキューションを担い、成長に必要な融資・金融ソリューションも組み合わせ、ファイナンス面から企業の変革を支えます。
本JV会社の概要
商号
あおぞらADLソリューション株式会社
所在地
東京都千代田区麹町四丁目5番地20 KSビル8F
設立
2026年8月18日
資本金
1億円(含、資本準備金) ADL50%・あおぞら銀行50%
代表取締役
八重樫 哲治、 大原 聡
事業内容
投資ビークルの管理運営業務、企業の合併、株式の取得、資本参加、業務提携、事業譲渡、株式公開および企業経営等に関するコンサルティング業務、その他附帯関連する一切の業務
アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社
1886年、米マサチューセッツ工科大学のアーサー・デホン・リトル博士により、世界初の戦略コンサルティングファームとして設立。日本法人のアーサー・ディ・リトル・ジャパンは、1978年に設立され、イノベーションの創出を中心に約50年にもわたり日本の産業・企業の変革を支援し、クライアント企業に”ディファレンス”を共創してまいりました。
東京オフィスは、アジア・オセアニア14拠点の中で最大のオフィスとなり、アジア地域において中心的な役割を担っています。アーサー・ディ・リトルでは、600万人以上のイノベーター、起業家、技術者、学者とのネットワーク、知識、知見を生かし、官民を問わず様々な産業に対して創造性と実効性を伴うオープンコンサルティングを提供し、企業、産業、社会の変革の実装を”Side by Side”で支援しています。
会社名:アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社
日本代表:祖父江 謙介
本社所在地:東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター36階
URL:https://www.adlittle.com/jp-ja
株式会社あおぞら銀行
1957年、長期信用銀行法に基づき設立。日本のLBOファイナンスにおける黎明期からの取り組みや事業再生ファイナンス、不動産ファイナンスの取り組みにて得た高い専門性・知見・経験、ならびに金融債発行を通じて培った全国の地域金融機関との強固なネットワークを有し、お客さまとともに成長していくことを目指しております。「可能性をつくる あおぞら銀行」をブランドコンセプトに、金融のプロフェッショナルとして「新たな金融の付加価値を創造し、社会の発展に貢献する」ことをミッション、「時代の変化に機動的に対応し、常に信頼され親しまれるスペシャリティー高い金融グループであり続ける」ことをビジョンとする経営理念を掲げ、持続的な成長と社会への貢献を目指しております。
会社名:株式会社あおぞら銀行
代表取締役社長兼CEO:大見 秀人
本店所在地:東京都千代田区麹町6-1-1
URL:https://www.aozorabank.co.jp/