ニュース本文
CHIBA SKY WINGS女子チームは、2026年9月27日、東北ヒロセシーアリーナ(岩手県宮古市)で開催された「3x3 TOHOKU 2026 - MIYAKO STOP presented by 東亜道路工業」で優勝しました。中山桂、石田悠月、田戸郁乃の3選手が出場し、決勝でXDに21対17で勝利。2027年2月27日・28日に横浜BUNTAIで開催予定の第12回3x3日本選手権大会への出場権を獲得しました。
交代枠のない一戦で、中山選手が大切にしていたのは、自分の役割をやり切ること。そして、難しい時間帯にも仲間と声を掛け合い、自分たちのプレーへ意識を戻すことでした。試合後のインタビューから、勝利につながった判断と、5人制から3x3へ競技の場を移した中山選手の思いを紹介します。
「空いたら絶対に打ち切ろう」。役割を明確にして臨んだ決勝
試合に向け、3人で話していたのは「一人一人がやるべきことをやろう」ということでした。中山選手が自分の役割として挙げたのは、2Pシュートです。
「私の役割は2Pシュートなので、空いたら絶対に打ち切ろうと決めてました」
その決意を支えたのが、田戸選手の声でした。中山選手は、田戸選手から「かっちゃん空いたらどんどん打とう!」と声を掛けられていたことを明かし、思い切りよくシュートを打てたと振り返ります。
自分の役割を理解するだけでなく、そのプレーを仲間も求めていると感じられること。中山選手の言葉からは、試合に向けた話し合いと具体的な声掛けが、コート上の決断を支えていたことが伝わります。シュートの成功数だけでは捉えきれない、3人の間のやり取りがありました。
苦しい時間帯に戻った「自分たちのプレー」
中山選手は、試合中、判定への対応に難しさを感じる場面もあったと振り返ります。そのときにチームで選んだのは、目の前のプレーへ集中することでした。互いに声を掛け合い、自分たちが次に何をするかへ意識を向けていきました。
集中を取り戻すきっかけになった言葉として、中山選手が挙げたのは石田選手の声です。
「自分たちのプレーをしていないから、相手に合わせるんじゃなくて自分たちのプレーをしよう。」
中山選手は、この言葉を受けて集中することができたと話します。そして、試合を振り返り、次のように語りました。
「切り替えて自分たちのプレーにフォーカスできたところが逆転の要因だったと思います」
これは中山選手自身が捉えた、勝利につながる転機です。田戸選手の声がシュートを打つ決断を支え、石田選手の声が自分たちのプレーへ戻るきっかけになった。それぞれの役割を担いながら、仲間の判断も支える。その関係が、中山選手の振り返りには表れています。
決勝の最終スコアは21対17。FIBAの大会記録でも、この結果が確認できます。
5人制から3x3へ。「考えること」がプレーの楽しさに
中山選手は、2025年まで5人制のバスケットボールでプレーしていました。競技について語るとき、まず挙がったのは「私は考えることが好き」という言葉です。
「私は考えることが好きで、自分の考えていることが相手に『はまった』時は『よっしゃ!』と思います」
自分の考えたプレーが相手に通用する。その瞬間の手応えが、中山選手にとっての楽しさの一つです。3x3では、チームメイトと意思を交わしながら、選手たち自身で自由にプレーできることに魅力を感じていると話します。
5人制で積んできた経験も、今のプレーにつながっています。中山選手が挙げるのは、味方との合わせ方や、2人・3人で組み立てるプレー。人数や競技形式が変わっても、同じバスケットボールの中で培った連携の感覚が生きていると感じています。
今回の決勝で、仲間と声を交わし、自分たちのプレーへ立ち返った経験は、そうした3x3の魅力とも重なります。何を選び、どう動くかを選手同士で考えること。その積み重ねを、これからの試合にもつなげていきます。
相手から学び、できることを増やす
優勝した試合から、中山選手が持ち帰ったのは成果だけではありません。対戦したXDの選手について、個人技の強さが参考になったと話します。次に向けた目標は、自分のできることを増やすことです。
「できることが増える分、3人の連携の幅も広がっていくと思います」
一人の選手として選べるプレーが増えれば、仲間と組み立てられる攻撃にも新しい可能性が生まれる。中山選手は、個人の成長を3人の連携の広がりへと結びつけて考えています。
その思いは、地域の子どもたちへ伝えたいことにもつながっています。
「子どもたちにもできるようになることの楽しさや面白さを伝えていきたいです」
CHIBA SKY WINGSは、競技活動に加え、地域でのボール遊び教室やスクールにも取り組んでいます。今回の経験から生まれた中山選手の言葉は、勝ち負けだけでなく、新しいことを身につける楽しさにも向けられています。
次の舞台は、2027年2月の日本選手権
今回の優勝により、チームは第12回3x3日本選手権大会への出場権を獲得しました。大会は2027年2月27日(土)・28日(日)、横浜BUNTAIで開催予定です。
チームは公式発表で、日々の練習を支え、会場や遠くから応援してくれた人たちへの感謝を伝えるとともに、日本選手権に向けてさらにチームの力を高めていく方針を示しました。今後の試合や活動については、公式サイト・公式Instagramでご確認ください。
CHIBA SKY WINGSについて
CHIBA SKY WINGSは、多古町・成田空港エリアを拠点に活動する3x3バスケットボールチームです。「この街に、夢中を。」「エアポートシティから世界へ。」を掲げ、男子・女子の競技活動と、地域の子どもたちへのボール遊び教室やスクールなどに取り組んでいます。
公式サイト:https://sky-wings.jp/
公式Instagram:https://www.instagram.com/chibaskywings3x3/
宮古大会で優勝したCHIBA SKY WINGS女子チーム(2026年9月27日)
コートで言葉を交わすCHIBA SKY WINGSの選手たち(宮古大会)
拳を合わせるCHIBA SKY WINGSの3選手(宮古大会)