新闻正文
日本コロムビアから4月22日に発売したデビュー35周年記念曲「いのち陽炎(かげろう)」(作詩・石原信一、作曲・岡千秋、編曲・石倉重信)が、「月間 USEN HIT 演歌/歌謡曲ランキング」で第1位を獲得するなどしてロングヒット中の演歌歌手・田川寿美(50)が29日、東京・台東区の浅草公会堂でデビュー35周年記念コンサートを開いた。
1992年4月1日「女…ひとり旅」でデビューして以来、数々のヒット曲を放ち、NHK紅白歌合戦に4回出場。今年は、親子三代にわたって親しまれ、生誕55周年を迎えた「仮面ライダーシリーズ」とコラボしたアニバーサリーイヤー音頭「仮面ライダー音頭」(東映特撮の音頭を集めたCD「仮面ライダー音頭~東映特撮音頭集~」に収録)を6月3日に発売して大きな話題を集めた。
今回のコンサートのコンセプトは「これまでギターの弾き語りやJポップを取り入れたりと、いろいろやらせていただいたので、あえてシンプルな構成にしたいなとみんなで話し合い、自分の人生の流れの一部としてオリジナルにスポットを当てた『歌力』を伝えたいと思っています」 「また、ヘアスタイルの監修をしていただいたIKKOさんからの愛が伝わるお手紙をコンサートの中でお伝えできればと思っていまして、いろんな方のご縁をいただきながら開催いたします。そして、『仮面ライダー音頭』を6月に発売しましたので、今日はピチピチのカワイ子ちゃんたちに踊りを踊っていただきながらこれまでのステージとは違った華やかさで皆さんに楽しんでいただけるかなという構成になっています」 会場は、約1000人の熱烈なファンが詰めかける中、前半は、「哀愁港」をはじめ、「華観月」「しゃくなげの花」、カバー曲から島倉千代子の「夢飾り」、都はるみの「北の宿から」、美空ひばりの「愛燦燦」などを歌唱。後半は、学生ダンサー6人の若さあふれるダンスをバックに「仮面ライダー音頭」をはじめ、「女の舟唄」「一期一会」「女人高野」、新曲「いのち陽炎」、そしてアンコールでデビュー曲「女…ひとり旅」など全20曲を熱唱した。
また、田川のヒット曲「女人高野」「雑草の泪」を作詩した作家・五木寛之さんから「歌手生活35周年、本当におめでとう。人生、山あり谷ありなどと言われますが、歌の世界もまたそうです。あなたのさわやかな歌声に人が生きる喜び、そして悲しみの影がおのずと感じられるような大人のアーティストとして今後も歌い続けてください。35周年をきっかけに新しい旅立ちを期待しています」、IKKOからも「35年という長い歳月、一つの道を信じて歩き続けてこられた寿美ちゃん。先日、久しぶりにご一緒させていただき、その歌声に心から感動しました。出会ったころから変わらない寿美ちゃんの真摯な心が私は大好きです。これからもお互いに奢ることなく自分らしく歩んでいきましょうね。デビュー35周年、心よりお祝い申し上げます」とお祝いメッセージが届けられ、田川を感激させた。
「仮面ライダー音頭」については「(踊りながら歌うのは)息が切れて大変です(笑)。でも、これから来年の夏に向けて全国各地に広がっていけばいいなと思っています。いままで私の演歌は、せつない歌が多かったので、こういうみんなで一つになれる音楽っていいなと、その虜になっています。『仮面ライダー』は、うちのお兄ちゃんが好きで一緒に見ていましたが、世代を超えていまの子どもたちと共通の話ができるのはいいですね」。 年末に向けて「紅白に出場させていただければ幸いですけれど、それ以上に日本の心であったり、演歌の魅力って、行間にある空気のようなものだと思っていて、それをいかにたくさんの方に伝えることで人の役に立てたらいいなと思います。私自身も心技体を目指し、まだまだ進んでいきたいという夢があります」と意欲を燃やし、35周年を振り返って「お陰さまで35周年の節目を迎えることができました。これまでの歌手人生の歩みは、人様との出会いのお陰で今日があります。これからも出会いに感謝して、ずっとずっと成長し続けていきたい」と話していた。 なお、10月24日には大阪・サンケイホールブリーゼにて田川寿美デビュー35周年記念コンサートの大阪公演を予定している。