すべての企業をウェルビーイング企業にアップグレードすることを目指す、株式会社PHONE APPLI(本社:東京都港区、代表取締役社長:大林 春彦)は、2026年6月30日、社内で「誰に相談すればよいのか」「誰と働けば成果につながるのか」「このテーマに適した協働相手は誰か」といった、人と人との関係性を起点とした意思決定に多くの時間が費やされている課題に対し、人と組織の情報資産をAIエージェントから活用可能にする新技術「PHONE APPLI MCP」のプレビュー版を公開しました。 なお、本技術は2026年7月中旬頃より顧客提供開始を予定しており、既存のお客様へは順次ご利用案内を進めてまいります。 人的資本データをAIで活かし、最適な協働を導き出す——Copilot時代の“人と組織の情報基盤“へ。 当社が提供するコミュニケーションポータル「PHONE APPLI PEOPLE」(以下、PA PEOPLE)に蓄積された電話帳、部署情報、プロフィール情報といったデータは、企業独自の「人的資本データ」といえます。本技術はそれらをAIが直接活用できる形にすることで、検索操作に依存しない新しい情報活用体験を提供します。 PA PEOPLEのMCP対応により、Microsoft 365 Copilot などのAIエージェントと連携することで、ユーザーは検索操作やAPI仕様を意識することなく、自然言語で「目的の人を探す」ことが可能になります。 これにより、担当者の特定から会議設定、メール文案作成など、一連の業務が効率化され、個人と組織の生産性向上の支援を目指します。 MCP対応の背景 生成AIやAIエージェントの活用が進み、企業内の情報資産を自然言語で活用したいというニーズが高まるなか、MCP(Model Context Protocol)は、AIエージェントが企業内データや各種ツールと安全に連携するための共通規格として注目されています。 特に、Microsoft 365 Copilot のようなAIエージェントの普及により、「人と組織の情報をAIがどう扱うか」が企業の競争力を左右する要素になりつつあります。 一方で、企業内においては「適切な担当者を探す」ために、画面を開き、条件検索を行い、複数の情報を確認する必要があり、多くの時間が費やされています。 当社のPA PEOPLEには、社内電話帳、部署情報、プロフィール情報など、人と組織に関する情報が統合的に蓄積されており、これらは企業独自の人的資本データとして活用できます。しかし従来は、これらの情報を活用するにはユーザー自身の検索操作や、開発者によるAPI活用が前提となっていました。 そこで、AIエージェントがこれらの情報に直接アクセスし、「誰に相談するべきか」を判断できる基盤として、PHONE APPLI MCPを開発しました。 PHONE APPLI MCPの特徴 (1)人的資本データを活用し、「最適な協働相手を導き出す」手間を軽減 PHONE APPLI MCPは、PA PEOPLEに蓄積された、社内電話帳、部署情報、プロフィール情報などの人的資本データを、AIエージェントが直接参照・活用できるようにする技術です。企業独自の人と組織の情報をAIで活かせる点が、本技術の中核となります。現時点のプレビュー版では、こうした情報の読み取り機能を提供しています。 これにより、従来のように「条件検索で人を探す」のではなく、「誰とどのように協働すべきか」という関係性の設計そのものをAIが支援することが可能になります。 例えば、 ・この新規事業開発の相談をするのに適任なプロジェクトメンバーを教えて ・この顧客問い合わせに詳しい担当者を探して、確認依頼メールの文案を作って ・このテーマの検討に適したメンバーを教えて、あわせて進め方の案も作成して といった依頼に対して、AIエージェントが適切な人物を特定し、その後の業務まで支援します。 (2)Microsoft 365 Copilot などのAIエージェントとの連携を前提とした利用環境 PHONE APPLI MCPは、Microsoft 365 Copilot をはじめとするAIエージェントとの連携を前提にした環境下で作業効率を向上させることが可能です。ユーザーは自然言語で依頼するだけで、PA PEOPLEに蓄積された人や組織の情報へアクセスでき、より直感的な情報活用が可能になります。 (3)複数の業務システムと連携し、AIによる業務支援の高度化へ PHONE APPLI MCPは、今後、PA PEOPLE単体の情報活用に限らず、様々な業務システムやデータと連携することで、AIエージェントがより高度な業務支援を行う環境の実現を目指します。人と組織の情報を起点