企業のイノベーション支援を手掛けるナインシグマ・ホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:諏訪 暁彦、以下「ナインシグマ」)は、技術・商材の事業化支援AIサービス「AKCELI(アクセリ)」において、新機能「事業アイデア(β版)」の提供を2026年6月29日より開始いたします。 これまでAKCELIは、自社技術を起点に用途を探す“シーズ起点”のアイデア創出を中心に提供してきました。今回追加する「事業アイデア」は、目指す未来像や解決したい顧客ニーズを起点とする“ニーズ起点”の機能です。シーズとニーズの両面から検討できるようになることで、自社技術の延長にとどまらない、より発散性の高いアイディエーションが可能になります。なお本機能は、先週リリースした新機能「スペック調査」(6月22日)に続く、2週連続での新機能リリースとなります。 詳細は、本サービスのウェブサイト(https://www.ninesigma.com/jp/service/akceli/)をご覧ください。 ■ 開発の背景:シーズ起点だけでは届かない事業機会がある 自社技術(シーズ)を起点とする発想は、強みを確実に活かせる一方で、アイデアが技術の延長線上に偏りやすいという側面があります。社会や顧客が本当に求めているニーズから発想すれば、技術起点では見えなかった事業機会に手が届きますが、“ニーズ起点”の発想には、信頼できる実際のニーズデータをどう得るか、アイデアの発想・検討・ピボットのサイクルをいかに高速で回すか、という難しさが伴います。 「事業アイデア」は、この二つの課題を解決します。提案されるニーズには、ナインシグマのオープンイノベーション・コミュニティであるOIカウンシルで得られた実際の人のニーズデータを反映。さらに、AIの力によってニーズ起点アイディエーションのサイクルを高速で回すことを可能としています。 ■ 「事業アイデア(β版)」とは:ニーズ起点で新規事業を発想する 「事業アイデア(β版)」は、抽象度の高いキーワード(目指す未来像や解決したいニーズなど)を起点に、関連する顧客ニーズを提案し、そのニーズをもとに新規事業アイデアを生成する“ニーズ起点”のアイディエーション機能です。 利用の流れはシンプルです。まず、目指す未来像や解決したいニーズといった抽象度の高いキーワードを入力すると、それに関連する「ターゲット顧客・顧客ニーズ」の候補が提案されます。深掘りしたいニーズを選ぶと、そのニーズに紐づく新規事業アイデアが生成されます。抽象的なテーマから具体的な事業アイデアまでを、一連の流れの中で形にしていくことができます。 ■ シーズ起点とニーズ起点、両面で考える シーズ起点とニーズ起点には、それぞれ得意と不得意があります。従来の用途探索のような“シーズ起点”は、自社技術を確実に活かしたアイデアを出せる一方で、発想の枠が自社技術の範囲に狭まりがちです。逆に“ニーズ起点”は、発想の枠を大きく広げられる一方で、生まれたアイデアに自社のアセットが届かない可能性もあります。見方を変えれば、両者は失敗の仕方が異なります。シーズ起点のみでは「実現できても求められない」アイデアに、ニーズ起点のみでは「求められても自社では実現しきれない」アイデアに偏りがちです。両面から検討すれば、互いの死角を補い合い、自社が実現でき、かつ確かな需要がある—その重なりに当たりをつけやすくなります。 さらに、ニーズ起点で発想の幅を大きく広げ(発散)、シーズ起点で自社の強みに引き戻して具体化する(収束)という、振れ幅のある検討を一連の流れの中で行えます。これにより、自社技術の延長にとどまる発想や、実現性を欠いた構想倒れといった両極を避けながら、発散性・実現性のバランスを取って新規事業を検討できるようになります。 ■ 「事業アイデア(β版)」の主な特長 実際の顧客ニーズデータを反映:ナインシグマのOIカウンシルで得られた実際の人のニーズデータをもとに、ターゲット顧客とニーズを提案 抽象から具体への橋渡し:抽象的な未来像やキーワードからでも、具体化のステップを挟んで新規事業アイデアを生成可能 検討サイクルを加速する関連機能:個別アイデアからのビジネスモデルキャンバス生成、アイデアのピボット機能を搭載 ■ 今後の展開:構想から事業化までをシームレスに支援するプラットフォームへ ナインシグマは、新規事業創出AIツール「AKCELI」を、テーマ立案から事業コンセプトのブラッシュアップ、ソリューション開発、顧客探索に至るまで、事業化に向けた一連のプロセスを加速させるプラットフォームへと進化させていきます。今回の「事業アイデア」の追加により、シーズ起点とニーズ起点の双方からアイディエーションを行える