プラスチック材質判別装置「ぷらしるTAct™」。対象物を判別部にかざすだけで、1秒以下で材質を判別します。 プラスチック材質判別装置「ぷらしる」や発泡スチロール減容機など、リサイクル関連機器を製造・販売する株式会社 山本製作所(本社:山形県天童市、代表取締役:山本丈実)は、プラスチックリサイクルの現場が抱える分別作業の課題を解決する新製品「ぷらしるTAct™」を販売。1秒以下・非接触で材質を判別することで、プラスチック分別作業の効率化と再資源化の後押しを目指しています。 プラスチックリサイクル現場の現状 プラスチックのリサイクルを進めるうえで、現場の大きな課題のひとつが「材質の見分けにくさ」です。一見同じように見えるプラスチックでも、実際にはポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリスチレン(PS)、PET、塩化ビニル(PVC)など、さまざまな材質があります。そして、これらを正しく分別できなければ、再資源化することができません。 従来、プラスチックの材質判別では、手ざわりや弾力、燃え方、臭いなど、作業者の経験則に頼る場面もありました。また、プラスチックを炙って臭いを確認するような方法には、安全面での課題もあります。 見た目だけでは材質の判別が難しいプラスチック炙って臭いを確認するなど、従来の判別方法には安全面の課題もある 材質を「判別できる」だけではなく、分別作業の流れに組み込めることが課題 山本製作所では、これまでハンディタイプのプラスチック材質判別装置「ぷらしる」を販売してきました。「ぷらしる」は、作業者の経験に頼りがちだった材質判別業務を、誰でも簡単に同じ基準で行えるようにする装置として、産廃処理業者やリサイクル業者を中心に全国で300台以上導入されています。 一方、現場での活用が進む中で、材質を「判別できる」ことに加え、一定量のプラスチックをストレスなくスムーズに分別できることの重要性も見えてきました。 リサイクル現場では、大量のプラスチックを扱う場面もあります。そのため、「判別に時間がかかる」「機器を持つことで手がふさがる」「対象物にセンサを接触させる必要がある」といった課題があると、実際の分別作業に組み込みにくい場合がありました。 ハンディタイプのプラスチック材質判別装置「ぷらしる」据置型・非接触判別の新製品「ぷらしるTAct™」 判別時間1秒以下・非接触。プラ分別作業をより速く・スムーズに こうした現場課題を踏まえて開発されたのが、据置型のプラスチック材質判別装置「ぷらしるTAct™」です。 「ぷらしるTAct™」は、対象物を判別部にかざすだけで、1秒以下でプラスチックの材質を判別できます。機器を持つ必要がない据置型のため、作業者は両手を使いながら分別作業を進めることができます。 また、対象物に当たって返ってくる反射光と、対象物を通り抜ける透過光を同時に測定することで、透明物や凹凸のある対象物にも対応しやすい設計としました。 判別結果は、材質名だけでなく、数字・アルファベット・色など、現場の運用に合わせた表示に設定できます。たとえば「赤色で表示されたものは赤色のコンテナへ入れる」といった運用にすることで、作業者の経験や知識に頼りすぎず、誰でも迷わず分別しやすくなります。 対象物を判別部にかざすだけで、1秒以下でプラスチックの材質を判別反射光と透過光を同時に測定し、透明物や凹凸物にも対応しやすい仕様 「ぷらしるTAct™」の主な特長 1. 対象物をかざすだけ、1秒以下の材質判別 対象物を判別部に近づけるだけで自動判別します。判別のたびにボタン操作を行う必要がなく、作業の流れを止めにくいため、大量のプラスチックを扱う現場でもスムーズに分別できます。 2. 据置型で手がふさがらない 機器を持ち続ける必要がない据置型です。両手を使いながら対象物を扱えるため、分別作業に組み込みやすい構造です。 3. 透明なものや、形が複雑なものも判別しやすい リサイクル現場に集まるプラスチックは、透明なものや、凹凸のあるもの、センサを当てにくい形状のものもあります。「ぷらしるTAct™」は、対象物を判別部にかざすだけで非接触で判別でき、さらに反射光と透過光を同時に測定することで、こうした対象物も判別しやすい設計としました。 4. 汎用プラスチック8種類に対応 PE、PP、PVC、PS、ABS、PET、PC、PMMAの8種類を判別できます。国内で生産されるプラスチックの約80%をカバーする材質構成で、リサイクル現場で扱われやすい材質を、速く、迷わず分別できるよう最適化しています。 ※経済産業省 生産動態統計調査 2024年 プラスチック製品統計をもとに当社算出 全国訪問デモに対応。実際の対象物で判別結果を確認できます 「ぷらしるTA