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建機シミュレーター「メタトレ」を起点に、WANはフィジカルAIの研究開発を進めます
株式会社ワールドエリアネットワークス(本社:広島市、代表取締役:三谷 歩、以下「WAN」)は、フィジカルAIの研究開発を本格的に始動し、ともに取り組む共同研究・実証パートナーの募集を開始しました。あわせてブランドを刷新し、新しいコーポレートサイト(https://wan-hiroshima.jp/ )を公開しました。
WANは2010年の創業以来、3DCG・XR・シミュレーション・映像・WEB/システム開発で、現実の空間を仮想空間に写し取る仕事を続けてきました。これからは、その技術を、AIが現実を理解し、学び、機械を動かすための基盤として生かしていきます。既存事業もこれまでどおり続け、フィジカルAIをWANの新たな成長の柱に据えて、全力で取り組んでいきます。
■ WANは、フィジカルAIに本格的に取り組みます
本日の発表は、次の3点です。
フィジカルAIの研究開発を本格始動 ——経済産業省のGo-Tech事業に採択された建機訓練システム「メタトレ+」を第一弾に、建設・インフラ・産業機械の現場へ
共同研究・実証パートナーの募集を開始 ——企業・自治体・大学・研究機関と、現場で使えるフィジカルAIをつくる
ブランドを刷新し、新しいコーポレートサイトを公開 ——新ブランドメッセージは「現実世界を、まるごと仮想空間へ。」
■ なぜいま、フィジカルAIなのか
フィジカルAIとは、AIがカメラやセンサーを通して現実の世界を理解し、ロボットや機械を動かす技術です。生成AIの次の大きな流れとして、国内外で急速に注目が高まっています。
その背景にあるのが、現場の担い手不足です。たとえば建設業の就業者数は2024年平均で477万人と、1997年の685万人から約30%減少しました。55歳以上が36.7%を占める一方、29歳以下は11.7%にとどまり、熟練者の技能をどう次の世代へ引き継ぐかが大きな課題になっています。建設分野でも、大手建機メーカーやゼネコンが、熟練者の操作をAIに学習させる研究や、シミュレーション上でAIを訓練する研究に相次いで着手しています。
■ AIが現実を学ぶには、「仮想空間」が欠かせない
AIが機械を安全に動かせるようになるには、現実の現場を写し取ったデータと、失敗しても誰も危なくない場所で何度でも試せる仮想空間が欠かせません。それは、WANが16年間つくり続けてきたものです。
現実を写し取る:写真や動画から現場をまるごと3Dにする3DGSビューワー「Machica」(2026年6月 β版公開)
仮想空間で機械を動かす:3DCGと物理シミュレーションで建設現場を再現する建機シミュレーター「メタトレ」(2026年6月 販売開始)。
伝わる形にする:3DCG・映像・XRの制作。大和ミュージアムの映像演出など、見えないものを見える形にする仕事は、AIの判断を人が確かめられる画面や体験づくりにも生きます。
展示会での「メタトレ」体験など、WANのこれまでの取り組み
■ 第一弾:国のGo-Tech事業に採択された「メタトレ+」
フィジカルAIの第一弾は、2026年7月に中小企業庁のGo-Tech事業に採択された建機訓練システム「メタトレ+」です。広島市立大学・安田女子大学との共同研究として、公益財団法人ひろしま産業振興機構を事業管理機関に、令和8年度から3年間の研究開発を進めています。
熟練者・初心者・未経験者が仮想空間で建機を操作したデータを記録し、AIが「操作」「安全」「施工」の3つの観点から技能を評価。その結果をもとに、一人ひとりに合った次の訓練を提案します。
建機シミュレーター「メタトレ」の操作画面イメージ。「メタトレ+」では、操作データをAIによる技能評価と訓練提案に生かす研究を進めています
研究開発の目標(令和8〜10年度)
掘削・積込・整形を中心とした300シナリオ以上の整備
AI技能評価に活用する10指標以上の設計
熟練者と初心者を高い精度で見分けるAIモデル
複数の建設関連企業での実証・導入検証
※研究開発上の目標値であり、現在提供中の製品性能を示すものではありません。
ここで蓄積する「熟練者の操作」と「現場の変化」を対応づけたデータは、建設機械の遠隔操作や作業の自動化など、フィジカルAIへの応用を見据えています。
■ 建設から、インフラ、産業機械の現場へ
WANは建設機械を入り口に、フィジカルAIの取り組みを広げていきます。
建設:建機の操作訓練、技能評価、遠隔操作・作業支援
