新聞正文
ホームページ制作・SEO・AIO支援を行っているMorethan(長野県)は2026年9月6日に長野県旅館ホテル組合会の公開名簿に掲載されている全841施設について、名簿に登録されているサイトを対象に、AI検索(ChatGPT・Gemini・Perplexityなど)が施設情報を引用できる状態にあるかを独自のツールを使い機械的に診断し、結果をまとめましたのでご報告いたします。 診断できた795施設のうち、「よくある質問」を機械が読める形(FAQ構造化データ)で用意していた施設は12件・1.5%にとどまりました。 一方でAIクローラーの巡回を拒否していた施設は5件・0.6%しかありません。 入口は開いているのに、中身が機械に読めない。
これが長野県の宿泊施設サイトの現状です。 調査結果のポイント1. AIを拒否している宿はほぼ無い(0.6%)robots.txtでGPTBot・ClaudeBot・PerplexityBotなどのAIクローラーを全面拒否していたのは795施設中5施設(0.6%)。 「AIに勝手に使われないよう拒否している」という状況では、まったくありません。 一方でrobots.txt自体が存在しない施設が339件(42.6%)。 拒否も許可も制御していない状態です。
2. 「どこにある何の施設か」をAIに伝えられている宿は19.0%施設の住所・電話・営業時間などを構造化データ(Hotel / LodgingBusiness / LocalBusiness)で記述していたのは151施設(19.0%)。 81.0%はこの記述がなく、AIが「〇〇地域にある温泉旅館」という事実を機械的に確認できません。 厳密には読めるがすぐには読み込めない(判断ができない)ため他のサイトや旅館がおすすめされてしまうサイト設計になっていました。 3. 「よくある質問」を機械可読で置いている宿は1.5%AI検索は「〇〇地域でペット可の宿は? 」「朝食・夕食はありますか? 」のような質問形式で使われます。
その答えにあたるFAQを構造化データで用意していたのは795施設中わずか12件(1.5%)。 構造化することで、AIによる読み込みがスムーズになるのでAIなどに引用されやすくなりますが1.5%しか、読みやすい構造ではありません。 4. 情報がいつのものか分からない宿が80.5%更新日・公開日が判別できる記述があったのは155施設(19.5%)。 AIは古い可能性のある情報の引用を避ける傾向があるため、更新日の明示は引用可否に直結します。 AIだけではなく、SEOの観点からも非常に不利に働いてしまうので更新を行う必要があります。
5. 常時SSL未対応が23.5%リダイレクトを追跡してもなお http:// で配信されていた施設が187件(23.5%)。 ブラウザに「保護されていない通信」と表示される状態です。 ※ 別の数字として、組合名簿の登録URLが http:// のままの施設は523件(65.8%)ありました。 こちらは名簿側の情報が古いという話で、施設のSSL対応状況とは別です。 混同しないようご注意ください。 6. 総合スコアは平均62.3点100点満点で評価本調査の考察AI検索が観光の入口になりつつある中で、長野県の宿泊施設は「AIに拒否されている」わけではありません。 入口はほぼ全て開いています。
問題は、開いた入口の先にある情報が、機械にとって読み取れる形になっていないことです。 住所や電話番号が画像や装飾されたテキストの中にあると、人間には読めてもAIには「事実」として確認できません。 「ペット可か」「送迎はあるか」といった質問に対する答えも、FAQとして構造化されていなければ引用されにくくなります。 これは大規模な作り直しを必要とする課題ではありません。 構造化データの追加や更新日の表示は、多くの場合既存サイトへの追記で対応できます。 今回スコアが80点を超えた54施設は、特別な投資をしているわけではなく、こうした基本的な記述を済ませているだけです。 長野県は宿泊施設の数が多く、観光への依存度も高い地域です。
だからこそ、AI検索の入口で情報が拾われるかどうかが、これから効いてくると考えています。 参考:無料診断ツールの公開今回の調査に使用した診断エンジンをベースにした無料SEO診断ツールを公開しています。 URLを入力するだけで、自社サイトの状態を同じ観点で確認できます。 使用したチェックツール※ 本調査は同ツールの利用実績とは無関係に、公開情報のみを用いて実施したものです。 Morethanではホームページ制作からSEO・AIO対策・オウンドメディアの運営など幅広くAI時代のWebマーケティングを専門にしています。 また、Morethanでは環境保護活動に取り組んでいます。