新聞正文
株式会社文藝春秋は、新刊『監督、神になる 池田高校 記憶の衝突』(著:田中仰)を7月29日(水)に刊行します。 甲子園から消えた名門・徳島県立池田高校を題材に、スポーツ総合メディア「NumberWeb」で1100万PVを突破した大人気連載を経て、完全書下ろしでの書籍化です。 7月25日(土)に新宿ケイズシネマにて、刊行を記念した蔦哲一朗氏(映画監督)とのトークイベントが行われるほか、文藝春秋PLUSや新聞・週刊誌等でも複数の紹介が予定されており、今夏の甲子園に向けて大きな注目を集める一冊です。 『監督、神になる 池田高校 記憶の衝突』書影 ■ 「カネはやめられん」昭和の甲子園を支配した“高校野球の神様”は、聖人か、守銭奴か?
甲子園優勝3回、準優勝2回。 「田舎の、部員数が少ない、名物監督が率いる公立校」として80年代の日本を席巻した徳島県立池田高校。 「さわやかイレブン」「やまびこ打線」として知られる池田高校を率いた蔦文也監督は、日本で最も愛された高校野球監督だった。 しかし、池田高校は90年代に入ると甲子園から姿を消し、蔦が人前に現れることもなくなった。 ーー池田高校はなぜ甲子園から消えたのか? ーー蔦文也は本当に英雄だったのか? 蔦の死から25年が経った今、現地を取材すると、「神様」「酒好きの豪傑監督」「野球は知らない人」「金好きな欲望ジジイ」など証言者によって人物像は二転三転する。 《いったい蔦文也とは何者だったのか――?
》蔦の息子をはじめとする親族、袂を分かった池田野球部の元コーチ、蔦の拝金主義を批判する告発文を書いた元球児などへの取材から、池田高校の真実、そして“神様になった監督”の正体に迫るミステリーノンフィクション。
■本書に登場する証言より、一部を抜粋「金の好きな欲望ジジイ」――当時の教え子が綴った未公開投書文「正直言うて、指導力っちゅうのはないね」――川原良正(黄金期を支えたコーチ)「お寺にはようけ寄付しました」――蔦隆司(次男)「野球が大好きな、普通のおじいちゃんなんです」――江上光治(甲子園連覇時の主将)「蔦さんを悪人にはせんといてください」――梶田茂生(86年センバツ優勝投手)◼︎目次序章 白い顔――ある高校教師の死/雨の告別式第1章 発端――元教え子の告発文/炎上した連載記事第2章 写真の青年――特攻隊で2度の出撃命令/「父を変えたのは戦争」第3章 田舎の奇跡――酒に溺れた若き日/「神様になった」甲子園優勝第4章 甲子園と金――年間4500万円の寄付金/私財を投じた寮建設第5章 英雄の異変――決別した元コーチ/生徒に迫った“恐怖の踏み絵”第6章 告発の行方――告発文を書いた元球児/「講演行ったら50万じゃ」第7章 反論――食い違う証言/2棟のマンション建設第8章 一つの答え――生徒との“心の溝”/監督勇退の真相第9章 神様――「ダメなジジイ」の成長/屋根裏部屋の聖書終章 あの日の記憶――娘との熊本旅行/最期の肉うどん◼︎刊行記念再上映イベントも決定!
本書の刊行を記念して、蔦文也監督の孫で映画監督の蔦哲一朗氏によるドキュメンタリー映画「蔦監督―高校野球を変えた男の真実―」の特別再上映が1週間限定で開催されます。 初日となる7月25日(土)の上映後には、著者の田中氏と蔦哲一朗氏が登壇しトークイベントも行いますので、この機会をお見逃しなく! イベント詳細期間 2026/7/25(土)~7/31(金)場所 新宿ケイズシネマ詳細 https://www.ks-cinema.com/movie/tsuta02/◼︎著者プロフィール田中仰(たなか・あおぐ)1992年生まれ、千葉県出身。 2014年上智大学卒業後、ソニー・ミュージック(SME)に入社し1カ月で退職。
のち編集プロダクション「KWC」を経て、2021年から文藝春秋「NumberWeb」編集部に所属。 高校野球のほかNPB、MLBなどスポーツ関連のルポやノンフィクションを多数執筆する。 本書が長編ノンフィクションデビュー作となる。 ◼︎書誌情報書名:『監督、神になる 池田高校 記憶の衝突』著者:田中仰判型:四六判並製カバー装ページ数:272ページ発売日:2026年7月29日定価・価格:紙版・2,090円(税込) 電子版・2,000円(税込) 出版社:株式会社 文藝春秋ISBN:978-4-16-392129-7書誌URL:https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163921297