7月6日(月)大津市立膳所小学校 5年生 (京阪石山坂本線「中ノ庄」駅) 1・2時間目(8:35~10:10)/3・4時間目(10:30~12:05) 大阪経済大学(学長:山本俊一郎/所在:大阪市東淀川区)は、人間科学部・若吉浩二教授が安全水泳「“大の字”泳法」の実技指導を、7月6日(月)に大津市立膳所小学校で行います。 ■子どもの泳力二極化、指導時間の減少、教員の水泳指導への不安。求められる学校水泳の授業とは。 例年、海や川での水難事故が後を絶ちません。学校教育で水泳は「生命にかかわる学習」とされていますが、今、学校水泳は大きな転換点にあります。スイミング経験の有無による泳力の二極化と意欲の格差、教員の水泳指導不安、猛暑による指導時間の減少など多くの課題を抱えており、一斉指導で子どもたちに泳法を習得させることが難しくなっています。 オリンピック水球日本代表の若吉教授は、泳げない子どもが「できる」を実感できること、泳げる子どもも「学び続けられる」ことが学校水泳に必要と考え、泳力差があってもクラス全員が一緒に学べる安全水泳プログラム「“大の字”泳法」を開発しました。 ■泳げない子どもが「できる」を実感!小学校で若吉教授が誰一人取り残さない水泳授業を実践 学校水泳は、水中で浮く、呼吸する、進むなど、水に親しみ、身を守る方法や知識を身に付ける指導が期待されています。この夏、若吉教授は大阪・滋賀・和歌山を回り、小学生や教員へ安全水泳プログラムの指導にあたります。 若吉教授が開発・普及活動を行う「“大の字”泳法」プログラムでは、最初に“大の字浮き”を習得します。これは水難事故にあった時に最も重要な「体力を消耗せず(慌てず)、安全な場所に移動し、浮いて待つ(助けを待つ)」ための基本姿勢です。しかし、とっさに“大の字浮き”をするには慣れや訓練が必要です。 今回、膳所小学校の授業では、5年生を対象にペットボトルやビート板素材の浮力体を使った水泳補助具「フラットヘルパー」を使用します。 「フラットヘルパー」は、ネット素材の補助パンツの両側ポケットに、空気の入ったペットボトルなどの浮力体を入れることで、沈みがちな下半身の浮力を補い、体を浮きやすくします。泳げない子どもも、これを装着すれば容易に“浮く”感覚を身に付けることができます。その後、浮く、沈む(潜る)、バタ足で進むなどを実践しながら、クラス全員で「“大の字”泳法」の習得を目指します。 また授業では、ペットボトルの空気を自分の体重や泳力に合わせて調節し、“浮く”ためにはどうすればよいか科学的なアプローチも実践。ペットボトルを外して浮力を下げることで、海と湖・川での浮き方の違いも体感します。 大津市立膳所小学校水泳授業 概要 ■日時:2026年7月6日(月)8:35~12:05 ■場所:大津市立膳所小学校(住所:滋賀県大津市中庄二丁目8-37) ■指導者:大阪経済大学 人間科学部人間科学科 教授 若吉浩二 ■内容:思考力・判断力を養う水泳授業(環境教育+安全水泳+泳法習得) 安全確保につながる「“大の字”泳法」の習得。 ■受講者:5年生4クラス約115名 ●1・2時間目 5-3、5-4(57人) ●3・4時間目 5-1、5-2(58人) ■指導補助:大津市立膳所小学校 教諭4名(各回2名) ≪若吉浩二 プロフィール≫ https://webj8.osaka-ue.ac.jp/ouehp/KgApp?resId=S000178 大阪経済大学 人間科学部人間科学科 教授。 水泳の研究・現場・競技を知る専門家として学校水泳を科学で変える研究を進めています。 教授は1984年ロサンゼルスオリンピック・水球競技に選手として出場。その後も競技・研究の両面から水泳に関わり、日本水泳連盟医科学委員会・科学委員会として20年以上活動。 水泳初心者からオリンピック選手まで、幅広い層を対象とした研究と指導を続ける中で、「できない子どもが取り残される学校水泳」の課題に着目し、初心者でも「浮ける・進める」を実感できる水泳教育を目指し、初心者指導の効率を高め、学校現場の課題解決に取り組み誰もが泳げる社会――「国民皆泳」の実現を目指しています。 ■参考:学校水泳プロジェクト https://gclab.jp/school/ 「“大の字”泳法」について ■プログラム内容 ①安全水泳(水難事故対策) ・水難事故から身を守る安全水泳の基本技能を習得します。 ・『浮いて待て』の訓練を行います。「“大の字”泳法」の基本は〝大の字浮き〟です。この姿勢は、水への感覚づくりに大変有効であることが分かりました。 ・この姿勢を咄嗟にできるようになるには慣れや訓練が必要です。また、この大の字浮きから、安全水泳のための泳法習得に取り組みます。 ・