株式会社リコー(社長執行役員:大山 晃、以下「リコー」)と、AI・デジタル技術を軸にコンサルティング事業を展開する株式会社ライズ・コンサルティング・グループ(代表取締役社長:松岡 竜大、以下「ライズ・コンサルティング・グループ」)は、企業の経営課題解決を目的に、AX(AIトランスフォーメーション)(※1)の実現を支援する合弁会社「リコーAIコンサルティング株式会社」を設立しました。 本合弁会社では、リコーグループが有する顧客基盤、顧客接点力、AIの基盤技術およびAIソリューション提供力と、ライズ・コンサルティング・グループの強みであるAI・デジタル領域における戦略立案から実装・活用までのコンサルティング力を融合し、企業に最適なAI導入と定着を一貫して支援します。 設立の背景 近年、多くの企業で生成AI活用への取り組みが進む一方、「どの業務に適用すべきかわからない」「導入しても定着しない」といった課題が顕在化しています。AIを実際の業務変革や成果創出につなげるためには、技術導入だけでなく、構想策定から実装・定着までを一貫して支援することが重要になっています。 リコーはこれまで、AI技術やソリューションの開発・提供を進めるとともに、2025年には企業内に蓄積された暗黙知や非構造化データを活用するAI技術基盤「Hi.DEEN」(※2)を発表しました。一方、ライズ・コンサルティング・グループは、AI・デジタル領域において、戦略立案から実装・業務定着までを一貫して支援するとともに、現場に深く入り込み伴走するコンサルティング力を強みとしています。 両社はそれぞれの強みを組み合わせることで、AIの価値を実際の業務成果へと着実につなげ、より実効性の高いAX支援を実現できると判断し、合弁会社を設立しました。これにより、企業内のデータ活用を軸に、生成AIを「導入するだけでなく使いこなす」ための伴走型支援を強化していきます。 取り組み・提供サービスについて リコーAIコンサルティング株式会社では、お客様の経営課題や業務課題の整理から着手し、AIを活用した価値創出シナリオや将来像の策定を支援します。 その上で、単なるPoC(概念実証)にとどまらず、成果につながるKPI設計や業務プロセス改革、AI活用基盤の構築を支援し、導入後の定着と継続的な改善まで伴走します。また、本番導入フェーズでは、リコーグループのAI技術やソリューションを活用し、導入から運用、定着、展開までを支援します。 これにより、お客様の生産性向上や競争力強化に加え、新たな価値創出や事業変革の実現を目指します。 今後の展望 リコーのAI技術・ソリューションと、ライズ・コンサルティング・グループの戦略策定・実装支援力を組み合わせることで、お客様ごとの課題に応じた最適なAX推進を支援します。 今後は、さまざまな業種・業務での支援を通じてAI活用モデルや知見を蓄積し、再現性の高いサービスとして展開することで、企業の競争力向上と持続的な成長に貢献してまいります。 合弁会社の概要 名称 :リコーAIコンサルティング株式会社 所在地 :東京都大田区中馬込1-3-6 代表者 :代表取締役社長 梅津 良昭 事業内容 :AI活用の構想から実装・定着までを一貫して支援するコンサルティング事業 資本金 :1億円 出資比率 :リコー 80%、ライズ・コンサルティング・グループ 20% 事業開始 :2026年7月(予定) URL :https://ai-consulting.ricoh.com/ リコーAIコンサルティング株式会社 代表取締役社長 梅津 良昭 によるメッセージ 生成AIの加速度的な進化に伴い、企業におけるAI活用は今、大きな転換点を迎えています。これまでの「対話によるアイデア創出(Chatting)」を中心とした活用から、AIエージェントが自律的に業務を遂行する「業務遂行(Operating)」へと、その本質は急速にシフトしています。 AIの適用領域は、RAG(検索拡張生成)を基盤とした高度な設計支援や、コーディングエージェントによる仕様駆動開発、さらにはフィジカル領域でのロボティクス導入など、爆発的に拡大しています。それに伴い、企業のAXにおける複雑性と難易度は飛躍的に高まっています。 本新会社は、この「実装と定着」という極めて高度なフェーズにおける課題を解決するために設立されました。リコーが培ってきた高度なAI技術力と、ライズ・コンサルティング・グループが持つ強力なコンサルティング・実行力を融合。単なる構想や検証に留まることなく、実際の業務現場で確実に機能する「AIの実装と定着」を実現し、お客様の持続的な価値創出に貢献してまいります。 (※1)AX(AIトランスフォーメーション) AIを中核に業