NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社(社長:堀切智)は、NXグローバルイノベーション投資事業有限責任組合の案件として、受発注領域のプロセスを最適化するプラットフォーム「RECERQA」を開発・提供する株式会社リチェルカ(代表取締役CEO:梅田祥太朗 以下、リチェルカ社)へ出資し、6月25日(木)に資本業務提携契約を締結いたしました。 ■ リチェルカ社概要 リチェルカ社は、受発注をはじめとするサプライチェーン領域における非効率な業務プロセスを、AIの力で変革するスタートアップです。同社が提供する「RECERQA」は、従来の記録・管理中心の基幹システム(ERP)とは異なり、AIがデータを理解し、業務判断や実行までを自律的に支援する「次世代基幹システム(Agentic ERP)」として開発されました。フォーマットが異なる多様な帳票のデータ化から、業務ルールの構造化、既存システムとの連携までを一体的に実現し、企業の業務効率化と高度化を支援しています。 ■ 出資の背景と目的 企業間の受発注業務においては、紙やPDFなどの形式の異なる帳票が多く使用されており、データ入力や照合作業など属人的な業務が残されています。加えて、ERPの保守・運用を担う人財不足やシステムの老朽化も進んでおり、業務改革の必要性が高まっています。 リチェルカ社は、こうした課題に対し、受発注業務を中心としたサプライチェーン領域のデジタル化・自動化を実現する「RECERQA」を提供しています。同システムの活用により、既存ERPと連携しながら段階的な移行をし、業務を停止することなく、仕入・在庫・販売等の領域から順次最適化を進めることが可能となります。 NXグループは、リチェルカ社のAI技術を活用することでNXグループにおける受発注プロセスの効率化・高度化を推進し、新たなサプライチェーン運営の実現を目指します。また、長期ビジョン「グローバル市場で存在感を持つロジスティクスカンパニー」の実現に向け、企業価値の向上と社会課題の解決に取り組んでいます。 ■ 取り組み内容 1.NXグループ内の業務効率化・DX推進 リチェルカ社のAI技術を活用し、NXグループ内における非定型業務の自動化をするとともに、受発注関連業務の効率化を推進します。さらに、物流領域に特化した新たなAIエージェントの共同開発に取り組みます。 2.物流ソリューションの高度化・サプライチェーン価値向上 リチェルカ社の技術とNXグループのネットワークを組み合わせることで、在庫可視化や輸送ネットワーク最適化など、より高度な物流ソリューションを提案し、サプライチェーン全体の価値向上に貢献します。 NXグループは、今後も国内外のスタートアップ企業との事業共創を通じて社会課題の解決に取り組み、サプライチェーン全体の高度化と、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。 ■ 出資先概要 会社名 : 株式会社リチェルカ 本社所在地 : 東京都港区芝浦4-11-17 中野スプリングビル6階 設立年月日 : 2022年4月8日 代表者 : 代表取締役CEO 梅田 祥太朗 事業内容 : 受発注領域を最適化するAgentic ERP「RECERQA」の開発・提供 ホームページ : https://recerqa.com/ ■ 代表者コメント 株式会社リチェルカ 代表取締役CEO 梅田 祥太朗氏 「受発注を起点とするサプライチェーンには、AIで解くべき本質的な課題が、いまだ手つかずのまま大量に残されています。これを実際に解き切るには、優れた技術と、それを大規模に社会実装できる事業基盤の両方が欠かせません。NXグループに、その両輪を共に回せるパートナーとなっていただきました。 今回の提携を、私たちは『出資』ではなく『共創の起点』と捉えています。リチェルカのAIと、NXグループの現場・ネットワークを掛け合わせ、物流とサプライチェーンの新たな標準を両社でつくり上げる。『グローバル市場で存在感を持つロジスティクスカンパニー』というNXグループのビジョンに対し、リチェルカはその実現に不可欠なエンジンとして応えていきます。 世界の受発注を変える挑戦を、両社で確実に進めてまいります。」 NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社 コーポレートベンチャリング部長 青 浩司 「サプライチェーン領域においてデジタル化が希求される中、未だ残るアナログな受発注業務をAIで自動化・最適化するリチェルカ社の仕組みは、今後ますます重要になると考えています。単なるAI-OCRの提供に留まらず、AIエージェントが自律的に業務を支援する『Agentic ERP』という革新的なソリューションが、既存のシステムが抱える課題を解決する可能性を感じています。 N