インフラ:橋梁などを3Dで記録し、点検・維持管理や計画の検討に生かす
産業機械:クレーンやフォークリフトなど、ほかの機械の訓練や作業支援への展開
教育:教育機関や企業の研修で使える訓練環境
死角の警告や危険箇所の表示、適切な操作の提案といった作業支援から、人の監視下での一部作業の自動化へ。WANがめざすのは、人に代わるAIではなく、人の判断と技能を支えるAIです。
建設機械を起点に、インフラや産業機械への応用を目指します
■ 共同研究・実証パートナーを募集します
現場で本当に使えるフィジカルAIは、一社ではつくれません。WANは本日から、ともに取り組むパートナーを募集します。
現場の知見・データ:訓練シナリオや評価の基準づくりに、現場の知見や操作データを提供いただける企業
実証の場:現場での実証・導入検証にご協力いただける企業・自治体・教育機関
共同研究:AI・ロボティクス・人の技能に関する研究を、ともに進めていただける大学・研究機関
技術:センサー・ロボット・AIなどの技術をお持ちで、組み合わせを検討いただける企業
現場の知見や操作データを持ち寄り、共同研究と実証を進めます
お問い合わせ先:https://wan-hiroshima.jp/contact/
■ 本日、ブランドを刷新。「現実世界を、まるごと仮想空間へ。」
現実世界を、まるごと仮想空間へ。 建設現場も、ミュージアムも、街並みも。 形と色をまるごと3Dに写し取り、見て、確かめて、何度でも試せる仮想空間をつくります。
今回のリブランディングでは、3DCG・XR・シミュレーション・映像・WEB/システム開発に加えて、AIで現実の現場を支える会社であることを、言葉とデザインで明確にしました。
新しいコーポレートサイトのトップページでは、実際の映像が青い走査線を境に白い建築模型へと書き換わっていきます。模型はすべてプログラムで組み上げ、ブラウザ上でリアルタイムに描画しています。英語版も同時に公開しました。
刷新したWANのコーポレートサイト(PC・スマートフォン表示)
■ 代表取締役 三谷 歩 コメント
代表取締役 三谷 歩
2010年、25歳で会社を設立しました。「どこに相談すれば良いか分からない」というご依頼に一つひとつ応えるうちに、3DCGや映像から、VR、建設機械のシミュレーター、現場をまるごと3Dにする技術へと、仕事の幅が広がってきました。
気づけば私たちは、現実を仮想空間に写し取る技術を、ずっと磨いてきたのだと思います。その技術がいま、AIが現実を学び、機械を動かすための土台になろうとしています。フィジカルAIは、WANの16年間がそのまま生きる領域です。
これまでの仕事を大切にしながら、ここに全力で挑みます。人に代わるAIではなく、現場で働く人を支えるAIを。大学やパートナー企業の皆さまと一緒に、広島から形にしていきます。
代表・三谷 歩の1日に密着した動画(約23分)。3DCG・XRから、建設・土木のシミュレーター、そしてAI開発へ
■ フィジカルAIを、一緒につくる仲間を募集しています
WANでは、フィジカルAIの研究開発と、3DCG・XR・シミュレーションの開発をともに進める仲間を募集しています。
ゲームエンジンエンジニア:Unity・Unreal Engineで、シミュレーターやXRを開発する
3DCGデザイナー:シミュレーター・XR・映像のための3DCGを制作する
企画・ディレクター:「こんなことはできないか」という相談を、エンジニア・デザイナーと一緒に形にする
カジュアル面談だけのご希望も受け付けています。
採用情報:https://wan-hiroshima.jp/recruit/
■ 会社概要
会社名:株式会社ワールドエリアネットワークス(WAN)
所在地:〒730-0051 広島県広島市中区大手町2丁目2-13 ザ・ガーデンプレイス紙屋町5F
代表者:代表取締役 三谷 歩
設立:2010年12月
電話:082-207-2601
事業内容:3DCG・XR・シミュレーション・映像・AIのソリューション開発、自社プロダクト(METATORE・Machica・幻墨・デジハコ プログラミングカー)の開発・販売、フィジカルAIの研究開発
URL:https://wan-hiroshima.jp/
■ 本件に関するお問い合わせ先
会社名:株式会社ワールドエリアネットワークス
担当者:マーケティングディレクター 三保舞称
所在地:広島県広島市中区大手町2丁目2-13 ザ・ガーデンプレイス紙屋町5F
お問い合わせ:https://wan-hiroshima.jp/contact/