Embloom株式会社(本社:東京都渋谷区/代表取締役:中河原圭太)は、外国人材の在留資格申請にかかわる書類審査をAIで支えるサービス「Embloom(エンブルーム)」について、本日、実用化に向けて一緒に検証いただける実証パートナー(外国人材を受け入れる企業・行政書士事務所など)の募集を開始しました。 担当者が1件あたり数時間をかけ、何種類もの書類を一枚ずつ照らし合わせてきた確認作業を、AIが支える。確認の負担を軽くし、受け入れる側が一人ひとりの挑戦と向き合う余裕を取り戻すことを目指します。 ■背景 外国人材の受け入れをめぐる状況は、いま大きな転換点を迎えています。 受け入れの拡大:日本で働く外国人は257万人で過去最多を更新し、前年から約27万人(11.7%)増加しました(厚生労働省「外国人雇用状況」の届出状況まとめ・令和7年10月末時点/2026年1月公表)。なかでも技術・人文知識・国際業務などが含まれる「専門的・技術的分野の在留資格」は86万人超と最も多く、前年比でも20.4%と大きく伸びています。受け入れる企業が増えるほど、申請書類を確認する業務もまた増え続けています。 厳格化する在留管理:在留資格の取消件数は1,446件と過去最多を更新し、前年から22.1%増加しました(出入国在留管理庁「令和7年の在留資格取消件数について」2026年3月公表)。受け入れる側には、申請の入口での書類確認の正確さが、これまで以上に問われています。 AI技術の成熟:書類の照合や整合性の確認といった、これまで人手に頼ってきた作業を、AIで支援できる水準に達しつつあります。 一方で、申請書類の確認はいまも目視が中心です。担当者は何種類もの書類を一枚ずつ照らし合わせ、1件に数時間をかけることもあります。 偽造の多くは、本物のどこか一部だけを書き換えてつくられ、書類のあいだに生じるわずかな矛盾は、経験を積んだ担当者でも見落としかねません。実際に、職歴を偽装した内容の申請書を提出して在留期間更新の許可を受けた事例や、存在しない会社を勤務先とした申請書を提出して在留資格認定証明書(COE)の交付を受けた事例が、出入国在留管理庁から公表されています。 そして残高の水増し、学歴の偽り、身分証の不一致。その一度の見逃しが、申請の不許可や、受け入れる側の信用にかかわる重い結果につながりかねません。担当者の負担、判断の属人化、巧妙化する偽造への対応といった、構造的な課題が残されています。 ■ サービス概要 「Embloom」は、複数の書類を突き合わせて矛盾や食い違いを見つけ、偽造の可能性をアラートし、提出できる状態に整えます。これまで担当者が目で追っていた確認を、AIで支える検証ツールです。気づきは「確認をおすすめします」という形で提示し、AIが結論を断定することはありません。 最終的な判断は、これまでどおり担当者が行います。Embloomが引き受けるのは、その手前の確認作業です。担当者の負担を軽くするだけでなく、担当者によって見るポイントがばらつかないよう確認の基準をそろえることで、業務の標準化と審査の質の安定を同時に目指します。また、取り扱う個人情報を外部に出さない設計思想で開発を進めています。 Embloomが検証する主なポイント(開発中) 書類間の整合性(氏名・生年月日・在留情報などの食い違いの照合) 数値の整合(残高証明などの計算の確認) 画質・読み取り(判読しにくい箇所の検出) 書類の不足・体裁 偽造が疑われる箇所のアラート ※いずれも、最終的な判断は担当者が行う前提で、「確認のおすすめ」として提示します。 まずは技術・人文知識・国際業務(技人国)などの就労ビザ書類を初期の対象として提供を始め、将来的には、留学をはじめとする在留資格全般へと対象を広げていく予定です。現在は開発・実証を進めており、近日提供開始を予定しています。 ■創業の背景 Embloom株式会社は、2025年7月に設立されました。代表の中河原圭太は、Amazon等でのプロダクト開発を経て、自身の留学経験を原点に「国境を越えて挑戦できる社会をつくりたい」という想いから起業しました。現場へのヒアリングを重ねるなかで、挑戦する人を「受け入れる側」の業務がすでにひっ迫しているという、構造的な課題に直面します。その負担の中心にあったのが、目視と手作業に頼る書類審査でした。ここを軽くすることが、結果として「挑戦したい人」を迎え入れる門を広げることにつながる。そう考えて、現在の事業に行き着きました。 Embloomは「国境を越えて挑戦するすべての人の、信頼のインフラ」を掲げ、まずは書類審査の現場に寄り添うところから始めます。 ■実証パートナー募集 現在、サービスの実用化に向けて、一緒に検証いただ