Hajimari株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:木村直人) は、当社が運営するフリーランスエンジニア向け案件プラットフォーム「フリーランスジョブ(FJ)」の案件データ52,760件を分析し、フリーランスエンジニアの月額単価分布を初めて公開しました。月額単価の中央値は67.5万円、最も案件が集中する単価帯は60〜70万円(28.1%)で、月額100万円を超える案件は全体の5.5%にとどまることがわかりました。 調査結果のポイント 中央値は67.5万円。平均(70.9万円)より約3万円低く、高単価案件が平均を押し上げている 60〜70万円帯が最多で28.1%(14,837件)。2位の70〜80万円帯(22.2%)を約6ポイント上回る 50〜70万円帯に全体の43.3%が集中。フリーランスIT案件の約半数がこの水準 上位10%の壁は月95万円(P90)。P75=80万円、P95=110万円 月収100万円超は全体の8.7%(4,583件)。うち110万円以上は5.5%(2,884件) 調査の背景 フリーランスエンジニアの「実際の単価」は、これまで公開データが乏しく、求職者・発注者の双方にとって相場の把握が難しい領域でした。Hajimariは自社プラットフォームに蓄積された案件データを集計・分析し、単価分布の実態を可視化することで、市場の透明性向上に貢献することを目的に本調査を実施しました。 調査結果 1. 中央値は67.5万円——平均より約3万円低い「実態値」 「フリーランスジョブ(FJ)」に登録された231,244件の案件データから、同一タイトルによる重複を除去した52,760件を対象に月額単価の分布を集計しました。その結果、中央値は67.5万円、平均は70.9万円でした。 主要パーセンタイルは以下のとおりです。 パーセンタイル 月額単価 意味 P10(下位10%) 50万円 全案件の10%はこれ以下 P25(下位25%) 60万円 全案件の25%はこれ以下 P50(中央値) 67.5万円 全案件のちょうど中央 P75(上位25%) 80万円 ここを超えると上位25% P90(上位10%) 95万円 上位10%の壁 P95(上位5%) 110万円 ここを超えると上位5% 平均 70.9万円 高単価案件が引き上げた値 中央値67.5万円に対し平均は70.9万円と約3万円高くなっています。これは100万円超の高単価案件が平均を押し上げているためであり、「典型的なフリーランスエンジニアの単価」をより正確に示す指標としては中央値が適切といえます。 2. 60〜70万円帯に28%が集中——50〜70万円で全体の43% 月額単価を10万円刻みに集計すると、60〜70万円帯が最多となりました。 月額単価帯 件数 構成比 20〜50万円 4,699件 8.9% 50〜60万円 8,004件 15.2% 60〜70万円 14,837件 28.1%(最多) 70〜80万円 11,695件 22.2% 80〜90万円 5,911件 11.2% 90〜100万円 3,031件 5.7% 100〜110万円 1,699件 3.2% 110万円以上 2,884件 5.5% 60〜70万円帯の28.1%は2位の70〜80万円帯(22.2%)を約6ポイント上回り、市場の「最頻値帯」として突出しています。50〜70万円の2帯(22,841件)だけで全体の43.3%を占め、フリーランスIT案件の約半数がこの水準に集中していることが示されました。 3. 上位10%の壁は月95万円 累積分布からは、単価水準ごとに「上位何%に相当するか」を読み取ることができます。月額80万円を超えると上位25%、95万円を超えると上位10%、110万円を超えると上位5%に入ります。 月額100万円以上の案件は4,583件(8.7%)で、フリーランス市場でよくいわれる「月収100万円」は上位約9%に相当することが数字で示されました。 コメント フリーランスジョブ 事業責任者 亀田 壮司 本調査により、5万件以上のデータから抽出したフリーランスエンジニアの単価実態が明らかになりました。 注目すべきは、中央値67.5万円に対して平均が約3万円高い70.9万円となっている点です。 これは一部の高単価案件が平均を押し上げているためで、「典型的なフリーランスエンジニアの姿」を捉えるには中央値を見るのが適切です。 実際、案件の約半数(43%)は50~70万円帯に集中しており、ここが市場のボリュームゾーンといえるでしょう。 一方で、95万円を超えるのは上位10%、100万円超は8.7%と、高単価層は限られた領域であることも明らかになりました。 このような構成は、フリーランス市場が一部の高単価層