日本語ビジネスレベル以上の高度外国人材が登録をする、外国人のための就職・転職情報サイトNINJA(以下「NINJA」)を運営する 株式会社グローバルパワー(本社:東京都台東区 代表取締役社長 竹内 幸一)は、2025年4月~2026年3月に採用が決定した外国人材の職種別平均年収を分析した結果を公開いたします。 近年、日本では少子高齢化による労働人口減少に加え、AI・DX推進、インバウンド需要回復、海外展開、多言語対応ニーズの高まりを背景に、「語学力のみ」ではなく、「専門性+グローバル対応力」を兼ね備えた人材への需要が拡大しています。 今回の調査では、デジタルマーケティング、機械・ロボット設計、施工管理、ホテル・宿泊サービス、通訳販売など、専門技術領域から国際顧客対応領域まで幅広い分野で外国人材活用が進んでいることが確認されました。また、日本企業における外国人材活用が、単なる人手不足対応から、事業成長やグローバル対応を支える中核人材へ広がっていることが読み取れます。 ◆調査方法 NINJA会員のアクティブユーザーのうち、2025年4月~2026年3月に採用が決定した人材の職種および想定年収を集計しました。なお、調査対象の外国人材は、日本国籍取得者を含む身分地位に基づく在留資格、技術・人文知識・国際業務、留学、特定活動など約8割が高度外国人材、もしくはその予備軍が中心となります。 また、比較データとして、厚生労働省「2025年賃金構造基本統計調査」より、国内大卒初任給、大卒25~29歳、大卒30~34歳、および在留資格区分のうち「専門的・技術的分野(特定技能を除く)」の平均賃金データを使用しております ◆調査目的 今後、日本の人口減少はさらに進み、日本企業では労働力不足だけでなく、海外展開、多言語対応、技術継承などへの対応が重要課題となっています。その中で、日本語能力に加え、専門知識や技術を持つ外国人材の活用は、日本企業の持続的成長において重要性を増しています。 また、日本で働きたい外国人材の現状や、日本企業側の採用ニーズを可視化することで、外国人採用に対する理解を深め、適切な雇用促進につなげることを目的としております。 ◆調査概要および調査結果 1. 新卒未経験(国内外問わず、就業経験がない新卒者)の平均年収について 2025年度の国内大卒初任給平均は、厚生労働省「賃金構造基本統計調査」によると月額262,300円、年収換算で3,147,600円となり、前年比5.6%増となりました。 一方、NINJAを通じて採用が決定した外国人材の新卒未経験者の平均年収は3,412,000円となり、国内大卒初任給平均を上回る結果となりました。 特に、プリセールス、ライフサイエンス、ロボット設計、広告・ブランディング、不動産専門職など、専門知識や高いコミュニケーション能力が求められる領域で高い年収水準が確認されました。 近年、日本企業では新卒採用市場においても人材獲得競争が激化しており、日本語能力に加え、専門性やグローバル対応力を持つ外国人材への投資が進んでいることが読み取れます。 また、新卒未経験領域では、2024年度に31.1%を占めていた「店舗・販売・サービス系」の成約割合が、2025年度は21.9%へ低下しており、販売・接客領域中心だった外国人材採用ニーズが、総合職、営業、IT、建設系などへ広がっている傾向も見られます。 ▼新卒未経験 小分類職種別平均年収データ(PDF)▼ https://drive.google.com/file/d/1SMgi7zuCjdKyni3yJx6enD43HrYK3Sat/view?usp=sharing 2. 経験者の平均年収について 厚生労働省「賃金構造基本統計調査(2025年)」によると、大卒25~29歳の平均年収は3,556,800円(前年比4.4%増)、30~34歳では4,083,600円(前年比4.6%増)となりました。 一方、NINJAを通じて採用が決定した外国人経験者の平均年齢は30.1歳、平均年収は3,630,000円となり、国内大卒25~29歳平均と30~34歳平均の中間水準に位置する結果となりました。 一方、2025年度は販売・通訳販売、ホテル・宿泊サービス、デジタルマーケティング、機械・ロボット設計、施工管理など、事業運営や顧客対応を支える幅広い領域で外国人材活用が広がる傾向も確認されました。 特に、「販売、通訳販売、売場担当、美容部員」は2024年度の3.8%から2025年度は7.5%へ、「ホテル・宿泊サービス」は10.3%から12.6%へ増加しており、インバウンド需要回復や多言語接客ニーズの高まりを背景に、外国人材活用が拡大していることが読み取れます。 また、IT・Webサービス