新聞正文
第2回ワークショップもがんばるぞ! 平岡交流センター(千葉県袖ケ浦市野里1563-1)と千葉大学 工学部 総合工学科 建築学コース 伊藤潤一研究室は、交流センター内に「中高生のための特別な居場所」を整備するための共同研究に取り組んでいます。 第2回ワークショップは、「ブロックで居場所をデザインしよう! 」をテーマに開催しました。 はじめに、イタリア ミラノにいらっしゃる伊藤先生と中継で繋ぎ、ミラノの風景等が写ると歓声があがりました。 そして、今回のワークショップに向けたアドバイスをいただき、生徒達は熱心に取り組む姿勢を見せていました。
また、スペシャルアドバイザーとして、建築家の黒澤健一(kurosawa kawara-ten 代表)さんをお迎えし、居場所に設置する机の天板のデザインや設計をしていくうえでの助言をいただきました。 天板に使用するのは令和8年3月に閉園した中川幼稚園の大型木製ブロック(積木)です。 居場所でどんなことをしたいのかを想像しながら、大きさや形の違うブロックを組み合わせて、思い思いに机の天板のデザイン案を完成させました。 平川中学校の生徒7名、袖ヶ浦高校の生徒3名が参加した第2回ワークショップを振り返ります。 ※ 伊藤潤一研究室…建築・空間設計とワークショップを軸に、地域社会における子どもたちの居場所づ くりの実践・研究を行っています。
第1回ワークショップのレポートはこちら中川幼稚園の思い出を繋ぐ机を作りましょう! 伊藤先生のご挨拶今日は設計やモックアップの体験を交えながらデザインします! 黒澤さんのご挨拶第2回ワークショップの詳細企画説明 最初に、第1回ワークショップ(模型を使って居場所をデザインしたこと)を振り返りました。 そして、今回は、居場所の空間デザインとして、中川幼稚園のこども達が「積木」として遊んでいた思い出の木製ブロックを使って机の天板のデザインを検討することを説明しました。
また、幼稚園で使われていた木製ブロックを使うこと(リユースすること)はSDGsに寄与することであると同時に、木製ブロックで遊んでいたこども達の思い出を、机という新たな形に変えて、未来へ繋いでいくことのプロジェクトの「想い」について伝えました。 第1回ワークショップの振り返り模型を使って居場所でやりたいことを表現しました。 第2回ワークショップの内容説明木製ブロックを使った天板のデザインを考えよう! テンプレートを使ってデザイン 今回も「エイ! エイ! オー! 」の掛け声とともにスタートしました。 デザインに用いたのは、学生が作ってくれたオリジナルのテンプレートです。
テンプレートの形はブロックの種類ごとにあり、1/10のサイズで作られています。 居場所でどんなことをしたいのかを想像しながら、テンプレートを使って図面に形を描きこんだり、描いたものを切って、動かしてみたりしながらアイデアを出しました。 この作業は、建築における「実施設計」の一部にあたるそうです。 今回も専門的な作業に触れることが多く、生徒達もとても楽しそうに一生懸命取り組んでいました。 まずは1/10のサイズで考えてみよう! 手に持っているのは1/10のサイズの人形です。 図面に置いてみてね! 学生が作ってくれたオリジナルのテンプレート机のデザインの他、人や植栽も描いてみよう! 黒澤さんのアドバイス! こういう風にするのもいいよね!
みんなでデザインを検討中こんなデザインもいいかもね! 木製ブロックを使って実寸をイメージ 生徒達が考えた図面をもとに、木製ブロックを並べて実寸を確認しました。 これは建築でいう「実施設計」の段階で行われる、「モックアップ」にあたる工程です。 1/10のサイズの図面だけでは大きさのイメージがつかめない(図面と実物ではズレが生じる)ので、モックアップはとても大切な工程だそうです。 実際にブロックを並べてみると、意外に小さかったり、勉強するにはもう少し大きなサイズが必要だったりしたため、生徒同士で確認・意見を出し合いながら修正を加え、各自がデザイン案を完成させました。 デザインの図面に合わせてブロックを並べてみよう!
こんな天板ができるんだね。 実際はこんな感じなんだね。 良い感じのデザインができたね。 プロジェクト担当者の声 「中川幼稚園のこどもたちが使っていたプロック(木製で温かみがあり、しっかりとした作りのブロック)を廃棄するのはもったいない! 」との思いから、居場所の資材として使えないか、千葉大学の皆さんに相談をしたところ、机の天板という新しい形に生まれ変わらせて、こどもたちの「思い出」を繋ぐというこの企画を考えてくれました。 本当に、感謝しています。 ワークショップでは、10通りの机の天板のデザインができました。 これらのデザインがどのように活かされて設計されていくのか、とても楽しみです。
この取組みは、中高生の居場所、交流の場を作るとともに教育的な意義のある、素晴らしいものであると考えています。 今回もワークショップの中で設計(図面を描く)やモックアップなど、建築の工程を体験することができました。 参加者の中には「建築」に興味がある生徒もおり、キャリアプランに繋がる貴重な体験となったと思います。 今後は、地域の皆さんの協力も得ながら実物の製作に取り組んでいきます。 皆さん、本取組みに対する応援をよろしくお願いいたします。
プロジェクト実施の経緯 平岡交流センターでは、令和6年度から小学生の居場所づくり(平岡元気キッズプロジェクト(HGK))に取り組んできましたが、中高生についても気軽に過ごすことができる居場所の不足と地域コミュニティにおける若者のつながりの希薄化という課題があると考え、令和7年9月に平川中学校の生徒を対象にニーズ調査を実施しました。 その結果、学習スペースとしての利用や居場所としての利用に対する高いニーズが確認され、この場所づくりに関わりたいという生徒も多くいることが判明しました。 これらの結果を受け、平岡交流センターでは中高生のための居場所づくりに取り組んでいます。 今後のスケジュール第3回ワークショップ 施工「DIYしてみよう!
! 」 の予定開催日:令和8年11月28日(土) 時間は未定場 所:袖ケ浦市立平川中学校 完成披露、交流会 令和8年12月を予定